みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

「トムとジェリー」(2014版)観ました。

2015-07-08 16:00:00 | アニメ
2014年:米ワーナー。 監督:クリス・ベイリー。 BSプレミアムからの録画。
むかし夕方の時間帯でやってた米国産の短編TVアニメ。一番記憶に残っているのは
『ポパイ』だけど、この『トムとジェリー』も結構みていましたっけ。
今回、2014年制作の新しいモノがBSプレミアムで放送されたので観てみました。

 
相変わらず”追いかけっこ”やってます。      追いつめたかと思えば、また逃げられて....。

 
珍しく”私立探偵”コンビとして出演。       手品師ウサギから”消えたハト君”の捜索依頼。

まあ結論めいたことを言っちゃうと、別にこの新作は要らなかったんじゃないかと(^^;
スピード感がイノチのこのアニメ、旧作で「もうやれることは全部やった」感があります。
画としてのキレイさとかは流石に技術の進歩を感じるけれど、新鮮な驚きとかは無いです。
まあ「トムジェリ」のファンの方にとっては、それこそ「余計なお世話」なのかもを承知で
言ってます。すいません(^^;

「スノーマン」観ました。

2015-07-02 18:00:00 | アニメ
1982年:英国。 監督:ダイアン・ジャクソン。 BS103からの録画。
セリフ一切なしでお話が進んでいくアニメーションですが、シンプルな内容なので
”解りにくい”とかは有りません。とても豊かで温かいお話だと思います。
レイモンド・ブリッグスという人の創作童話の本が原作ということです。

 

ある冬の朝。少年が起きてみると昨夜のうちに雪が降り積もっている。
思わず「やったね!」
定番というか、さっそく雪だるまを作る少年。一日働いて食べる夕食は美味しい。

 

夜なかにフト目覚めて窓の下を見ると、雪だるまがひとりポツンと佇んでいた。
いかにも寂しそうに見える。
そこで少年は雪だるまを家の中に入れて、一緒に遊ぶ。雪だるまも楽しんでいるようだ。

 

ひとしきり遊んだ後、雪ダルマは少年の手を取り、一緒に空を飛ぶ。
このときに流れるバックミュージックに、TVゲーム「ICO」のラストテーマ曲が
(旋律の雰囲気が)とても良く似ていますね。同じ人の作曲?

かなりの距離を飛んで、着いたところはサンタさんと大勢の雪ダルマがいる村だった。
少年は歓待を受け楽しい時間を過ごす。

当時かなり話題になった作品ですが、実は自分は今回はじめての視聴(^^;
とても親しみやすく家族で観るのにピッタリな内容、大ヒットしたのも当然ですね。

「翠星のガルガンティア OVA 前編」 観ました。

2015-04-02 16:20:00 | アニメ
2014年:プロダクションI.G。 監督:村田和也。 東京MXからの録画。
高水準の画質をハードなスケジュールの中で維持し続ける。
アニメ会社の方々はさぞご苦労されてるだろうなあと思います。
しかしアニメ作品は、ヤッパリ観て面白いかが全てだと思うのです。
そういう意味では、すぐに結末の読めるような今作の出来では、
「イマイチ」と評さざるを得ません。

ストーリーとしては、TV版を引き継ぐものになっています。
TV版を知っていることが前提になっているため、
いきなり本作を観るのはちょっとツライかも。
予習が必要でしょうね。

 
オープニング画面。                         サルベージ作業にもすっかり慣れ、今日もお宝発見のレド。

 
突然の事故。 レドは他を助けるために犠牲に....。           レドを心配するエイミー。からかわれて真っ赤。

ところで本作の続き(後編)ですが、なんと明後日4/4に公開されるですと。
ファンには嬉しい色んな特典やグッズが用意されている模様。
興味をひかれた方なら「行ってみようか」となる可能性大きいですわ。
う~~ん、アニメ会社さんも色々と工夫されているんですね~。

「岸辺の二人」観ました。

2015-03-27 16:00:00 | アニメ
2000年:英・蘭。 監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット。 WOWOW録画。
原題=「父と娘」。
わずか8分の作品ですが、スタートから心を鷲掴みにされる思いがします。

幼いころに父親に置き去りにされて以来、娘は一生父を寂しく思い続ける。
そのひたむきさが哀れでもあり悲しくもあり.....
アコーディオンによる「アニバーサリー・ソング」が情感をいっそう盛り上げてくれます。

 
ある日。                               父娘は自転車で岸辺に向かう。
 
最後の名残を惜しむように娘を抱き上げる父親。            娘を残して父親は舟を出す。

小さくなってゆく父の姿。 決して娘のもとに戻ることはない。

現実的に考えると、まず娘の幼かったころに父母の離婚があり
(母側に引き取られた)娘は大好きだった父親と離れ離れにならざるを得なかった。
娘は成長し夫をもち子をもち、月日は更に過ぎて老女となったが
しかし父との別れた時の悲しみは今も癒えることがない....。

もちろんセリフ一切なしの作品なので、どう受け止めるかは
各人によっても異なることでしょう。
機会を見て何度も観なおしてみたい作品です。

2001年に米アカデミーを受賞しています。

米アニメ界の大物ふたり。

2014-11-28 11:53:01 | アニメ
いま米アニメ界での大物と言えば、ジョン・ラセター氏、そしてティム・バートン氏の
名前を挙げなくてはならないだろう。
それぞれに方法論の異なる両者だが、それぞれが大きな成果をあげ続けている。

最近お二人に関するTV特番が続いたので、今回はこのことに触れてみたい。
① ジョン・ラセター氏「魔法の映画はこうして生まれる」(NHK-G)
② ティム・バートン氏「人生を変えたスケッチ」(WOWOW)

自由な雰囲気のなかスタッフを囲んで、徹底した意見交換を通して最も良いアイディアを
探り当てよう、とするラセター氏。

これまでの経歴を飾り気なく話してくれるジョン・ラセター氏。

今回の密着取材が許可されたのは、新作「ベイマックス」をアピールするため、という面が大きかっただろう。

「アナと雪の女王」=女性観客の反応について表情豊かに語ってくれる。

宮崎駿氏との友情・交流は有名だ。

一方子供の頃からの長い年月、スケッチを描き続けてイマジネーションを育ててきた。
研ぎすまされた感性が最大の武器のバートン氏。

少年時代を語るバートン氏。

これまで描きためてきた膨大な量のスケッチ。すべて<作品>になっているのがさすが。

少年時代のアイドル、V・プライス氏。あの「肉の蝋人形」にも出演。 ディズニー在籍時に自主制作した短編「ヴィンセント」。ナレーションはプライス氏(^^;
いずれの番組も、しなびかけた自分の脳みそに多少なりとも刺激を与えてくれたと思う(^^;
アニメに関心のある方なら、一度は見ておく価値があると思う。

再放送の予定:
ティム・バートン氏「人生を変えたスケッチ」(WOWOW-3)
11/28(金)20:30~21:00
ジョン・ラセター氏「魔法の映画はこうして生まれる」(NHK-G)
11/29(土)10:05~11:20