みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

「瞳は静かに」観ました。

2015-05-30 16:00:00 | 洋画
2009年:アルゼンチン。 監督:ダニエル・ブスタマンテ。 WOWOWからの録画。
はじめのうちは観ていても話が良く分らない....
というのも、軍事政権下時代のアルゼンチンを描いている映画だからで、
そっち方面に暗い自分はネットで最低限の知識を至急つめこんで改めて視聴再開(^^;

 
おばあちゃんの家にはよく遊びに行くアンドレス少年。 いつも優しいママ。今はちょっとお客のようだ。

なんか「ぜんぶ、フィデルのせい」(2006伊・仏)に似た感じの構成だな~。
あの映画でも、政治がらみの社会問題を幼い少女の目を通して描かれていました。

主人公のアンドレス役の少年がずいぶんキレイな顔立ちで、しかも演技が達者。
ただ映画全体の魅力としては、「ぜんぶ、フィデルのせい」に比べてしまうと
少し見劣りしてしまいますかね~。

 
ママは交通事故?で命を落とす。          ママの死後に家の中を整理。非合法の文書が見つかる。

アルゼンチンの人たちにしてみれば、軍事政権下の時代とはつい最近の話で、
いちいち事細かに説明するまでもない、ということなのでしょう。
外国人の自分にしてみれば、分らない部分は想像で話をつないでみるしかないのですが、
それでも”事実として、過去にはこういう時代があったんだ”という雰囲気はボンヤリと
ながら伝わるような気がします。

 
ママの生きていたころに比べて怒りっぽくなったパパ。なぜ?  
ある夜、家の前で惨劇が起こる。おばあちゃんは『それは夢をみたんだよ』と言いはるが。


画調は美しいですね。澄み切ったような、それでいてウェットな美しさがあり独特です。



「ドラッグ・ウォー 毒戦」観ました。

2015-05-28 16:00:00 | アジア映画
2012年:中国・香港。 監督:ジョニー・トー。 WOWOWからの録画。
たまにはアジアのアクション映画を観ようとしたけど....。
でも少々失敗したかな。始めにこんなこと書いちゃうのは何だけど、
この映画、ちょっと殺伐としすぎてる....。
自分には楽しめませんでした。

 
㊧ 津海の高速料金所を麻薬組織のバスが通過しようとするが警察が網を張っていた。
㊨ 多勢の麻薬運び屋を乗せていた。抵抗する者もいたが、結局全員逮捕。


 
㊧ 下剤をかけて体内の麻薬を排出させる。
㊨ 逮捕者の中には麻薬組織の中堅幹部が混じっていた。警察側は「こいつは利用できる」と判断。


 
㊧ 本来ならばこの男は死刑確実。減刑を餌に警察に協力をさせる。
㊨ 男は組織の大物ハハに刑事を引き合わせる。


ジャン警部(主人公)は組織の大物ハハを足がかりにして徐々に組織の中枢に
迫っていくが、最後に意外な事実を知る....。

ネットなどを見る限り、この映画の評判はなかなか悪くないようです。
ですから、自分の印象が絶対だという気は有りません。
この映画を観て殺伐な印象を受けた人間も中には居る、ということで。


「トランセンデンス」観ました。

2015-05-26 16:00:00 | 洋画
2014年:英・中・米。 監督:。 WOWOWからの録画。
前評判が高かったし、専門誌などでも話題になっていたので、期待して視聴。
ですがアレ?う~ん....SFモノを期待していたんですが、なんかホラーっぽい(^^;

 
㊧ 人間を超える能力を持つコンピューターを目指して研究・開発するキャスター博士。
㊨ 過激組織のテロ凶弾に斃れる。


 
㊧ もはや彼の余命は、いくばくもない。妻エヴリンは夫の生物学的データをコンピューターへと移植を試みる。
㊨ もうダメかと思われた最後の瞬間に、弱々しくも博士からの反応があらわれる。


