みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『絵文字の国のジーン』観ました。

2018-08-26 16:00:00 | 劇場用アニメ
2017年・米ソニーピクチュアズ。 監督:トニー・レオンディス。 WOWOWからの録画。


(左から)主要キャラのジェイル・ブレイク、ジーン、ハイタッチ。

スマホの内部で大活躍する”絵文字たち”。
その絵文字たちをアニメのキャラクターとして構成した劇場作品です。
観るまえは、ちょっとした思いつきを安易に映画化?という印象だったんですが、
デキはそんなに悪くなかったし面白かったですね。
まあ大傑作ってワケでもないですけど。

 
彼がスマホの持主アレックス㊨。           好きな女の子アディ㊥からメールが。これは間違いメールなの?

スマホの持主アレックスはクラスメイトのアディに片思い。なんとか友だちになりたいと
願っているが、そんなとき彼女からのメールが届く。これは単なる間違いメールなの?

  
さてアレックスのスマホの内部には....。      ジーンたち絵文字の住むテキストタウンがある。

アレックスのスマホの中には、テキストタウンという、絵文字たちの住む街がある。
このアニメの主人公ジーンも両親たちと同じく、この街の住民だ。
ところでジーンは近く絵文字としてデビューを迎える身。最高にどきどきモンである。
役割は”ふーん”
いかに”ふーん”という感じをつまらなさそうに、リアルに表現するか。
それが目下の彼の大問題なのだ。練習にも余念がない。
両親も期待して応援してくれている。絶対に失敗はできない。

 
今日は、ジーンの初勤務だ。             スタジオでは絵文字キャラ全員がドキドキして指名を待つ。

いよいよ今日は絵文字としての初勤務だ。
専用のキューブ(=コマ)を与えられてすっかり舞い上がってしまうジーン。
スタジオではどの絵文字もそれぞれ ”自分を使ってよ”とアピール。
しかし指名される絵文字は一回に一人?だけだ。
そんな状況で、いきなりジーンが指名される。

 
本番でまさかの大失敗をやらかすジーン。      お陰でスタジオは大混乱。ごめん...。

突然の指名でビックリ仰天のジーン。すっかり動転してしまい、
珍妙なポーズをしてしまう。失敗だ! 
お陰でスタジオ中が大混乱に。
ディレクターはカンカンだ。下手すると存在を消去されちゃう。
取りあえずはスタジオから急いで逃げなくちゃ!

逃げる途中でハイタッチ(絵文字)に出会い、
更にジェイル・ブレイク(これも絵文字)という女の子に出会う。
彼女は窮屈な携帯のなから飛び出して、自由な外部のクラウドをめざしていた。
行動を共にするようになった彼らの先に待ち受けるものはなに?
そして後ろからは、怒れるディレクターが差し向けた強力な殺し屋の集団が迫ってきて...。

SONY BDP-S6500 導入。

2018-08-23 16:00:00 | AV
以前から導入の視野には入っていたリージョンフリー再生機。
ただ手持ちの韓国LG製プレーヤーにも同様の機能があるため、
わざわざ改めてその種の商品を買う理由があるのか?という自問を
繰り返してきました。
今回は何となく軽い気持ちで、というか成りゆきで購入をしてしまいました(^^;
まあLGに対する不満として「操作感覚にピンとこない部分がある」
「映像のカラーバランスが好きじゃない」ということもありました。


某輸入DVD店から購入、リージョンフリー再生機:ソニーBDP-S6500。

今のところ、商品が届いて開封したばかり。実際に装置に組み入れて使用した感じは
ここに追い追い追記として書きこもうと思っています。
ただ国産機だと幅40cm以上のフルサイズが常識ですが、本機は幅25cm×奥行き19cm
くらいのコンパクトサイズ。特に奥行きはパナの録画機と同じなので設置しやすいかな?

