クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

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マーラーの交響曲第3番   アバド/ベルリン・フィルのライヴ盤

2011年06月20日 03時48分32秒 | 交響曲
出張したり、仕事が立て込んだりで忙しくしておりました。
相変わらず、伊予路は雨が多いのです。梅雨だから当たり前ですが。
今年の梅雨はきちんと雨が降ります。
その雨の中、日曜日には、近所の田んぼで一斉に田植えが行われています。
この日にしておかねばと、苗の育ち具合もあるんでしょうが、雨の中の田植えは大変です。今年も旨い米が食えるとありがたき幸せ・・・・・です。

さて、今日は大曲を。この夏はマーラーの3番をよく聴きます。

■マーラー:交響曲第3番
■演奏:クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィル、ロンドンSO合唱団、バーミンガム市響少年合唱団
■独唱:アンナ・ラーション(A)
■録音:1999年10月1日  ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールでのライヴ録音。

ライブなのにこの巧さ。
ベルリン・フィルというのは何と凄いオーケストラなのだろう。
一糸乱れぬアンサンブル、強力な金管群とやわらかく暖かい響きで魅了する木管群。弦楽セクションの響きは明るく艶やかで,包み込むようなスケール感もあって素晴らしい。
マーラーのこの交響曲は長大なので、だらだらした演奏だと飽きてしまって聴いているうちについウトウトしてしまうのだけれど(それにしても、その居眠りは何と贅沢な時間だろう!)、このアバド盤はオケがメチャクチャ巧いので、個々の奏者のプレイを聴いているだけでも,あっという間に時間が過ぎてしまう。もちろん、トゥッティでの厚みある音響の塊の凄まじさも凄くて、居眠りしていても起こされてしまうのだけれど・・・・・(^^ゞ。ベルリン・フィルは罪なオーケストラであります。

アバドとしてはこの曲2度目の録音。
1970年代の4番交響曲あたりから始められていた全集では、この第3交響曲はウィーン・フィルとのコンビで1980年頃に録られている。あの演奏もスッキリとしなやかなマーラーで、アバドの精悍で精密な特徴がよく出た演奏だったのだけれど、(だから再録音しないだろうなと思っていたのだけれど)、BPOのシェフとして自信満々だったのか、大病のせいなのか、アバドのは20年もたたずして再録音をしたのだった。

録音状態がライブなのに大変良く、まろやかな音が楽しめる。音は左右によく広がり、奥行きも深い。しかも個々の楽器が鮮やかに収録されていて、ホンマに文句なしの録音。

そのせいか、アバドの指揮もまろやかで、細かいところを刺激するような先鋭的なものではなくて、大人の自信、堂々とした王者の風格が出ているような演奏ぶりと思う。
(昔のアバドは、表現意欲満々で、細かいところに随分こだわるような指揮をしていたと思うのだけれど・・・~
多分、オーケストラが優秀で技術にも機動力にもあふれているので、アバドは安心して「オマエら、任せたぞい」とでもいうような感じで指揮しているのだと思う。ちと肩の力が抜けて、アバド持ち前の柔軟な感性と,成熟したテクニックと経験、そんなものがうまく結合して、こういう演奏になっているのだろうと思う。名演奏だなぁと思う。

第1楽章の長丁場が全然だれずに、キリッと引き締まった演奏ぶり。特に金管群の巧さにはあきれるほど。しかも美音。これを聴くと、ちと他のオケは・・・・(以下略)。

第2楽章からは、オケに任せてその自発性を楽しんでいる感じ。
メゾのアンナ・ラーションは上手であります。

後半はベルリン・フィルの弦楽セクションが素晴らしいのであります。
終楽章は、弦楽奏者が束になって分厚い音を作り出しているのに、透明度が最後まで保たれているのには驚嘆します。
凄い演奏でありました。
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4 コメント

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mozartさんもブログで (shibera)
2011-06-20 21:52:29
書かれていましたが、マーラーの交響曲で3番と7番は最初は戸惑うというか、つかみどころがない感じで苦手になるんですよね。でも何年か聴いていくうちにすっかりハマって_で、アバドの新録音、5・6・7・9番は持っていますが、3番は未だに_ブログを読んでますます欲しくなりました。そうです、まずは完璧な技術と美しい音色、それらを余すところなく伝える優秀な録音_精神性ウンウンはずーっと後でいいんです。素晴らしい音楽に浸る幸福感は、やはりクラシックの名曲・名演でしか味わえないものなのでしょう。ではまた。
>shibera 様 (mozart1889)
2011-06-21 04:19:39
おはようございます。コメント感謝です。
アバドのマーラー、ベルリン・フィルとの再録音はすごみがあります。どんどん凄みが増している感じです。聴いていて巧さに圧倒されます。録音も素晴らしいです。もうこれ以上の音はないんじゃないでしょうか。
ウィーン・フィルとの演奏も良かったですし、好きだったんですが・・・いやはやアバドのマーラーはスゴイです。嘆息してます。BPOとの再録音は全部持っておきたいと思っています・・・・・って、shiberaさんも、いずれお買い求めになりますか?・・・・・スゴイ演奏でした。
Unknown (hsm)
2011-06-23 20:36:32
暑くなりましたね。
このコンビでの来日公演も放映されましたね。

最終楽章だったかTpのベルに黒い布を被せて、弱音器にしていましたね。
>hsm 様 (mozart1889)
2011-06-24 05:58:25
いやはや暑くなりました。こちら伊予路は早速猛暑です。コメント感謝です。
マーラーの3番、映像が放送されたんですか。見逃しました。見たかったです・・・・・残念です。
このごろあまりテレビを見ないのでアカンですね。見逃してしまいました・・・・。
終楽章は弱音処理ですか・・・・・そういうのは見ていると面白いですね。だいたいmマーラーの交響曲はベルアップなどの指示が沢山あって、実演では目でも楽しめますしね。

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