みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『ヘイル、シーザー!』観ました。

2018-03-31 16:00:00 | 洋画
2016年:アメリカ。 監督:コーエン兄弟(J&E)。 WOWOWからの録画。
観て最初に感じたのは、なんか『ザッツ・エンターティメント』的な方向かな~と。
ただし、アチラに比べるとエンタの質は大分ユルイ感じですが。
ちょっとしたユーモアが随所に仕掛けてありますが、大笑いまではいかず、
なんかね~日米の笑いの文化の差ですかね~。
まあこの手の作品を好む(理解する)のは、映画に対する知識・感覚が
一定以上に必要なような気がしないでもない....ような気がしないでもないです(^^;

 
毎日過密スケジュールをこなすマニックス氏。    推薦されたイモ俳優をローレンツ監督に押しつける。

映画プロデューサーのマニックス氏。過密なスケジュールに追いかけられ
夜昼なく多忙な毎日を送っている。
次々に彼を悩ませる厄介ごとの連続。人気女優の妊娠スキャンダルのモミ消し。
上筋からのイモ俳優の推薦(やんわり抗議はするものの、結局は呑まざるを得ない)。

 
各宗教の重鎮たちに来てもらってお伺い。      何とか一同の承認を得る。

いま制作中の大作は宗教劇。公開してからイチャモンが付かないように、
あらかじめ各宗教の重鎮連に集まってもらい、根回しをするマニックス氏。
細かい論争はあったが結局は「好きにしてエエで」と承認を取り付ける。

 
何やら怪しい薬を酒に注ぐ。            薬が廻って倒れ込むベアード氏。

マニックス氏が忙しく動いているさなかに大事件が勃発。なんと主役のベアード氏が
突然誘拐されてしまう。
飲み食いの場面を撮影中に睡眠薬の入った酒を呑まされ、自室で気を失ったところを
クルマに乗せられ、どこぞの海岸べりの別荘に運び込まれる。

 
身代金の要求が来て誘拐事件が発覚。        そのころベアード氏は大勢に歓迎されて。

犯人側からの10万ドルの身代金要求によってベアード氏の誘拐が発覚。
なんとかうまく解決しようと画策するマニックス氏。
しかし肝心のベアード氏は海辺の快適な別荘で何人もの映画業界の
関係者から歓迎?を受けていた。
彼らから共産主義的な考えを吹き込まれ、手もなく洗脳されてしまう(^^;

事件はつぎつぎ起こるものの、どれも深刻なものではなく、映画に常に流れている
ユーモア風味を感じ取れれば、本作に対する鑑賞態度としては正しい....のですかね?
なんでも設定としては1950年代の雰囲気を出そうと意図したとか。
水と戯れるスカーレット・ヨハンソンの華やかさや、酒場で見せる男性陣タップダンスの
シーンなどにそれは現れていたかな?

『マジックツリーハウス』観ました。

2018-03-28 16:00:00 | 劇場用アニメ
2011年:メディアファクトリー+亜細亜堂。 監督:錦織 博。 WOWOWからの録画。
録画したまま、暫らくのあいだ塩漬けになっていたアニメです(^^;
内容は夏休みのファミリーむけ作品って感じですね。
米国の児童文学作家メアリー・ポープ・オズボーンの原作をアニメ化したもので、
彼の国では何冊もシリーズ物として出版され、けっこう支持されているようです。
映画化の話は各国から複数あったようですが、日本のメディアファクトリー社が
契約をモノに。興行的にも良い結果をだしているようです。
しかし自分的にはアイデアにさほど新味が感じられず、とくに序盤は退屈を感じて
しまいました(^^;
(原作は未読、あくまでこのアニメを観て感じたことです)

 
ネズミ(左下)の後を追うアニー。         一軒のツリーハウスにたどり着く。

本好きの兄ジャックと活発な妹アニー。
おっとりとしたジャックは元気なアニーに振りまわされがち。
今日もちょっと変わったネズミを見つけたアニーは、その後を追いかける。
やがて兄妹は森の中の一軒のツリーハウスにたどり着く。

