みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

「客に味を聞くなよ」

2015-12-26 16:00:00 | その他
「客に味を聞くなよ」と思いますね~実際。
一度入ったラーメン店でこれをやられて困りました。
大して美味い味でもなかったんですが、だからといって
「美味しくないよコレ」とも言いにくいし....(^^;

さて "一流店" に入ったことがあるか?
これは無いです。
そういうトコってお金さえ払えば良いというものじゃないしね。
服装やマナーにしてもそれなりにしなくちゃならないでしょうから窮屈ですし。
まあそもそも自分など一流店に入るような人種じゃないって気がするし。
何かやむを得ない理由でもない限り入ろうとは思わないですね。
いい歳をしてこんなことを言うのはガキっぽいのかもしれませんが(^^;

味が良くても、気張る必要のない店。清潔で価格がリーズナブル。
贅沢をいえば、誠実な応対。
これが『自分にとっての一流店』ですね。

gooのお題作文をちょっと書いてみました。

『スターウォーズ ep.1』観ました。

2015-12-25 18:00:00 | 洋画
2011年:米20thフォックス。 監督:ジョージ・ルーカス。 セルBD(BOX)にて視聴。
映画ファンならば一度は観ているはずの映画です。
今回観た2011年版(BD BOX)が、1999年版(オリジナル)とどう違うのかとかを記すことにします。

 
通商連合による惑星ナブーの封鎖。         ジェダイ2名が特使として派遣される。

銀河共和国の政治体制が腐敗して久しい。
強欲な通商連合が惑星ナブーを包囲・封鎖するという暴挙に出たのも
政治屋どもには何もできないと見切った上でのことだったが、
実際は国の守護役ジェダイ2名が通商連合の船に派遣される。

 
通商連合の船内には戦争の準備がされていた。    ナブーの女王は断固として関税軽減を拒絶。

予期せぬ訪問に慌てる通商連合側。
ジェダイたちは船内に大勢の軍隊を目撃して、彼らの真の意図
(=ナブーを占領)を見抜き、小型船を奪ってナブーに向かう。

  
正規軍をもたないナブーに対抗する術はない。    通商連合側は着々と進撃の準備。

武力を以て関税を軽くしろと迫る通商連合に、ナブーの女王アミダラは決して屈しない。
そうはいっても、軍隊をもたないナブー星。力づくで来られれば対抗できない。
あわや女王が拘束される寸前にジェダイたちが駈けつけ、
彼女と側近たちを引き連れナブーを離れる。

 
タトゥイーン星でのポッドレース。         元老院はとっくに腐敗し機能しなくなっていた。

目的地は共和国の首都であるコルサント星。
共和国議会に出て議員たちにナブーの窮状を訴えるのだ。だが途中でエンジン故障。
やむなく近くのタトゥイーン星に立ち寄るが、
そこでジェダイは並外れたフォースパワーをもつアナキン少年に出会う....。

今回BDを観てストーリーの構成がオリジナルとはかなり違うナと、まず気がつきました。
エピソードの順番が入れ替わっていたり、ムダな部分が削られていたりして、
映画のテンポがかなり快適になっています。
次に音響面ですが音質そのものが大変クリアーなうえに、再生装置がATMOS対応だと
まるで正規のATMOSサラウンドのような再現性となります。
評論家センセイたちが「ATMOS対応ソフトを持っていないという理由で、ATMOS対応
再生装置類の導入をためらう必要はない」と言われていますが、全くその通りでした。
もちろんこのBDもATMOS対応ソフトではありませんが、みごとな立体音響を体感できます(^^)v

今年もあと数日となりました。なので明日から2~3週ほどお休みします。
正月期のみかんはユックリと音楽を聴きたいです。
それでは皆さん、良いお正月をお迎えください。 m(_ _)m

『サイモン・バーチ』観ました。

2015-12-24 16:00:00 | 洋画
1998年:米。 監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン。 WOWOW録画にて視聴。
多分15~6年くらい前に一度観ていますが、すっかり内容を忘れていました。
残っているのは”けっこう感動したっけ”という記憶だけですね(^^;

 
生まれた時からサイモンは小さかった。       両親は失望し、サイモンを無視。

サイモン・バーチは普通よりも特に体の小さい赤ん坊として産まれた。
心臓なども小さいため「長くは生きられないでしょう」との医師の診断だった。
バーチ夫妻は落胆し、それ以来息子に対して無関心な態度をとるようになる。
だが彼は12歳を迎えてもちゃんとまだ生きていた。