追記:

08/23
はじめはパナ・ソニーの2台体制で....とか考えましたが、
(従来の)パナBDP(DMP-BD110)をはずして、ソニー機を設置。
パナレコーダー2台が既に接続されており、レコーダーは再生もできるワケだし、
なので再生専用機は1台あれば良いだろうと考えました。
さて余ったBD110をどこにもっていこうか?
ああ、またこうやって休眠する機械が増えていく....(^^;

08/24 08:45
一晩明けて、なんかしっくりしない。
....やっぱりパナBDP(DMP-BD110)を、元の場所に戻す。
次にサブTVに繋いでたLGのBDPをはずして、そこに本機を入れる。
うん、これで落ちついたかな?
結論として、休眠するのはLG機になってしまいました。

それで肝心の画質・音質ですが、これはもうホントに変わらないですね。
パナもソニーもLGも実売3万円以下のジュニア商品なんで、
取りたてて言うほど性能の差はないですね。
安いCDプレーヤーをあれこれ取り替えても変わり映えしないのと同じかな(^^;
ただLGで気になっていた色バランスはソニーで納得できるものになったし、
LG機のように地域リージョンや国コードの指定をしなくても、トレイにのせれば
そのまま何もしなくても日本版・外盤の区別なく掛るようになったし、
まあ買って良かったかな?という感じになりました。

08/24② 13:30
以前パイオニアLX91を使用していたことがあるけど、
ちょっと後で買った同社BDP320が大変優秀というか、エントリー価格なのに
LX91とほとんど変わらない性能なのに驚かされたことがあります。
もちろん本気でじっくり画を観て音を聴けば、両者の差は僅かながら感じられる....。
でも普段そこまで注意して観も聴きもしないので、まず気がつかないですね。
そんな経験を何度も積むと、安い機器類でも十分じゃわいという気分になってきます。
メーカー、雑誌社、評論家センセイ諸氏にはアレな話ですけど。

08/24③ 18:20
何気に元箱を眺めていたら、”BDP-S6500”と印刷されていました。
はて自分の注文したのはS5500だったはずだけど....。
本体を確かめても”BDP-S6500”と印字されていました。
あーれー?
納品書では、ちゃんと”BDP-S5500”となっています。
HP上の価格表を見たら、S6500とS5500とでは一万円弱の差額がありました。
どうやら販売側のミスだったみたい。
いまさら米国まで高い運送料を払って返品交換だなんて面倒臭すぎる。
結局何か言ってこない限り、このまま放っとくことにしました。

『ドリーム』観ました。

2018-08-20 16:00:00 | 洋画


2016年・米20thフォックス。 監督:セオドア・メルフィ。 WOWOWからの録画。
事前情報から、面白そうな映画だなと思い、放映を心待ちにしていた一本です。
まずは期待通りの内容でニ時間強飽きさせられることはありませんでした。
かつてNASAという最も先端的な職場で頭抜けた能力を発揮した黒人女性たち。
いまはそれぞれ引退しているが、その功績は半ば伝説的に伝えられている。
いわば、レジェンド。
このことはNHKの宇宙関連番組などによっても、けっこう知られていることです。
(自分もその番組は視聴していました)
なので如何に映画的に面白く料理して見せてくれるかが、自分にとっての
ポイントでした。

 
世界初の有人ロケット、ボストーク号成功。     一カ月遅れて米国もマーキュリー計画を成功させる。

1961年4月、ソ連は世界初の有人ロケット、ボストーク号を成功させ、
ライバルである米国の鼻を明かす。
当時の米国にしてみれば、ソ連に一歩してやられたという思いは勿論でしょうが、
それ以上に、何か大災害に遭遇したかのようなショックを受けたらしいニュアンスが
この映画から伝わってきます。
なにしろ人工衛星技術=ミサイル技術でも有ることは一般米国民にも知られていましたからね。
なんとか早く挽回せねば、という米国側の焦りは可なりあったようですね。
焦った米国側も一カ月遅れではあったが翌月にマーキュリー計画(レッドストーン3号)
を無事に成功させ胸をなでおろす。

