モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

紅葉の栗駒山周回・後編(2019年9月28日)

2021年10月06日 | 栗駒山

(本頁は「紅葉の栗駒山周回・前編(2019年9月28日)」の続きです。)


展望岩頭から天馬尾根への下り道も素晴らしい紅葉と展望の連続だった。
向こうには秣岳と須川湖。




鳥海山は霞んでいるが、手前の紅葉の美しさと来たら・・・。






下るにつれ、紅葉の樹種はカエデの仲間が多くなった。
こちらは赤や橙の他に黄色も有った。




だいぶ下って、
背景の山々は左から1397mピーク、モンサンミッシェル峰、秣岳と思われる。



秣岳との鞍部に差し掛かるあたりの紅葉も美しかった。
その付近で更に美しく素敵な方にお会いした。fb友のF子さんだった。
写真を撮らせてもらったので、アップしたいところだが、公の場に長年晒すと
何か予期せぬ形でご迷惑をおかけするかもしれない。ここはグッと堪えることにした。

背景は鬼首カルデラの山なみ。



背景は大崎平野。




タラタラ歩いているうちに、稜線は秋田領になっていた。
振り返ると展望岩頭と栗駒山の重なりが。それよりも手前の笹と紅葉のコントラストが凄い。




行く手には草原と島のような小ピーク。
これは最近、SNS上で『モンサンミッシェル峰』と呼ばれるようになった。







この辺の草原は「しろがね草原」に含めてもいいものかしら。
こんなに綺麗な草原は東北でも珍しいと思う。

草原越しに焼石岳。





草原越しに展望岩頭と栗駒山。右の出っ張りは虚空蔵山(1409m)。




今日はモンサンミッシェル峰の岩場で昼餉とする。




背景の山々は左からハゲ禿、虎毛山、神室連峰など。




背景の山々は左から神室山、泥湯三山(高松岳など)、薄く鳥海山。




秣岳を望む。




今日の昼餉は珍しく家内が握ってくれた梅干しオニギリ二個だった。
景色のせいもあろうが、(T_T) 泣けるほど美味しかった。

次は秣岳に向かう。途中、この山系では唯一、アオモリトドマツの疎林が有る。





秣岳山頂からの眺めはあまり良いとは言えなかった。
山頂から少し先に進み下ると、須川湖がでかく見えるようになる。




秣岳からの急な坂道を下り、鞍部で振り返ると、秣岳はピラミッド形になっていた。




エゾリンドウが咲き残っていた。
稜線上に疎らに有ったリンドウはエゾオヤマリンドウだったが、何故かここだけエゾリンドウだった。

僅かの間だが、気持ちの良いブナ林を下る。

 


須川湖に到着。




須川湖から見ると、秣岳はほとんど紅葉していない。
今回、紅葉していたのは稜線の上と南側の限られた斜面上部だけだったようだ。
それでも素晴らしい紅葉を満喫した一日となった。

9月26日の三ツ石山(こちら)と今日の栗駒山。

何故にこの二山は紅葉が早く美しいのか。その謎はいまだ解明されていない。

以上。




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12 コメント

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モンサンミッシェル峰 (ayasiiojisann)
2020-02-12 16:34:08
モンサンミッシェル峰なんて、けったいな名前が日本の山につけられたのですか。名付けた人は郷土の山に愛着のない人なのですね、日本の大地にそんな名前は似合わないですねえ。
鳥海山もそのうち Mont St.Chokai、モン・サン・チョーカイ、或いはセイント・チョーカイなんて呼ばれるかもしれません。
これでようやく西欧に紹介できる、なんて。
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Unknown (のん)
2020-02-12 19:17:02
今晩は。
素晴らしい紅葉ですね。
機会があったら歩いてみたいです。
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Unknown (モウズイカ)
2020-02-12 19:21:53
>モンサンミッシェル峰
ayasiiojisann様。仰る通りです。『モンサンミシェル峰』の呼び名は二、三年前、facebook上の東北の登山関係のやり取りで知りました。初めは何のことかわからず、検索したら有名な仏蘭西の世界遺産だと知り、 (´π`;)逆に教えてもらいました。私自身は若い世代の感性の賜物だと肯定的に捉えています。
秋田駒ヶ岳の「馬場の小路」は今では「ムーミン谷」、栗駒の「馬糞森」が「展望岩塔」と呼び名を変えつつありますが、「馬糞森」とは(-_-;)あまりにもひどい命名だと思いませんか。
『モンサンミシェル峰』は私の知る範囲では名前の無かったピークです。どうか大目に見てやって下さいませ。
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Unknown (モウズイカ)
2020-02-12 19:34:37
のん様。コメントありがとうございます。
栗駒は紅葉が素晴らしく、毎年秋になると一~三回くらいのペースで行ってます。数多く行った中で、この回の紅葉が(バランス面で)特に佳かったので、リメイク報告とさせて頂きました。
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鳥海山はどうしているかなぁ (迷える羊)
2021-10-06 12:50:07
もう7~8年も前になりますが、H・Nが鳥海山と云う
メル友がいて、登山家でした。モウズイカさんと同郷
だったと思いますが、ろくに歩けもしない人達を登山にいざなってくれました。東京在住でしたが、この山
の紅葉風景を熱く語っていたのを思い出しました。
貴方の写真を見てな~るほどと思いを馳せています。
返信する
迷える羊さんへ。 (モウズイカ)
2021-10-06 13:14:15
コメントありがとうございます。
「鳥海山」と言う御方の栗駒山紅葉への思いはさぞかし熱いものだったろうと思います。
私自身も栗駒の紅葉に魅せられており、毎年、秋には欠かさず訪ねております。
今年は9月29日に行きましたが、須川湖まで行って、悪天候に阻まれ、断念。
10月4日に再度挑戦し、こちらは天候に恵まれましたが、残念ながら山頂部の真っ赤な紅葉は終わっておりました。
高山の紅葉の逃げ足は速いものです。
10月4日分のレポートが仕上がるのは、まだ写真整理中なので、たぶん中旬以降になるものと思われます。
その前に過去の記録をアップしました。
本ページと前編は2020年2月に一度アップしていましたが、
本ブログが始まったばかりの頃なのでご覧になられた方も非常に少なく、
不備も有りましたので、昨日今日、再アップしました。
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Unknown (ミルク)
2021-10-06 15:16:43
こんにちは。
前編から見せていただき、紅葉を堪能させて頂きました。
膝が元気なころに、現在通行止めになっているコースを行き
感動したことが、懐かしいです♪
自力で行ける所は、平地の紅葉ですが・・・
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ミルクさんへ。 (モウズイカ)
2021-10-06 15:29:45
いつもコメントありがとうございます。
今年は行くのが遅くなり、10月4日に行ったら、
山頂部のみごとな紅葉は残念ながら終わっておりました。
そのレポートが出来るまでの繋ぎで、昨日今日、2019年の紅葉をアップ致しました。
この山の紅葉はホントに素晴らしいです。
ただ最近は有名になりすぎたせいか、登山者も多くなりましたね。
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忙しいですね! (ふくろう)
2021-10-06 17:50:39
こんばんは、まーっ贅沢な。
きりたんぽ鍋にお酒もって見たい気分になります。
出来ないですよね・・・
背景に重なる山並みとその色の変化と手前は
錦の色どりは登った方の権利ですね
招待してください。経費全てOKです(笑)
きりたんぽ、ハタハタ、熊鍋付き!(爆笑)
失礼しました💦
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ふくろうさんへ。 (モウズイカ)
2021-10-06 19:52:24
コメントありがとうございます。
こちらから言うことは特にありません。
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