みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『クローヴァーフィールド/ HAKAISHA』観ました。

2016-10-30 16:00:00 | 洋画
2008年・米。 監督:マット・リーヴス。 中古BD盤にて視聴。
以前WOWOW録画で観た映画ですが、今回中古盤を539円(^^;で入手したので、
改めて視聴してみました。今更?と言われそうですが(^^;
いや~、けっこう内容を忘れてましたね。特に◎◎が大暴れしている部分など(^^;
それでいて瑣末な部分を妙に記憶していたりして(^^;
そんなわけで二回目の視聴ですが、案外楽しめたです。

 
今夜はロブの送別会。               出ました!有りがちな噂話。

日本支社の副社長として栄転が決ったロブを祝って今夜はパーティが開かれている。
友人連がぞろぞろと押し寄せてなかなかの盛況だ。

 
あらら~どうやらホントのハナシなの?       いきなりビル全体に衝撃が走る。停電。

だが人が集まれば中には無責任な噂話に興じるヤツらもいる。それは止められない。
パーティもたけなわの頃、会場のビル全体に激しい衝撃が走る。何事だ?続いて停電。

 
TV速報。地震なのか?               周囲のようすを確かめようと皆は屋上へ。

さいわい停電は直ぐに復旧した。
TV速報によると、ここマンハッタンに地震が起きたようでもある。
様子を確認しようと、皆はビルの屋上に移動する。

 
周囲のビルが次々に爆発~炎上。          危険を感じ人々は地上に出る。だがそこでも混乱が。

そこでは周囲のビルがつぎつぎに爆発~炎上を起こしている光景が目に飛び込んできた。
危険を感じて人々は地上に逃げる。だがそこでは更なる混乱が起きていた。

 
自由の女神の生首?がぶっ飛んできた!       出たっ!◎◎が!!

得体の知れない怪物がマンハッタンのビル街をわがもの顔に蹂躙しつづけていた。
急ぎ軍隊が投入されるが、どうも怪物のパワーに押されぎみの様子だ。
そのとき鳴る携帯の呼び出し音。
ロブの恋人ベスからの助けを求める電話だった。
自宅にいるところを怪物の襲撃を受けてビルは半壊。
逃げようにも物に体を挟まれて動けないようだ。
即座に意を決して救出に向かうロブ。勇敢だな~(^^;

手撮りのせいで常に画像が細かく揺れているので目に優しくないです(^^;
臨場感を出そうという理由だったんでしょうけど、自分的にはあまり賛成しないな~
画質はパートによって差があるようですね。
解像度はそれなりでも割合なめらかさを感じるシーンもあります。
音質はなかなかです。さすがにBSのAAC音声規格との差を感じますね。
この当時の水準を考えればじゅうぶん合格でしょう。サラウンド感、低音感とも案外イケてます。

特典映像によると、米国のキングコングや日本のゴジラとかに並ぶような、
レジェンドクラスの怪獣映画を作りたかったというリーヴス監督の話が出てきます。
でも二作目にして作風はすでに方向転換しているらしいし、どうなんでしょうね。
”言ったことはもう忘れてる”というパターンですかね?(^^;

『イミテーション・ゲーム』観ました。

2016-10-27 16:00:00 | 洋画
2014年:英・米。 監督:モルテン・ティルドゥム。 WOWOWからの録画。
評判の良い映画のようなので観ることにしました。
導入部から雰囲気があって「ああ~映画を観ているな~」というゾクゾク感がありました。

 
ブ無線機器製造所。実は英国の機密機関。      デニストン中佐による採用面接。

ブレッチリー無線機器製造所。第二次欧州戦争時における英国の最高機密機関のひとつ。
ドイツ軍の難解な暗号文書(エニグマ)を解読するため、各界最高の頭脳の持ち主に招集がかかる。
大学の数学教授アラン・チューリング氏もその一人。

 
独軍の最高機密、エニグマ無線機。         暗号通信のため全く意味が解らない。

第二次欧州戦争時。英国軍はドイツ軍の非常に難解な軍事暗号文書に手を焼いていた。
それは通称エニグマ(=謎)と呼ばれ、当初は解読不可能とさえ考えられていたほどだった。
しかし日々増大してゆく自国軍の損害に、英国側も黙って手を拱いているわけにはいかない。
暗号の専門家、チェスのチャンピオン、またアランのような数学者が急ぎ招集されチームが
結成され、国家命令として早急なエニグマ解読が求められた。

