真美は母親からの束縛から自由になり、自分の力で人生を歩みはじめる。
2017年:クエールフィルム製作。 監督:尾崎将也。 WOWOWからの録画。
あまり派手さは感じませんが、なかなか丁寧に組みたてられた映画、という気がしました。
かつて引きこもりだった女性の、心の成長の物語。
ヒロイン小沼真実(こぬま・まみ)は高校の途中で引きこもり状態となり、以来5年が経過。
最近になって父親の探してきたバイト先で働くようになる。
なんとか娘に社会との接点が出来たことに少し安心する父親だが、
(父娘と別居している)母親の見かたは少し違うようだ。
この人は何かにつけて否定的な物言いをする。
性格なのかもしれないが、結果的にそれが娘を追いつめていることに無自覚だ。
バイト先はゲーム制作会社、仕事内容はデバック作業。
ゲームプログラムのミスをチェックする単調な作業だが、真面目に勤める真美。
ある時ひょんなことから彼女のイラストが上司の目にとまり、制作の中枢部署に抜擢される。
だが趣味で描くのとは違い、仕事となればさまざまに厳しいハードルがある。
プレッシャーに負け何も描けないまま仕事から逃げ出してしまう真美だったが....。
観たあとに中々いい印象が残りました。事前知識も無くて期待はしていなかったんですが。
終りまでダレることなく観れて、つまりそれだけでも水準以上の作品だと言えるでしょうね。
退屈で画面見つづけるのが苦痛って映画わりと多いですから。
ヒロインの門脇 麦さんは注目の新星のようですが、個人的にはちょっとタイプじゃない(^^;
でも演技はちゃんとこなしていると感じました。
母親役のYOUさんは、こういう役を振られることが多いですね。そういう意味では安定の役柄?(^^;
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