 
まず妹が先にハウスに登る。            恐竜の図鑑を見つけて「こんな世界に行きたいな」

おっかなびっくりハウスに登ってみる二人。中には大量の本が備えられていた。
本の好きなジャックは大喜び。さっそく恐竜の本を見つけて、
こんな世界に行けたらなあと、何気なく口にすると
たちまちツリーハウスが起動しはじめて二人は本当に恐竜のいる時代にワープ。
そう、これは魔法のツリーハウスなのだった。

 
ハウスが起動しはじめる。             光に包まれる。ハウスのワープ開始。

恐竜の世界も図鑑などでなく、リアルに足を踏み入れるのは中々たいへんだ。
凶暴なティラノザウルスに追いかけられたりして、命からがら逃げまわる二人。
そうかと思えば翼竜とすぐに仲良しになるアニー。
妹はどこにいても生きていけるヤツかも(^^;
恐竜の世界での冒険の途中で意味ありげな一枚のコインを拾う。

 
恐竜に追われて必死に逃げる。           ようやくハウスに戻れて一安心だが...。

ようやくハウスに戻ってきた二人。やれやれだ。しかしこれで終わりではない。
あと3つのコインを集めるべく、更なる冒険が兄妹を待ち受けていた...。

自分的にはまあまあかな、という感じでした。中盤以降はそれなりに話が
盛りあがってくるんですけど、それでも引きずり込まれる、といった感じでは
ありませんでした。採点するならば60~70点といったところかな?(^^;
サラウンド音声はけっこう広がりを感じさせて中々よかったです。

『王様のためのホログラム』観ました。

2018-03-24 16:00:00 | 洋画
2016年:アメリカ。 監督:トム・ティクヴァ。 WOWOWからの録画。
トム・ハンクスの新しめの映画ということで観てみましたが、
出来はいま一つかな~。
まあ時間つぶしくらいにはなるかな....そんな感じですかね。

サウジアラビア国ではいま、国王の構想のもと大規模な開発計画が立ち上がろうとしていた。
当然世界中から様々な企業が、その余禄にあずかろうと、さまざまにプレゼンを
提案~契約にこぎつけようとそれぞれが死に物狂いだ。

  
現地では未だ何も整備されていない様子。      サウジ国王の壮大な計画を長々と聞かされる。

元・大手自動車メーカーの幹部だったクレイ。業績不振の責任を問われて社を追われる。
心機一転、彼はIT企業に転職するが、世の中、なかなか甘くはない。
勤務地サウジアラビアで契約を何としてもモノにしなければアメリカには戻れない。
売り物は、高密度通信技術を用いたホログラム立体映像による会議システム。
価格も膨大な分、利益も凄い。競争相手も多い。

 
高密度通信どころかエアコンすらない環境。     本社からは良い報告をと矢の催促。

サウジ国王の壮大な計画を担当官から延々と聞かされるが、
肝心のインフラ整備はまるで出来ていないようだ。
灼熱の地で仕事をするにもエアコンひとつなく、高密度通信どころかWi-Fiもない。
話の通じる相手は全く現れず、イライラさせられっぱなしのクレイ。

  
受付嬢の言うことは全くアテにならない。      ストレスのあまり背中にコブが。癌?

受付嬢のマハは超美人。しかし毎回言うことが変わり、結局責任者に会えることはない。
ストレスのあまり、気がつくと背中に大きなコブが出来ていた。もしかしてこれって癌なのか?
病院で診てもらうが「気にしすぎだ」と軽くいなされるだけ。

 
地獄で仏?カリーム氏との出会い。         紆余曲折のすえ実現した国王へのプレゼン。

半ば偶然に、ようやく話の通じる人物=カリーム氏に出会う。
エアコンもWi-Fiも直ちに解決。アランを見直す現地社員たち。
ようやく国王へのプレゼンを行なうことになるアランたちだが....。

何というか、何度もムダな苦労を重ねて主人公が消耗していくあたりは、
むかし読んだカフカの小説をチラッと思い出したりしました(^^;
映画としては、いま少し出来がユルイ印象です。
まあトム・ハンクスの新作で時間つぶしをしました~という感じかな。