 
アランは自分だけのオフィスを要求。        周囲の反感を買うアラン。

しかしアラン・チューリングだけはチーム制を受け入れず、自分専用のオフィスを要求。
(これは流石に受け入れられず、専用の机が与えられただけだった)
周囲のメンバーにも心を開かず、自分だけが皆と違う方向で何やら研究を重ねる。
アランのこのような態度は当然まわりの反発を買う。

 
ジョーンはアランに助言。             助言を受け入れて皆にリンゴを配るアラン。

アランに好意を持つジョーン。別部署に勤務する女性オフィサーだが、周囲から浮いて
いるアランの状況を感じ取り、まわりと巧くやっていく努力をするべきだ、とアドバイス。
忠告を受け入れ、さっそく皆にリンゴをぎこちなく配るアラン。
以来、他のメンバーとの関係は好転し始める。

アランの研究は進んでいくが、大きな障害が見えてきた。それは圧倒的な予算不足。
ざっと試算しただけでも10万ポンドは必要だ。
エニグマ作戦の責任者、デニストン中佐はもともとアランに反感を持っていた。
普段から上官である自分に対して敬意が足りず、命令にも素直に従わない。
10万ポンドの予算要求など問題外だとキッパリ拒否。
やむなくアランはチャーチル首相に直訴して予算の認可を得る。
自分を無視して頭越しの行動に出たアランに対して、デニストン中佐はますます
不快の念を抱いたようだ....。

 
大変な苦労のすえクリストファーは完成するが。   ついに暗号解読に成功。だが....。

研究スタッフ全員が次第にアランに対して協力的になってくる。さまざまな試行錯誤のすえ、
アランの方法以外では良い結果は出そうにないことを感じ取ってきたからだ。
そして遂にクリストファーと命名された電子システムが完成。今でいうコンピューターである。
しかし結果は思わしくなかった。あまりに要求される計算量が多すぎてクリストファーの
能力では少々きつい。
暗号のキーワードを見つけ出せれば、クリストファーの負担を大幅に減らせるのだが。
なかなか巧い方法が見つかず、悩むアラン。
だが意外なところで解決の糸口に辿りつく。
気分転換のため訪れたクラブでの、ジョーンの女友達の何気ないひとことが突破口となる。

ストーリーの中盤から徐々に明らかにされますが、この作品にはもう一つ”同性愛者”という
重いテーマがあります。アランが実は同性愛者だったということです。
当時同性愛者の存在は社会に混乱や悪徳をもたらすものとして、明確に不法行為と
断じられていたようです。傷害や泥棒などと同様に犯罪行為と看做されていたようです。
逮捕を留保する条件として、司法からはホルモン剤の自己投与を義務付けられてしまうのですが、
精神や体調に異常をきたし、一年ほどの後に自ら命を絶ってしまいます。

いまの時代の目で見て、同性愛者=重犯罪者の扱いに対してさすがに違和感を覚えるのは
確かですが、それにしても(個人的にですが)映画表現として今ひとつリアリティを感じ
られない部分があります。
これは演技が下手とか演出がマズイとかいう問題ではなく、おそらくティルドゥム監督や
主演のカンバーバッジ氏が所謂それ系の人じゃないからっということなんだろうと思います。
実感が掴めないため、どうしても描き方がサラッとしてしまうのはある程度しかたのない
ことかもしれません。

戦争の早期終結に大きな功績を残したにもかかわらず歴史上の泡のごとく消えてしまった
アランの命。今その功績が再評価されつつはあるようですが、国家の機密に関する事項で
世間の表面に現われにくい分野だけに”知る人ぞ知る”といった感じではありましょうね。

『BOY & THE WORLD』観ました。

2016-10-24 16:00:00 | 劇場用アニメ
2015年:ブラジル。 監督:アイリ・アブリル。 米BD盤にて視聴。
ブラジルのアニメ作品です。ちょっと興味をひかれて観てみることにしました。

 
不思議な穴から音楽が聴こえてくる。        何もかもが自由だった子ども時代。

この作品の特徴的なこととして”セリフ”がありません。(効果音はありますが)
ほとんどパントマイム状態?で物語が進められていきます。
内容的にはブラジルの近代史を描いていますが、作風は独特といえば独特かな。
映像美術的に見てもなかなか面白いものがあります。
視点や雰囲気は違いますが、以前観た『ペルセポリス』(2007仏)を思いだしてしまいました。