 
皆でふざけてサイモンを胴上げ。          しかし絶対に告げ口などしない。

サイモンは級友たちの格好のオモチャにされていた。小さくて可愛いし、
告げ口をしないので、教師に叱られる心配もなかったからだ。

 
心ない大人たちは二人をからかう。         サイモンには堅く信じていることがあった。

サイモンには、堅く信じていることが一つあった。
それは神さまがいつか自分を道具として、何らかの英雄的役割をさせるということ。
「人から変に思われるから、そんなことをやたらに口外するなよ」とジョーから
釘を刺されるが、サイモンは一向に平気だ。そのように信じ切っているのだ。

ジョーの母親レベッカは相手の男を秘密にしたまま出産。
そのため彼は私生児として有形無形の差別を受けて育ってきた。
ただ彼女自身は正義感が強く、愛情の豊かな立派な女性。
息子の友人サイモンにもわが子同様に愛情を注いでくれる。
だからサイモンにとってレベッカは(自分に無関心な実の母親よりも)
より以上に母親的存在なのだった。

 
手編みのセーターをプレゼント。          自分の父親は誰なのか? 思い悩むジョー。

悲劇は突然に起こる。野球の試合でサイモンが珍しく打ったホームランの打球が
たまたま通りかかったレベッカの頭部を直撃、そのために彼女は死亡してしまう。
かけがえのない人を自分のせいで死なせてしまったという負い目から激しく落ち込むサイモン。
そのためかジョーとの友情も一時途切れてしまう....。

初めにも書きましたが、これで二度目の視聴です。
今回観てもけっこう良かったですね。温かく豊かな感動が得られる映画だと思います。
当時もけっこう評判になった映画ですがそれも当然でしょうね。
多くの人に薦められる秀作だと思います。

『ミリオンダラー・アーム』観ました。

2015-12-22 16:00:00 | 洋画
2014年:米ディズニー。 監督:グレイグ・ギレスピー。 WOWOW録画にて視聴。
実話をベースにした映画だそうです。
ただ多少は話を綺麗事に纏めているな、という感じはしますね。

 
華やかなプロスポーツの世界。           破格な契約金の要求。これはさすがに呑めない。

華やかなプロスポーツの世界は、エージェント同士の闘いの場でもある。
有望な選手の契約が複数取れれば巨額の金になるが、さもなければ一銭にも
ならないシビアな世界だ。

 
後がないドン詰まりの状況。            相棒も不安げだ。

JBはかつて大手エージェント会社の有能な社員として高収入を享受していたが、
独立後はパッとしない。
当てにしていた大型選手との契約も取り逃がして、もはや破産寸前。

 
有力者チャン氏に計画を説明、資金を引き出す。   やってきました、インドはムンバイ。

事務所の家賃も払えない困難な状況。
JBは何とか事態を打開しようと、あるアイディアを実行することにする。
業界の大物チャン氏に会い、自分の計画を説明する。
まだ野球があまり普及せず、スカウトたちの盲点となっている国インド。
インドに行って有望な新人を発掘するのだと力説する。
何とかチャン氏を説得して資金を引き出すが、「いまから一年後」と期限を切られる。
本当に一年で可能なのか? ....やるしかない!

 
コンテストが進み、いよいよ決勝戦。        ついに優勝者が決定する。

多額の賞金を餌に、インド各地で野球のコンテストを行う。
大抵は箸にも棒にもかからないようなレベルの者たちだが、
どうやら大リーグでも使えそうな有望な若者が二人だけ交じっていた。
それに雑用係として別に一人を雇い、JB一行は米国に戻る。
チャン氏との契約ではプロテストまで、あと8ヶ月。
生まれて初めてグラブをはめた若者を8ヶ月でプロデビューさせねばならない。
遠く故郷を離れて、毎日トレーニングを積み上げていくインドの若者。
だがJBは彼らにはビジネスとして接するだけで、人間として扱おうとしない。
心の面でのケアには全く無頓着。
だんだん若者たちはJBに嫌われていると思いこみ、練習に身が入らなくなる....。

ディズニー製作のファミリー映画ですから、ハッピーエンドなのは確実なんですが、
それにしてもちょっとキレイ事だよな~と思うところが無くはないです(^^;
ただディズニー作品らしく一定の水準はキープしていますから、
観ていて「詰まらない」ということはないですね。

『TATSUMI 漫画に革命を起こした男』観ました。

2015-12-21 16:00:00 | アジア映画
2011年:シンガポール。 監督:エリック・クー。 WOWOW録画にて視聴。
"劇画家" 辰巳ヨシヒロ氏の来歴や数本の短編を織り交ぜて一本の映画に仕立てたものです。
そのデキの良さには唸らされるモノがありますね~。
もし日本の制作会社が同じテーマで映画を作ったとして、こんな風に仕上がるかな?