 
すぐに米国も有人ロケットを成功させる。      米国は祝賀パレードを実施。余程嬉しかったようだ。

これ以降、両国間には長い宇宙開発競争の時代が訪れ、結局は米国の月面着陸を
もって一応の決着をみます。
でも考えてみたらイマドキこういう話って、大変な昔話の部類ですかね?(^^;

 
解析幾何学のできる人材が今すぐ必要だ。      職場のリーダー、ドロシーはキャサリンを推薦。

この映画は、そういった宇宙開発時代の初期の話になります。
有人ロケット開発で一歩ソ連に先んじられた米国NASAでは、高度な数学的能力を
備えた人材が至急必要となっていた。それも解析幾何学という特殊な分野で。
NASA内で、該当者が一人だけいた。それがキャサリン・ジョンソン。
職場のリーダーであり、友人でもあるドロシー・ヴォーンの推薦で彼女に配転の
指令がおりる。この大抜擢にキャサリンは大いに張りきるが....。

 
解析幾何学はできるのか?と所長㊨の問い。     「できます」とキッパリ答えるキャサリン。

だがNASAの中核的な部署においても、黒人に対する差別はまったく変わらないようだ。
だがキャサリンは声を荒げて抗議するような真似はしない。歯を食いしばり、
だが着実に自分の有能さを周囲に知らしめていく。
気づいたときには、彼女の功績は誰も否定しようのないほど大きく積み上がっていた。

一方ドロシー・ヴォーンは、コンピューターを扱える人間が少なかった当時に、
独力でコンピューターを学び、その知識を大勢の同僚に伝える。
それまでコンピューターを扱える人間がNASAにはいなかったため、
せっかく大金をかけて導入したIBM大型電算機が放置されたままになっていた。
ドロシーたちは大型電算機をフルに活用、NASAの業務に対して大きく実績を残す。
これが認められて、彼女は一介のパート雇いから電算室長に昇進することになる。
映画のドラマ構成は実に巧みで、飽きさせませんね。終りまで面白く観れました。

あと目に留まったのはキルスティン・ダンストさん。
今回の彼女の役どころは、人種差別意識を心に抱いた、意地の悪い白人管理職。
黒人女性職員たちの上司というポジションですが、なかなか上手く演るなあと。
スパイダーマンのヒロインを務めた若い頃とは流石にイメージが違うけど、
相変わらずの美人さんですね(^^;

『密偵』観ました。

2018-08-17 16:00:00 | アジア映画
2016年・韓国。 監督:キム・ジウン。 WOWOWからの録画。
好きな俳優ソン・ガンホ氏が出ているようなので観てみました。
なかなか凝縮度の高い、デキの良いドラマという印象を受けました。
韓国で評判をとった映画だというのも頷けます。

 
義烈団の大物を追いつめる警察。          東部長㊧から義烈団のボスを捕えよと指示が出る。

かつて日本が韓半島を統治していた時代。
イ・ジョンチョルは朝鮮人でありながら日本の警察組織に奉職をしている。
東部長の引きたてもあって、職場では警務として重用をされている立場だ。
そんなイに抗日独立運動を進める義烈団首領チョン・チェサンの指示により
リーダーのキム・ウジンが近づいてくる。
日本側に押されがちな状況を挽回するべく、イを寝返らせて義烈団の密偵に
仕立てようと画策したのだった。
まずは酒で歓待し、酔ったところを朝鮮人同士の感情に訴えてくる手管だが、
少々ためらいを見せつつも、案外イは乗ってくる。
内心では、同胞を抑圧している自分の立場を苦しく思っていたのかもしれない。