 
働けども働けども苦しい日々の生活。        父さんは外国で仕事を探す決心をする。

父さん母さんと爺ちゃん、そして僕の四人家族。働いても働いても生活は苦しい。
とても小作農としては食べていけない。
ある時父さんは決心する。遠い外国に行き、そこで良い仕事を見つけようと。
別れのとき僕は悲しくなって、つい父さんの足にしがみついてしまったっけ。

 
大勢の人が綿花の手摘み作業。           摘んだ綿花をトラックの荷台に運ぶ。

爺ちゃんは綿花工場で働いている。僕もリヤカーに乗せてもらってついていく。
単純だが重い労働で一日が過ぎるとクタクタに疲れるんだ。

 
民主国家ブラジルの独裁者。            民衆を抑圧する警官隊。

法的には民主国家のはずのブラジルに独裁者が君臨していた時代もある。
独裁者の命令を受けて警官隊が民衆をしばしば押さえつけてきた。

 
華やかに見える都会だが。             僕も青年となり母さんに別れを告げて故郷を離れる。

一見はなやかに見える都会の毎日。しかしテレビは空虚な画像を
日がな垂れ流し、国民の大半は希望のない生活に倦んでいる。
そして僕も大きくなった。父さんと同じように家族と自分のために都会をめざす。

いま現在のブラジルでは民主的に再選されたルセフ大統領に政権が委ねられています。
このアニメは現在のブラジルに至る道筋の大略を描いたということでしょう。
今年の夏オリンピックを開催し、大きく成功させたブラジル。
ですが経済的には依然として苦しい状況だとも伝えられています。
現実はなかなか巧くハッピーエンドというワケにはいきませんね。

『ガールズ&パンツァー TV版』観ました。

2016-10-21 16:00:00 | TVアニメ
2012年:アクタス制作、全12話。 監督:水島 努。 TOKYO-MXからの録画。
WOWOWで放映された劇場版が中々面白かったので、過去に録画したままになっていた
TVアニメ版をファイルから取りだして視聴。なんと劇場版以上に面白かったです。
一話20分強で全12話、劇場版よりも時間的余裕があるだけに
各キャラクターの描き方も丁寧だし、全体のストーリーも分りやすかったです。
まあ本当はTV版を観てから劇場版を観るのが順当なんでしょうけど、自分の場合は
逆になってしまいました(^^;

 
転校初日。新たな気持ちで頑張ろう!        彼女の名前は西住みほ。

西住みほは、世に知られた戦車道の家元・西住家の次女。
だが母や姉から叩きこまれた戦車道の精神は彼女には厳格すぎ受け入れがたいものだった。
戦車そのものは大好きなのだが、戦車道から逃げ出すように家を出て
戦車部のない茨城県・大洗女子学園に転校してきた。
さいわい間もなく友だちも出来て、彼女の新生活は順調に進むかに見えた。
だが何としたことか、戦車道から逃げてきたはずなのに、このたび大洗女子学園で
改めて戦車道部が復活するという(^^;

 
転校して間もなくできた友だち、華㊧と沙織㊨。   生徒会室に呼び出され、強引な勧誘を受ける。

見込みのありそうな者は生徒会直々に強引な勧誘がなされ....。
「いくら何でも横暴です!」と生徒会に強く抗議する華と沙織。
そんな二人に熱い友情を感じ、つい断り切れず入部を受け入れてしまうみほ。(^^;

 
長い間、倉庫に放置されていたオンボロ戦車。    やはり戦車には格別の思いがあるみほ。

入部希望者は格納庫に集合。なけなしの一台の戦車を見て全員が絶句。
オンボロ!汚い! 大抵の部員は退いてしまう。
だが長い年月ほったらかしにされていた戦車を見て、逆に愛おしさを感じてしまったみほ。
やはり戦車そのものが嫌いだったわけではないのだ。
ただ戦車一台きりではさすがにどうしようもない。後の戦車は?と聞くと学校の敷地内の
あちこちに放置されたままになってるのを手分けして見つけてこいというハナシ。
おいおい(^^;
倉庫の奥で埃まみれ、なんてのは上等の部類。泥沼の底に沈んでいたり、サビだらけの
スクラップ状態だったり。
もっともマトモな状態の戦車は全てとっくに売り払われてて、学園運営の経費に化けて
しまったらしい。(^^;
これらの戦車とも言えないようなシロモノを何とか稼働が可能な状態にまで整備して
くれたのは学園の自動車部だ。ホントにありがっとう!