 
進駐軍のジープが走る大阪。             一日伏せっている病身の兄。

終戦間もない大阪。街中を進駐軍のジープがわがもの顔に走る。
多くの日本人がしじゅう腹をすかせ、戦後の困難な時代をようやく凌いでいる有様だった。
辰巳家の家長(父親)は家庭というものに関心がなく、ほとんど家にいることが無かった。
家には病身の兄がいたが、入院費用が払えないため自宅での療養生活。
そのため学校にも行けず、毎日を床の中で鬱々と過ごす。
健康なヨシヒロに嫉妬して、時々癇癪を起し折角弟の描いた漫画の原稿を破り捨てたりもする。

 
初期の傑作短編「地獄」。              毎日新聞社の紹介で手塚治虫氏を訪問。

子どもの頃から漫画が大好きだったヨシヒロ少年。せっせと毎日新聞社・大阪版に
投稿しつづけて常連となり、ついには最優秀賞を受賞。
毎日新聞社の関係で憧れの手塚治虫氏の自宅を訪問できることになり、
そのことは彼にとって一生に残る思い出となる。

 
初めての自分の単行本。抱いて寝る。         PTAやマスコミの漫画叩きが起こる。

先輩・友人の助力により出版された『こどもじま』がデビュー作となり、
じょじょに漫画家として生活を成り立たせるようになる。
弱小出版社から出される貸し本を通しての執筆活動は原稿料は安かったが
それなりには充実していた。
しかしPTAやマスコミが「まんが=俗悪」「教育に悪い」と決めつけて
漫画に対する排斥運動がほぼ全国的に起こる。
彼自身も子ども向け作品を描くことに限界を覚え、自分の作品をある程度以上の
年齢の読者むけに限定していくことになる。

 
某編集者「子どもに振り回されちゃアキマヘン」。   いつしかウェイトレスさんと親しくなる。

貸し本むけに作品を描いていた多くの大阪周辺の漫画家が時代の趨勢を感じ取り、
しだいに東京に出ていくようになる。
(そのうちの一番の出世頭は、さいとうたかを氏でしょうね)
辰巳ヨシヒロも同様に上京して漫画活動を開始する。
そして時代も変わりつつあった。もはや貸し本の時代ではない。
東京の出版社による少年少女むけの漫画週刊誌たちが相次いで華やかに出版され、
持て囃されるようになった。
辰巳ヨシヒロは新しい時代の新しい漫画を標榜するべく「劇画」の呼び名を創設、
何人かの同志とともに劇画運動を開始、世にアピール。
それは一定程度の効果を得るが、作品の主要な発表の場が週刊誌に移行するに従い、
仕事の注文量も激増。
多忙な日常の裡に才能をすり減らしていく者も少なくなかった。

当時彼はアイデアやコマ割りの作業を複数の決った喫茶店で行うのを
常態としていたが、そのうち一人のウェイトレスと親しくなる。
後の辰巳夫人である(^^;
辰巳氏の仕事ぶりは割とマイペースだったよう気がします。
あちこちで作品を見かけるようなこともなかったし.....。
というか、最近さっぱり彼の作品を見ることがなくなったな~と思ってたら
いつのまにか断筆してたりして(^^;
この方はむしろ海外での評価の方が高かったようですね。
今年の3月に故人となってしまいましたが....。

ただ個人的には「劇画」という言い方には今ひとつピンとこないものがあります。
まあ呼び名なんて重要なことじゃないと言えば、そうなんですけどね(^^;
「劇画」ってナニ? 漫画とどう違うの? 別に変わらないじゃない?
画とストーリーがあり、語りの技法も別に変わるところがない。
だったらコレも「漫画」と呼んだっていいじゃない?
別に「劇画」なんて呼び方、要らないよ。
自分の「劇画」というものに対する感覚はそんなところですね。
ちょっとくらい絵柄やお話がダークだからと言って、それが何さ。
そんなモノもこんなコトも全~部ひっくるめて包み込んでしまうくらい
『漫画』ってのはフトコロが広いのさっ。そう思っています。
手塚治虫氏の作品のようにおシャレで都会的な雰囲気を感じさせる漫画に対して、
劇画のいかにも泥臭く汚い画柄(当時はそう見えた)は正直拒否反応が起こったです。
今でも「漫画」か「劇画」かじゃなく、面白い作品かどうかが重要だと思っています。