熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

バイク・ユーザー車検~検査本番編

2011-08-27 08:05:47 | ユーザー車検・メンテナンス
まずは、検査場近くのテスター屋で光軸・光量の予備検査を依頼する。この項目が最も不合格になりやすい。


検査場で書類手続きが終わったら、指定された検査ラインに進んでいよいよ検査本番。



まずは、検査官による灯火類やオイル漏れなどの目視検査が行われる。

検査ラインに入ると、スピード検出のタイヤ(前輪or後輪)とヘッドランプ数(一灯式or二灯式)を選択するスイッチボックスがあるので、自分のバイクに合わせ選択ボタンを押す。FJRの場合は後輪と二灯式を選択。


全ての検査は、検査ラインの上部にある電光パネルに表示される指示に従って進めていく。

最初は、フロントブレーキの制動力の検査。
フロントタイヤを回転ローターの真ん中に載せて、フットスイッチを踏み込む。パネルの指示に従ってフロントブレーキレバーを目一杯にぎる。電光パネルに○が表示されれば合格。
検査中、ギアは必ずニュートラル。何かの拍子にクラッチレバーを放して飛び出すと危険。
 

次は、リアブレーキの制動力の検査。
前進して、リアタイヤを回転ローターに載せて、フロントブレーキと同じ要領でフットブレーキペダルを目一杯踏み込む。電光パネルに○が表示されれば合格。

次は、スピードメーターの動作確認。
リアタイヤを回転ローターに載せたままの状態で、フットスイッチを踏み込むと回転ローターが動き出し、スピードメーターが40キロを示すか示さないかのところでフットスイッチを離す。40キロになったことを確認してからでは、タイムラグのため超過し不合格になる恐れがある。電光パネルに○が表示されれば合格。

次は、ヘッドランプの光軸と光量の検査。
ライン横に設置されている鏡で確認しながら、ヘッドランプカバーの前面が白線のところに来るようバイクを進める。
検査はハイビームで、左右交互に行われる。二灯式の場合、片側ずつ紙で目隠しする必要があるので、目隠しの貼り替えを検査官か周りにいるバイクショップの方に依頼するといい。電光パネルに○が表示されれば合格。
なお、このヘッドランプの検査では、幾分アクセルを開いてアイドリング回転数を高めてやるのがポイント。(通常のアイドリング回転では光量不足になる可能性がある)


最後に、排ガス検査。
検査器のプローブをマフラーに差し込み、検査器の表示に従う。検査器に○が表示されれば合格。
 

これら5項目(フロントブレーキ、リアブレーキ、スピードメーター、ヘッドランプ、排ガス)の検査が終了したら、検査記録器に検査票を挿入して検査結果を記録する。検査票には、差し込み方向が印刷されている。


検査ライン出口にある「総合判定」のブースに行き、全ての書類を提出して確認印を貰って検査終了。


書類一式をユーザー車検受付横の窓口に提出して、新しい車検証とナンバープレートに貼り付けるシールを受け取って、めでたくユーザー車検終了。検査場に入って30分ほどで終わる。
 

仮に、検査項目のどれかが不合格になっても、同日ならその項目だけ追加料無しで再検査を受けられる。そのためにも午前中の検査予約が望ましい。

因みに今回要した費用は以下の通り。
・ テスター屋予備検査 1,575円
・ 書類代 20円
・ 検査登録印紙代・重量税印紙代・審査証紙代 合計6,100円
・ 自賠責保険料(24ヶ月) 14,110円
以上合計21,805円

整備編を含めユーザー車検の受け方を簡単に纏めてみたが、日頃、愛車の点検整備をご自分で行っているようなら、ユーザー車検は難しくないと思う。 検査ラインも最初は戸惑うが、事前に見学するなりしてやり方が分かれば、不安も解消する。

ただ、先にも書いた通り、ユーザー車検は自己責任で進めることになるので、整備作業に自信が無ければ、その作業だけショップに依頼するなりしてください。
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