 
㊧ 博士の人格をもったコンピューターは、世界中のコンピューターと情報を共有して巨万の利益を得る。
その金で小さな町を丸ごと買い上げ、自分の要塞へと作りかえる。
㊨ 完成なったキャスター博士の要塞。外部からの攻撃は容易なことではない。


当初は、人類の幸福のための超コンピューターを開発するはずだったのに。
しかしいつの間にか、その目的にはズレが生じていく。
データ化したキャスター博士の人格は、どんどん肥大化して、遂に世界征服を望むようになる。
野望の実現に向けて着々と計画を進めるように見えるキャスター博士。
しかし彼とて、ある存在の前では、所詮....でしかなかった....(^^;
その辺に、ちょっとした寓意?を感じましたね....というか。(^^;

映画としては”超オモロイ”というほどじゃないですが、その辺りを考えながら観ると
結構楽しめました。

「サイド・バイ・サイド」観ました。 

2015-05-25 16:00:00 | 洋画
2012年:米。 監督:クリス・ケニーリー。 WOWOWからの録画。
この作品は評判が高いようなので資料映画的な感じで観てみました。
見た後の印象は、なんかドキュメンタリー映画を観た感じでしたね。
現状における映画のさまざまな問題点、希望や展望など、視点・論点は多岐にわたります。

 
㊧ 本作の最大の論点は消えゆくフィルムと新興のデジタルカメラを比較して語るところでしょう。
㊨ デジタルカメラの説明図。もちろんアナログ・デジタル両者とも得失はあるが経済性においてデジタルが圧倒的に有利。


 
㊧ 世に広く3D映画を認知させた「アバター」も、デジタル技術なしには考えられない作品。
㊨ 「ヒックとドラゴン3D」。米国でこの3Dアニメは大ヒットとなった。これは何やら幻想的なポスター。


 
㊧ デジタル支持派のルーカス氏。「スター・ウォーズ」の制作でもデジタル技術を早い段階から取り入れる。
㊨ 機材がどうあろうと結局は創る者の才能しだいだと結論づけるリンチ氏。


デジタル技術は矢継ぎ早に進化してゆくが、一方規格がどんどん変わっていくので
100年しないうちに再生するための手段が無くなってしまうと言われている。
早いハナシ、膨大な映画のデータが滅失してしまうのと同じことになる。
その点手間と経費のかかるフィルムにはすでに100年の取扱上の経験の蓄積があって
これから100年が更に経過しても大丈夫だろう、とか。
ここでは書き切れませんが、メインの部分のお話は、大略そういうことのようです。

いずれも映画好きならば、興味のあるテーマが他にも多いと思います。
近年、安くて画質の良いビデオカメラが一般向けに普及してきてはいるが、
機材が進化しても良い映画を作れるかどうかは結局、本人の才能次第だろうとかですね。

また、この映画とは別に日本のメーカーで長時間保存に特化したフィルムの研究が
されているというドキュメンタリー番組(TV)をみたことがあります。
優れた映画作品を永く残していくための特別な商品プロジェクトで、映画業界からの
期待も大きいということでした。
現実にはなかなかコストのハードルが高くて苦労しているようですが、
ぜひ頑張ってほしいものです。


 

天井フロントSPを設置する。

2015-05-22 16:00:00 | オーディオ
おとといアトモスSP(フロント)が一応「完成」しました。
今日はそれを実際に設置しました。
まあ石膏ボードにグラバー金具を使って簡単に終りましたけど。
金具の耐荷重が4kgまでで、SPの実測値が3kgでした。重量的にも問題なさそう....です。

 
(左) 下から見た底部。 
(下) TVの左右がメインSP。天井の方に今回製作したアトモスSP。
天井の方ばかりが目立ってるかな、と思ったけど、写真で見るとそんなに変でもないかな?



これで後はアトモス機能付きのAVアンプに交換すれば良い......って
それが実は一番の問題ですね。まだ結論は出ていません。

ともかく「アトモスSPを作ろう」とここに公言してから8ヶ月が経過しています。
言ったことがちゃんと実現したことになりました。
よかったよかった(^^;