 
みほの指導のもとで少しづつ実力をつける。     強豪校・聖グロリアーナ学院に練習試合を申込むが....。

訓練を重ねて少しづつ実力をつける戦車道部の部員たち。
生徒会長はそんな彼らのようすを見て、独断で強豪・聖グロリアーナ学院に練習試合を申込む。
訓練も重要だが、実戦に勝る訓練はない! そしてやる以上は絶対勝とう!
この辺りで生徒会長さんの行動はちょっと性急に過ぎるかなという印象を受けてしまいます。
しかしそれには重大な理由が隠されていた....。学園の存続に関わるその重大な理由とは?
たいへん面白いアニメでした。
マジに取ると苦笑いの場面も多々あるんですが、いちいち指摘するのもヤボな気がします(^^;
劇場版とTV版ですが、画質・音質ともに両者のクォリティの差はほぼないですね。
強いて言えばサラウンド効果が劇場版に比べると少し大人しいかな、と思った程度です。
締め切りのタイトなテレビだと、劇場版ほどは手間をかけられなかったということかも
しれませんね。

『ガールズ&パンツァー 劇場版』観ました。

2016-10-18 16:00:00 | 劇場用アニメ
2015年:アクタス制作。 監督:水島 努。 WOWOWからの録画。
迫力ある戦車のサラウンド音響が評判をとり、センシャラウンド(=戦車+サラウンド)
などというメーカー側の造語もファンの間には通用しているようです。
WOWOW版の音響にはそこまでの期待はできないかと思い、せめて中古盤をと探しましたが
新品と余り値段は変わらないようです。買った人はあまり手放さないということなのでしょう。残念。
本作は茶道、華道などと同じ意味で、戦車道というものが”女子の嗜み”として広く認知されている
世界を前提としてストーリーが展開されます。


 
西住みほ隊長は慎重に状況偵察。           隊長の命令で各車一斉に砲撃開始!

文部科学省から大洗女子高等学園へ廃校の方針が伝えられる。
ただし全国高校戦車道大会で優秀な成績を示せれば廃校の件は考え直しても良いという。

 
力いっぱいに戦って優勝を獲得。          戦いの汗を流していると生徒会から緊急招集がかかる。

学園の存続をかけて戦い、みごと優勝を勝ち取った大洗女子高等学園チームだが、
文部科学省は前言を翻して廃校の決定は動かない、と一方的な通告をしてきた。

 
校門は封鎖されていて学園内には入れない。     生徒はあちこちの廃校舎に配置される。

学園前に集まってみると校門は既に封鎖され立入禁止となっていた。
行き場を失った大勢の生徒たちは何台ものバスに分乗、あちこちにある
地方の廃校舎に分散して転入させられる。
これは余りにも一方的で、かつ道義に悖るやり方だ...。

 
文科省の一方的なやり方に抗議する。        誓約書に署名しろと迫る生徒会長。

学園関係者、生徒会長、戦車道宗家、戦車道指導教官が抗議のため文科省に赴く。
真摯な話し合い?の結果は、
大学選抜チームと戦って、勝てたら廃校の件は破棄します。との合意に達する。
大学選抜チームといえば社会人チームでさえ圧倒するズバ抜けた実力を持っている。
はたして高校生チームが勝てる相手なのか?
まあ文部科学省としては高校生チームが勝てる目は万に一つもないと踏んだ上での合意。
これはどんなに苦しくても突破せねばならない!
以前、文科省との約束をアッサリ反故にされた苦い経験を持つ生徒会長は、担当官に対して
誓約書への署名を迫る。

さてここまでがストーリーの半分。
後半に繰り広げられる、大学チームと高校生チームとの戦車戦がこのアニメの本題ですね。
いや~もうお腹いっぱいって感じで戦車戦を堪能させてくれます。
細かくいえば、戦車の動きが滑らかすぎというかスムーズすぎて、少々の違和感があります。
まあコンピューターで描画すると現時点ではどうしてもあんな感じになっちゃうんですかね(^^;
音響というか、例のセンシャラウンドですが、結構WOWOWも頑張っていると思いました。
多様なサラウンド効果がそれなりにちゃんと表現されています。
ただ最近のATMOS技術の普及につれて今更ビックリするってことは無かったですね。
『スターウォーズ』など本当に縦横無尽という感じでサラウンドしてますから。
あれを聴いちゃうと何を聴いても驚くほどのことはないですね(^^;