みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『俺たちスーパーマジシャン』観ました。

2016-01-25 16:00:00 | 洋画
2013年:米ワーナー。 監督:ドン・スカーディーノ。 WOWOWからの録画。
”マジックもの”と知って観る気になりました。なかなか楽しめるコメディ映画でした。

 
母親からバートへ誕生日プレゼント。        手品のお陰でアントンと親友になる。

いじめられっ子だったバート。母親は生活のため忙しく、子どもの面倒まで手が回らない。
しかし誕生日のプレゼントに贈られた「手品セット」が彼の人生を大きく変えてゆく。
覚えたての手品をクラスメートに披露。大感激してくれたアントンと生涯の親友となる。

 
後年マジシャンのコンビを組む二人。        女性を連れ込んでは超特大ベッドを自慢する。

長じて彼らは二人組の超人気マジシャンとなる。芸名は”バート&アントン”。
もちろん収入も凄い。高級ホテルを住まいとして、贅沢三昧の生活をエンジョイ。
連れ込んだ女性に特注の超特大ベッドを見せ驚かせては悦に入るバート。
しかしこの世界も競争が激しい。
油断しているとアッという間に”過去の人”になってしまうのだ。

 
火の玉を操る新人、スティーヴ(左端)。      燃える石炭の上で夜通し寝てみせる荒技。

最近のし上がってきた新人マジシャン、スティーヴ・グレイ。
彼のマジックは人の度胆を抜くような過激な芸風で、路上でのパフォーマンスを
ネットTV中継するというやり方で、ぐんぐん人気・知名度を上げている。

 
クレーンで吊られてみせる二人。          だが結果は大失敗。 長年のコンビも解消となる。

それに引き換え、もう長いことバート&アントンは新しいネタをやっていない。
誰の目にもマンネリの感は明らかだ。
ホテル側の要望でもあり、相方のアントンは思い切ったネタで勝負しようとアイディアを出す。
炎天下ではアクリルの箱の中は90℃を超える。
その箱をクレーンで吊り上げて衆人環視の中、一週間を耐え抜くという荒行だ。
しかし実際にやってみると、バートが閉所恐怖症であることが発覚。
箱の中で大暴れした揚句、結局ショウは大失敗。
のみならず世間の笑い者となり、ホテルとの契約を切られ収入を絶たれてしまう。
こうなってみると世間の風は冷たい。周りの対応は一変して、誰からも相手にされなくなる。
この映画の本領はここからです。如何にして彼らがマジシャンとして
立ちなおったのかを、ギャグを交えて暖かいトーンで描いていきます。
まあ反則技スレスレって感じがなくもないんですけど(^^;
観終わったあと、ちょっと良い感じの残る佳作でした。