 
左からウジン、首領、イ警務。           首領から懐中時計を贈られる。

チョン・チェサンから懐中時計を贈られ、それを受け取るイ警務。
これでもう仲間だと思われても仕方のない立場となる。
このあと義烈団は活動の方針を変え、これまでの活動拠点を上海から
京城に移すことになる。極秘の裡にコトを進めねばならない。

 
たびたびイに会いに来るウジン。          左からウジン、高橋、イ警務。

船で移動すると見せかけて、実際は列車を用いる義烈団たち。
何かあるたびに直ぐイに会いに来て情報を欲しがるウジン。
ウジンの行動は人目につきやすく、危険極まる行動だとイは諭すが改まらない。

イは食堂車に行き、ビールで一息つく。
またもウジンがやってくる。
そこにキレ者の警察の同僚・高橋がやってくる。
勘の鋭い高橋はウジンを見て不審な奴と思い、身分証を見せろと要求。
もう限界だ。
食堂車内で日本警察と義烈団の間で突如銃撃戦が始まる....。
もちろんイは義烈団の味方として行動する。

 
銃撃戦が開始される。               裁判で涙ながらに無罪を訴えるイ。

日本側はイ警務を除き、全員射殺されてしまう。まさに死人に口なし。
一応事情を明らかにするための裁判が開かれるが、イは涙ながらに
自分は無実だと裁判官たちに訴える。コイツけっこう役者だねえ。
そうはいっても何人も死人が出た大事件だ。
しばらくの間、彼は収監されるが結局は無罪放免となる。
同時に義烈団の大物テロリストがまた一人新しく生まれた....。

戦前の朝鮮国における抗日のストーリーなので、
確かにこれ韓国の人たちからすれば溜飲の下がる思いがするんでしょうね。
日本人の自分からすればちょっと言い分はありますが、
どこの国にしても自分の国がイチバンの思考は同じようなモノでしょうから。



『バーフバリ』&『バーフバリ2』観ました。

2018-08-14 16:00:00 | アジア映画
2015&2016年・インド。 監督:S・S・ラージャマウリ。 WOWOWからの録画。
1と2のそれぞれの上映時間が2時間半近く、合計で5時間ほどになります。
さすがにイッキ見は無理なので、二日に分けて視聴しました(^^;
長めの上映時間が多いインド映画ですが、本作はその中でも別格でしょうね。
インド映画には珍しく?ストーリーに関係なく挿入されるダンス・音楽のシーンは
ほぼ見られませんでした(それでも似た雰囲気は感じます)。
自分的にはそういうインド映画らしくない?ところも観賞しやすかったです。


シヴァ神は天女の姿を借り、マヘンドラ=バーフバリ㊨を導く。

古代インド。物語は大国マヒシュマティにおける二人の王子の王位争いに始まる。
そして一世代分の時間経過後は伯父と甥の争い。
兄弟として仲よく育ったはずの二人の王子、兄バラーラディーバと弟アマレンドラ。
だが自分ではなく弟が次期の王に指名されそうな状況をみて、兄は弟を謀殺。
弟には新妻との間に生まれた赤ん坊マヘンドラがいた。
赤ん坊は祖母シヴァガミに抱かれ辛くも国を脱出、逃げ切るがそこで祖母は力つき絶命。
偶然通りかかった夫婦が濁流に流される寸前の赤ん坊を見つけて、わが子として育てる。
赤ん坊はシヴドゥと名づけられ、立派な青年に成長。
あるとき彼はシヴァ神から啓示と導きを受け、正義を行うべき自分の宿命を悟る。
すなわち、不正に王位を手にし、恐怖政治を行う伯父バラーラディーバを倒し、
かわって自ら王となって国民に善き政治を施すこと。


『バーフバリ2』から。 甥㊨と伯父㊧の死闘。

都合5時間という長丁場ですが、まったく退屈さを感じさせませんね。
大した説得力・吸引力だと思います。
スケールの大きなストーリー構成、ビジュアルの圧倒感など美点が多いです。
これは観ておいて損のない面白い映画だと思いました。