2015年:イギリス。 監督:トム・フーバー。 WOWOWからの録画。
なかなか評判の映画のようなので観てみました。いわゆる性同一性障害者のハナシです。
世界で初めての性転換手術を受けるに至るまでの顛末が描かれています。
「画家は人前に出ることも大事よ」と説得する妻。 面白いこと思いついちゃった」
デンマークの画家アイナー・ヴェイナー氏。そして妻ゲルダも同じく画家。
夫婦仲は良いのだが、いまのところ二人の絵はあまり売れていない。
近く知人宅でパーティーが開かれる。本来人づきあいはあまり得意ではないが
そういう場所に顔を出すことも画家には必要と考えて出席を決める。
そしてゲルダが思いついたちょっとした冗談。
夫アイナーに女装をさせて、どの程度みんなを騙せるものか試してみようと提案。
夫(右端)の美女ぶり?にみんな騙される。 なりゆきでのキス....。
”この子は親戚のリリー”だと周りに紹介。周囲はみな騙されて企みは大成功。
というか、リリーにキスを仕掛けてくる猛者もいたりして....(^^;
しかしそれは妻にしっかり目撃されていた。もともとが自分の発案だけに文句が言えない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/82/4b4c9255a2a030d4a2a2edf996532d84.jpg)
妻は夫のキスシーンをしっかり目撃。 「リリーはもう要らない」。
しかしアイナーは本来自分は女なのだと気づいてしまった。
いわば心のスイッチが入ってしまったのだ。
もはや妻から何を言われようと元には戻れない。そして次第にリリー的な部分が露わに。
最終的には体も女性になってしまいたいという願望を持つに至る。
いまでいう性転換手術だが、当時はまともに彼の言い分を聞いてくれる医師はいなかった。
重度の精神病患者として、危うく監禁されそうになったりもする。
いっぽうゲルダは女性的な夫に画興を感じてさまざまにスケッチやタブローを精力的に制作。
それらの作品は特異な魅力を放ち画商の関心を引く。個展も開かれ大成功。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/84/b212dedb03e53dc9a4b6d82dda56ef3e.jpg)
ゲルダの新作は画商の興味をひく。 手術後のリリー。経過は思わしくない。
そうこうするうちに、ようやくリリーを正しく理解してくれる医師にめぐり合う。
診察の結果、性転換の手術を段階的に行うことに合意。リリーにとっては希望の持てる時期。
しかし性転換手術というものを実際に行った例はまだない、
理論上は可能だということでしかない。何せ施術例が一切ないのだから。
従って手術が失敗した場合には生命の危険もありうる重い話なのだ。
リリー(=アイナー)役のエディ・レッドメイン、だいぶ頑張ってはいると思うんですけど
個人的には、やっぱり違和感を感じてしまいましたね~。
まあこの辺は、あらかじめ男性が女性を演じていると知ったうえで観ているから
感じることなのかもしれませんが。
現代ならばこの映画とは時代も変わっているし、その種の情報も豊富でしょうから、
リリーほどの深い悩みは感じなくて済むのかな。
あと妻ゲルダ。悩みつつも夫を支えるアリシア・ヴィカンダーの演技が良かったです。
でもこういう事情の場合、現実には気持ち悪がって拒絶しちゃう女性だっているんじゃないかな。
その辺は理屈じゃないし、当事者以外には善し悪しは言えないでしょうけどね。
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なかなか評判の映画のようなので観てみました。いわゆる性同一性障害者のハナシです。
世界で初めての性転換手術を受けるに至るまでの顛末が描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/6e/c9149b6c72d42fd76511017f448fd8af.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/da/b83ee44cae50b6037c8487d8e6b49772.jpg)
「画家は人前に出ることも大事よ」と説得する妻。 面白いこと思いついちゃった」
デンマークの画家アイナー・ヴェイナー氏。そして妻ゲルダも同じく画家。
夫婦仲は良いのだが、いまのところ二人の絵はあまり売れていない。
近く知人宅でパーティーが開かれる。本来人づきあいはあまり得意ではないが
そういう場所に顔を出すことも画家には必要と考えて出席を決める。
そしてゲルダが思いついたちょっとした冗談。
夫アイナーに女装をさせて、どの程度みんなを騙せるものか試してみようと提案。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/c4/eb3a86121fef94d303ea2c1665d56b89.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/24/a8dc9f37f74b3356cc73f06ba24980a3.jpg)
夫(右端)の美女ぶり?にみんな騙される。 なりゆきでのキス....。
”この子は親戚のリリー”だと周りに紹介。周囲はみな騙されて企みは大成功。
というか、リリーにキスを仕掛けてくる猛者もいたりして....(^^;
しかしそれは妻にしっかり目撃されていた。もともとが自分の発案だけに文句が言えない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/34/ea014636975c75d94ce9c054dd06d3c1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/82/4b4c9255a2a030d4a2a2edf996532d84.jpg)
妻は夫のキスシーンをしっかり目撃。 「リリーはもう要らない」。
しかしアイナーは本来自分は女なのだと気づいてしまった。
いわば心のスイッチが入ってしまったのだ。
もはや妻から何を言われようと元には戻れない。そして次第にリリー的な部分が露わに。
最終的には体も女性になってしまいたいという願望を持つに至る。
いまでいう性転換手術だが、当時はまともに彼の言い分を聞いてくれる医師はいなかった。
重度の精神病患者として、危うく監禁されそうになったりもする。
いっぽうゲルダは女性的な夫に画興を感じてさまざまにスケッチやタブローを精力的に制作。
それらの作品は特異な魅力を放ち画商の関心を引く。個展も開かれ大成功。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/5b/5db13c6c2101dfc171bc6dbc68fd77f5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/84/b212dedb03e53dc9a4b6d82dda56ef3e.jpg)
ゲルダの新作は画商の興味をひく。 手術後のリリー。経過は思わしくない。
そうこうするうちに、ようやくリリーを正しく理解してくれる医師にめぐり合う。
診察の結果、性転換の手術を段階的に行うことに合意。リリーにとっては希望の持てる時期。
しかし性転換手術というものを実際に行った例はまだない、
理論上は可能だということでしかない。何せ施術例が一切ないのだから。
従って手術が失敗した場合には生命の危険もありうる重い話なのだ。
リリー(=アイナー)役のエディ・レッドメイン、だいぶ頑張ってはいると思うんですけど
個人的には、やっぱり違和感を感じてしまいましたね~。
まあこの辺は、あらかじめ男性が女性を演じていると知ったうえで観ているから
感じることなのかもしれませんが。
現代ならばこの映画とは時代も変わっているし、その種の情報も豊富でしょうから、
リリーほどの深い悩みは感じなくて済むのかな。
あと妻ゲルダ。悩みつつも夫を支えるアリシア・ヴィカンダーの演技が良かったです。
でもこういう事情の場合、現実には気持ち悪がって拒絶しちゃう女性だっているんじゃないかな。
その辺は理屈じゃないし、当事者以外には善し悪しは言えないでしょうけどね。
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