みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『インフェルノ』観ました。

2017-07-31 16:00:00 | 洋画
2016年:米コロムビア。 監督:ロン・ハワード。 WOWOWからの録画。
あの『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの最新作なので観てみました。
ん~しかしなあ....水準以上の出来とは思うけど、前二作に比べると
ちょっぴりパワーダウンしてるかなあ。

 
地上の人口は爆発的に増加。           追手を振り切り鐘楼から飛び降りるゾブリスト博士。

遺伝学者であり大富豪でもあったゾブリスト博士。
地球の人口は、継続的に増加し続けている。近い将来に爆発的増加の段階を迎えるだろう。
地球は増えすぎた人類を養いきれず、結果的には人類は全滅してしまうという持論をもっていた。
いわば人類とは、健康な地球に巣食う癌細胞のようなものなのだ。
その解決策として、いまの人類の半分を強力な伝染性ウィルスを使って殺してしまえば良い。
中世に何度となく欧州を襲ったペストのように。
あまりに危険な博士の思想は、ウィルスの完成をもって政府から身柄を追われる状況となった。
そして逃げ切れず、とうとう高い鐘楼から飛びおりて自ら命を絶つ。
だが彼には後事を託した人物がいたのだった。
ゾブリスト博士は死んだが、その仕事を引き継いでいる人物とはいったい何者なのか?
というのが本作のキモです。

 
目覚めるとそこはフィレンツェの病院だった。   担当医師は奇偶にも教授のファンだというが。

ハーバード大学教授のロバ-ト・ラングドン教授。
彼は何者かに襲われ、目を覚ましたのはフィレンツェの病院のベッドの上だった。
だがここ何日かの記憶は覚束ないうえ、灼熱地獄=インフェルノをさまよう
恐ろしいイメージに悩まされる教授。

 
地獄の亡者がのたうち回る地獄の幻影。      猛火に包まれる街の幻影。

担当のシエナ医師は、それはたぶん頭部に受けた銃傷の影響だろうと説明。
外傷が治れば記憶が戻り、幻影も収まってくるはずだと元気づける。
だが直後に武装警官がラングドン教授を目的に病院を襲撃。
シエナ医師の助けにより辛くも病院から逃げおおせる二人。
取りあえずは彼女のアパートに身を潜める。
ストーリーはそれなりに練られており、視聴中に退屈することはないのですが、
ドキドキするような予想外の着地という点では少々弱かったかな?
あとフィレンツェやベネチアの街の異国の情景に、少し観光旅行的な気分が
してしまいました(^^;

『モアナと伝説の島 3D』観ました。

2017-07-28 16:00:00 | 劇場用アニメ
2016年:米ディズニー。 監督:ジョン・マスカー。 セルBDにて視聴。
かなり評判が良いアニメのようなので購入。まあディズニーものには
あまりハズレはないようで、本作も水準以上のアニメだと思います。

 
幼いころのモアナ。海遊びが大好き。        なぜか父親はそのことを喜ばない。

本作のヒロイン、モアナ。小さなころから海が大好き。海もモアナを慈しむ。
しかし村長である父親はそのことを喜ばない。
ゆくゆくは村長の役職を娘に継がせようとしている彼にしてみれば、
海の事故で娘を亡くすようなことだけは避けたいと考えている。
村にはサンゴ礁を越えて外海に出てはならないという昔からの掟があった。
実際に掟を犯して島に戻ってこれた者は皆無なのだった。

  
後継ぎとして父親は娘に期待している。      このまま不作・不漁が続けば島民は全滅に。

月日が流れてモアナも若い娘に成長した。
近ごろ村長には頭の痛い問題が次々に起こってきている。
畑に作物が育たない。海に出ても魚がまったく獲れない。
これでは島の全員が飢え死にをしてしまう。
皆で集まり長時間話し合うのだが、これはという良策はなかなか見つからない。

 
「海がお前を選んだ」とおばあちゃん。       かつては海人だったご先祖たち。

一方おばあちゃんはモアナに村の大きな秘密を打ち明ける。
とある場所に連れられた彼女。そこには沢山の船が係留されていた。
掟によって外洋に出ることを堅く禁じられていたが、実は海洋民族であった先祖たち。
それが何故、自ら海に出ることを禁忌とするようになってしまったのか。