『トロールズ』観ました。

2018-03-20 16:00:00 | 劇場用アニメ
2016年:米20世紀フォックス。 監督:マイク・ミッチェル。 WOWOWからの録画。
米本国ではそれなりにヒットしたアニメのようです。
自分は事前知識ほぼ無しで観ました。まあまあかな~といった印象でした。

 
毎日がシアワセ一杯のトロールたち。        ギスギスした毎日のベルゲンたち。

”幸せの森”に”幸せの樹”があり、そこには幸せに暮らすトロールたちがいた。
いっぽう、町にはベルゲン族が住んでいて、ぎすぎすとした生活を送っていた。

 
トロールを食べるやシアワセ気分に満たされる。   ベルゲンの街中に移しかえられた幸せの樹。

ある日トロールはベルゲンに発見されてしまう。そして食べられてしまった。
するとなんとも幸せいっぱいの気分に満たされたベルゲン。
この話はたちまちベルゲンの街中にひろがり、幸せの樹はベルゲンの町の
真ん中に植えかえられてしまった。

 
いよいよトロール祭りの当日になる。        危険を察知し、トロールたちは大脱走。

年に一度トロール祭りを開き、存分にトロール料理を食べ、全員でシアワセを満喫
しようというわけだ。
特にまだトロールを口にしたことのない王子は、死ぬほどその味に期待している。

 
ベルゲン王は大激怒。王子は落胆。         数年のち、トロールたちの警戒心も薄れて...。

しかし当日になって、身の危険を感じたトロールたちは全員ベルゲンの町から逃げ
出していた。愕然となる料理長。激怒するベルゲン王。落胆するベルゲン王子。
必死になってトロール探索が行われたが、もう遅い。
この時のトロール王の見事な脱出の采配ぶりは半ば伝説になる。
あの王さまがいるかぎり、ぼくたちトロールは安全だ。
数年が経過して、トロールたちはすっかり平和ボケ。
以前よりもお気楽に歌い踊って毎日を過ごすようになる。
だが連日の大騒ぎは、やがてベルゲン側に気づかれてしまい、
トロールたちに再び大災難がやってくる....。

最初にも書きましたが、まあまあの出来だったですかね~。
マジに観てると結構ツッコミ所は多いですが(^^;
水準点は取れているという感じです。
あと、あのシュレックシリーズを手掛けた制作陣なので、
どうもキャラの造形が醜く不細工っぽいですね。
狙ってやってるのかもですが、観る側からするとあんまり楽しくないです~(^^;

『ハイキュー!!』観ました。

2018-03-16 16:00:00 | TVアニメ
2014年:プロダクションI.G.制作、全25話。 監督:満仲 勧。 TBSからの録画。
人気漫画『ハイキュー!!』の存在も知らないままに、何げなくTBSからの録画。
それで2018年になった今、何げなくファイルから取り出して視聴。
これは面白いっ!!


王道のスポ根ストーリーに感服。

ひとたび視聴をスタートさせるや、怒涛の面白さに引き込まれてしまいました(^^;
ただ当然ながら、ストーリーのあちこちに緻密な計算を忍ばせてあり、決して
この熱血物語が勢いだけで成立しているわけではないことが見てとれます。
初めは日向(ストライカー)と影山(セッター)の烏野高校での出会いから物語は始まる。
二人ともバレーボールに対して高い資質を持ってはいるものの、それぞれ中学時代に
不遇や挫折を経験。才能を持ちつつもそれをうまくカタチに出来ない悩みを抱えていた。
そんな二人が反目しあいぶつかり合ううちに、徐々に相手を認めざるを得なくなり、
共に成長していく。
そして二人の周りにはいつか排球部のメンバーたちとの熱い信頼関係が築かれていく。

制作はあの『黒子のバスケ』のプロダクションI.G.です。全く手抜きの見えない仕上がりに
流石だと感服してしまいました。その手腕は、ある意味みごとすぎる....。
ただ第一期さえ録ったまま塩漬け状態だったこともあり、第二~三期はしっかり録り逃がして
しまいました。つくづく残念です(TT