2015年:英・米。 監督:ビル・コンドン。 WOWOWからの録画。
これは良さげな映画かな?という予感がして視聴してみましたが、当たりでした。
派手さは無いですが、晩年のホームズ老を味わいのあるタッチで描いていて、
雰囲気的には好きな作品ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/c5/0faec787764cae0a9df73fc71079e06a.jpg)
すっかり田舎暮らしに馴染んで。 家政婦のマンローさん。賢いロジャーは彼女の息子。
現役から退いて、すでに年月が経過し、いまではサセックスの農場でミツバチを
飼う生活を送っているホームズ氏。
住み込みの家政婦マンローさんの息子ロジャーは賢い子で、なにかと彼の手助けとなってくれる。
かつてホームズ氏は、ファンだという梅崎氏によばれ日本を訪れたことがあった。
記憶力の増進に卓効があるというサンショウを贈られるが、梅崎氏の本意は別のところに。
「駐英外交官だった父は、生涯日本に戻らなかった。あなたの忠告がそうさせたと聞いている」
と責められる。だがホームズ氏は梅崎氏の父親に関する記憶を思い出すことが出来なかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ef/2600a8722c09480c5663935db13908de.jpg)
梅崎氏の要請に応えて来日したが....。 夫・ケルモット氏から相談を受ける。
すでに昔のことで詳細は曖昧になってきているが、彼に引退を決心させた最後の
アン・ケルモット夫人の事件が元助手のワトソン氏によって小説となり、それは映画化もされた。
だが映画を観て事実とは微妙に違っていると感じた彼は正確な記録を自らの手で残そうと決心。
しかし痴呆症の傾向が進行してきているホームズ老。
記憶をたどって事件のあらましを正確に記そうとするが、それは大変に難渋する。
初めは夫のケルモット氏からの依頼が発端だった。
気分転換のため、アルモニアの練習。 ホームズ氏はアン夫人を力づけようとするが。
流産により二人の嬰児を続けて亡くしたアン・ケルモット夫人。初めは妻の気持ちを
引き立たせようと夫はアルモニア(ガラス管構造の楽器)の練習をすすめてみた。
すると夫人は直ぐに異様なほどに練習にのめり込んでしまい、これではむしろ害があると
思い、ケルモット氏は妻の練習を禁止する。
また別の時は二人の亡き子と自分のために三つの墓石の準備をしてほしいと夫に懇願。
夫人の精神状態が正常ではないと判断してケルモット氏はその願いを聞き入れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/d0/797e928d0e34fbe16dc0ea0309030d7a.jpg)
亡き子たちのことが片時も頭を離れないようだ。 敗北感に打ちのめされるホームズ氏。
ホームズ氏はアン・ケルモット夫人を尾行。そして頃合いを見て彼女に近づき話しかける。
ホームズ氏は彼女の深い悲しみを知り、力づけようと説得する。
しかしすでに彼女の心は理屈や説得では動かないところへ....。
アン夫人の悲しい事件により、時には世の中、理屈や説得ではどうにもならないことが
有るのだと知らされるホームズ氏。そのことが”名探偵”引退の理由だった。
なかなか良い映画でした。そして終盤の締めくくりも”なるほど”と納得のいくものでした。
蛇足ですがホームズ役のジェフリー・ラッシュ氏、最近では『キング・オブ・エジプト』で
太陽神ラーを元気に演じています。
いまさらですが俳優さんって色んな役をこなすんだなあとちょっと苦笑い(^^;
■
これは良さげな映画かな?という予感がして視聴してみましたが、当たりでした。
派手さは無いですが、晩年のホームズ老を味わいのあるタッチで描いていて、
雰囲気的には好きな作品ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/72/55f29a01e215029939cf7c3c4a4670d0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/c5/0faec787764cae0a9df73fc71079e06a.jpg)
すっかり田舎暮らしに馴染んで。 家政婦のマンローさん。賢いロジャーは彼女の息子。
現役から退いて、すでに年月が経過し、いまではサセックスの農場でミツバチを
飼う生活を送っているホームズ氏。
住み込みの家政婦マンローさんの息子ロジャーは賢い子で、なにかと彼の手助けとなってくれる。
かつてホームズ氏は、ファンだという梅崎氏によばれ日本を訪れたことがあった。
記憶力の増進に卓効があるというサンショウを贈られるが、梅崎氏の本意は別のところに。
「駐英外交官だった父は、生涯日本に戻らなかった。あなたの忠告がそうさせたと聞いている」
と責められる。だがホームズ氏は梅崎氏の父親に関する記憶を思い出すことが出来なかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/29/bf2b374c00f3dce0e915550c9510e34c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ef/2600a8722c09480c5663935db13908de.jpg)
梅崎氏の要請に応えて来日したが....。 夫・ケルモット氏から相談を受ける。
すでに昔のことで詳細は曖昧になってきているが、彼に引退を決心させた最後の
アン・ケルモット夫人の事件が元助手のワトソン氏によって小説となり、それは映画化もされた。
だが映画を観て事実とは微妙に違っていると感じた彼は正確な記録を自らの手で残そうと決心。
しかし痴呆症の傾向が進行してきているホームズ老。
記憶をたどって事件のあらましを正確に記そうとするが、それは大変に難渋する。
初めは夫のケルモット氏からの依頼が発端だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/ed/1088720576a604d4d336745be3830274.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/de/e0d8f84d00c7eedfe0c03cfd502eb861.jpg)
気分転換のため、アルモニアの練習。 ホームズ氏はアン夫人を力づけようとするが。
流産により二人の嬰児を続けて亡くしたアン・ケルモット夫人。初めは妻の気持ちを
引き立たせようと夫はアルモニア(ガラス管構造の楽器)の練習をすすめてみた。
すると夫人は直ぐに異様なほどに練習にのめり込んでしまい、これではむしろ害があると
思い、ケルモット氏は妻の練習を禁止する。
また別の時は二人の亡き子と自分のために三つの墓石の準備をしてほしいと夫に懇願。
夫人の精神状態が正常ではないと判断してケルモット氏はその願いを聞き入れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/3c/aba432474f92d8f0dd9cce8cb10c6b65.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/d0/797e928d0e34fbe16dc0ea0309030d7a.jpg)
亡き子たちのことが片時も頭を離れないようだ。 敗北感に打ちのめされるホームズ氏。
ホームズ氏はアン・ケルモット夫人を尾行。そして頃合いを見て彼女に近づき話しかける。
ホームズ氏は彼女の深い悲しみを知り、力づけようと説得する。
しかしすでに彼女の心は理屈や説得では動かないところへ....。
アン夫人の悲しい事件により、時には世の中、理屈や説得ではどうにもならないことが
有るのだと知らされるホームズ氏。そのことが”名探偵”引退の理由だった。
なかなか良い映画でした。そして終盤の締めくくりも”なるほど”と納得のいくものでした。
蛇足ですがホームズ役のジェフリー・ラッシュ氏、最近では『キング・オブ・エジプト』で
太陽神ラーを元気に演じています。
いまさらですが俳優さんって色んな役をこなすんだなあとちょっと苦笑い(^^;
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