 
すべての原因を作った半神半人のマウイ。      夜中にそっと島を出るモアナ。

遠い昔。すべての原因を作ったのは半神半人のマウイだった。
神々から与えられた魔法の釣り針(神に対抗できるような力が使えるようになる)を
悪用して善神を封じ込め、結果として害をなす溶岩の神を出現させてしまった。
この悪神から出る毒は徐々に世界中に広がっていく。
モアナの島にもその毒が届くようになってしまったということなのだった。
土地に作物が育たず、海に魚もいないというのは、すべてそのせいなのだった。
それを知ったモアナは島のみんなのためにも自分のためにも何とかしなくっちゃ!と決心。
自分にどれほどのことが出来るか分らない。
しかし事態解決のため、ともかくはマウイ神に会おうと独りで島を出発。
そんなモアナを、幼いころからの友だちの”海”も見守っていた。

90分ていどの尺ではストーリーをあるていど整理しなくちゃならないでしょうね。
そういう意味で、ちょっと物足りなさを感じる部分もあるけど、トータルとしては
お話は良く纏まっているといえるように思います。
3D効果に関しては、特に言うことはありません。最近ではどのメーカーの3D映画に
しても、ほぼ完成の域に達していると感じます。
3D初期のように目や頭が疲れるということは無いですね。
ただ”高視差による強調(演出)された立体感”が全く姿を消してしまうのも
チョッピリ物足りないものがあるかな?(^^;

『シン・ゴジラ』観ました。

2017-07-25 16:00:00 | 邦画
2016年:東宝。 監督:庵野秀明。 WOWOWからの録画。
もともと自分はゴジラ映画って、あんまり得意じゃないんですが....
この映画はかなり話題になってもいるし、そんならちょっと観てみようかなという
感じでの視聴です。

 
東京湾川崎人工島から突然強い蒸気が噴き出す。   原因と思われる巨大生物はやがて大田区に上陸。

あるとき東京湾・川崎人工島から突然強い蒸気が噴き出す。
多分一過性の自然現象だから心配は要らないでしょうと学者たちは云う。
だが真実は何と正体不明の超大型怪獣の出現が原因だった。
怪獣は東京湾から大田区の河口を遡上、蒲田市街地付近に上陸する。
大混乱に陥る一般の人々。

 
逃げまどう大田区民。               急遽、都庁9Fには災害対策本部が設置されるが。

我先にと逃げまどう大田区民。怪物は住宅地域から次第に都心部に向い、
その被害も急速に深刻化してくる。
急遽、東京都は災害対策本部を都庁9Fに設置。だが都レベルで出来ることは限られている。
何としても日本の最高責任者=総理大臣が直接指揮を取り、米軍にも応援を仰ぐ体制が必要だ。

 
怪物の通った後の街の惨状。            総力を挙げてゴジラと闘う自衛隊。

怪物の通った跡の大田区蒲田の一帯は見る影もなく悲惨な状況となっていた。
首相はじめ日本国民全員が腹をくくって未曾有の事態に向かわねばならないと覚悟を決める。
だが首相命令によって動員された戦闘用ヘリ、戦車、大砲、ミサイルの攻撃を受けても
怪物は一向に応えた様子がない。ヤツは不死身なのか?
追いつめられた人間側は最後の一手に賭ける。この”乗るか反るかの賭け”の目はどう出るか?

 
街はゴジラに蹂躙されて壊滅状態に。        どんなに攻撃されてもゴジラはさして応えていないようだ。

初めに書いたように、自分はゴジラ映画があまり得意じゃありません。
どの作品を観ても展開・結末が似たり寄ったりだし(^^;
しかしこの映画を傑作だと激賞される方も少なからずおられるようです。
それで実際に観てみましたが、やっぱりその理由、自分には良く解りませんでした。
しかしそれはそれ、ものの感じ方は人それぞれということで仕方がないでしょう。
ゴジラの造形に関してはまあまあだと思いますが、目ん玉がちょっとね~。
丸くて可愛くて、自分は即座に”キョロ目ちゃん”と名づけてしまいました(^^;

『ハドソン川の奇蹟』観ました。

2017-07-23 16:00:00 | 洋画
2016年:米。 監督:クリント・イーストウッド。 WOWOWからの録画。
実話が元になっている映画とのことです。
イーストウッド監督とトム・ハンクスのタッグ作品ということなので一応観てみました。

 
カナダガンの群れに遭遇。             エンジン二基ともに破壊され火を噴く。

シアトル行き1549便。ニューヨークを離陸直後にカナダ雁の大群と遭遇、
エンジン内部に致命的な損傷を受けてしまい、飛行の継続が困難となる。

 
突然の危機。管制室に衝撃が走る。         多くの機関が臨時動員。1549便の安否を注視。

すぐに管制ルームに緊急事態発生を報告~折り返し近くの空港に避難するよう
指示が出るが、そんな余裕はない。エンジンが二基ともにダメになっているのだ。
サレンバーガー機長は直ちにハドソン川に緊急着水する決心をする。

 
無事に着水。全員が奇蹟的に生存。         生還した機長㊧に押し寄せる報道陣。

映画を観ていて感心したのは、救助関連組織への連絡の素早さ、そして対応の確かさでした。
救助が迅速に行なわれたため、乗務員5名+乗客150名全員が生還を果たすことができた。
ニューヨーク市民はこの結果に大きな拍手を送り、サリー機長はその立役者としてマスコミから
過剰に英雄扱いされてしまう。

 
機長の判断は誤っていたのではとの疑惑が浮上。  この人が本物のサリー氏(^^;

だが残されたデータを見る限り、機長の判断は誤っていたのではないかという意見がでて....。
管制官の当初の指示通り、近辺のラガーディア空港などを目指せば十分に安全に
着陸できたのではないか。
乗客から死者が出るというようなことがなかったにせよ、なにもわざわざハドソン川に
降りて高価な旅客機を水没させてしまうことはなかっただろう。
この大きな損害はすべて自己判断で行動した機長のせいなのではないか。
こうした声に後押しされて、国家運輸安全委員会は公聴会を開くことになる。
「有罪」となればサリー機長のこれまでのキャリアは台無しになり、
彼はホームレスにでもなるしかない....。

トム・ハンクスといえば、現在の米映画界のトップ男優のひとりです。
ですが演じるのはいつも同じような”男っぽくカッコイイ”役柄ばかり。
今回の役柄も、正直「またか」の感じもありますね(^^;
でもまあ、そうはいっても中々楽しめる映画ではあります。

『アングリーバード』観ました。

2017-07-20 16:00:00 | 劇場用アニメ
2016年:フィンランド・米。  監督:クレイ・ケイチスほか WOWOWからの録画。
事前知識なしで、あまり期待しないで観たアニメですが、結構面白かったです。
”変わり者”は往々にして周囲から浮いてしまい、仲間外れにされてしまいがち。
しかし他者と適当に調子を合せることが出来ないがゆえに見えてくることもあり
一概に変わり者を否定してしまうのは問題だ。
本作のテーマはそんなトコですかね~。

 
レッドは独力で孵化。捨て卵だったのだ。      相手の言い分を一定程度は認めるレッド。

男らしい?太い眉毛に、真っ赤な体のレッド。
頑固で簡単に他人と同調しないために、周囲からはかなり煙たがられている存在だ。
今日もやっぱりトラブルが発生。
レッドの宅配便が約束の配達時間に遅れてしまい、顧客と争いになる。
裁判の結果はレッドの有罪。
専門施設に通って矯正プログラムを受ける義務が課せられる。
不承不承ながら一応マジメに施設に通うレッド。
そこで知りあった他のメンバーと少しづつ親しくなっていく。

 
しかし自分の言うべきところは言う。        ある日、突然ナゾの船がやってきた。

あるとき突然、見知らぬ船がやってきた。何事かと島じゅうの鳥が海岸近くに見物に集まる。
船から降りてきたのは少人数の豚だった。
遠い島から”鳥と豚の友好”のためにはるばるやってきたのだと言う。

 
友好のためやってきたと言うが。          さっそく島を挙げて歓迎会が催される。

さっそく島を挙げて歓迎会が催されるが、レッドにはどうも納得がいかない。
豚どもは胡散臭い連中としか思えず、宴半ばに中座して彼らの船を点検することにする。
仲間の二羽の鳥もついてくる。

 
船には大量のダイナマイトが。           船倉には多数の兵隊が隠れていた。

案の定甲板には大量の爆薬が積まれており、また船倉には大勢の兵隊たちが隠れていた。
これで友好のためにやってきたなどというのは、到底信じがたい。
だが船から戻って皆や長老に警告しても、レッドたちはまったく相手にしてもらえないのだった。
鳥たちが油断しきった頃をみて、豚たちは予定の侵略行動を開始する....。

ほとんど事前知識なしで観たのですが、面白いと思いました。
ストーリー的には王道のつくりですかね~。
このアニメは3D版セルソフトもあります。
そのためか特に終盤は3D映えするようなシーンが連続します(^^;