みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『デス・ノート』観ました。

2018-11-18 16:00:00 | TVアニメ
2006年:マッドハウス制作。 監督:荒木哲郎。 米BD盤にて視聴。
キラ=殺人鬼という特異な人生を送った一人の高校生がいた。彼の本名は夜神月(やがみ・らいと)。
警察官としてまじめに勤めてきた父親をはじめ、母親と妹のごくありふれた四人家族。
だがキラという怖ろしい殺人鬼は、そんなごく普通の家庭から現れたのだった。


偶然に拾ったデス・ノート。初めは信用せず、誰かのイタズラだろうと決めつける月。

物語の発端は彼が高校の敷地に落ちていた一冊の黒いノートを拾ったことに始まる。
すぐにそれが本物のデス・ノートと気づいた月は、人間を超えた大きな力を得たと有頂天に。


ノートの落とし主、死神リューク。夜神の自室に現われてノートの使用方法を詳しく説明する。


デス・ノートに死なせたい人物の名前を書くことで、その命を奪うことができる。

月は犯罪を犯した者の名前をノートに書き込み、一人また一人と生命を奪っていく。
彼の考えによると世の中を良くするためには、この世の悪人はすべて抹殺するべきだ。
だから自分のしていることは神に等しい素晴らしい行為なのだと信じ込む月。
だが人間社会の常識を超えたノートのパワーは、誰にも止められないゆえに
だんだん月の思想と行動は暴走しはじめ狂気を帯びてくる。
そんなキラこと月は、最終的には人間界の頂点に立つ絶対的存在になろうと願望。

しかし、遂にそんなキラの所業を止めるべく立ち上がった者がいた。
それはLエルと自称する凄腕のエージェント。
彼の経歴や人物像に関しては一切が秘密とされる。
警察では解決できなかった難事件の数々を、例外なく完全解決に導いてきた人物だと言う。
この一騎打ちに勝つのはキラなのか、それともLか?

だいぶ以前のことになりますが、かつては相当に評判だった”デス・ノート”。
オリジナル(漫画)は当然として、アニメ版そして実写映画版。
そのいずれもが大きなヒットを取り、一世を風靡した感がありました。
当時自分はといえば、ほんのわずかな部分を断片的にしか観ておらず、
正直どんな内容なのかは分らないままになっていて、気になっていました。
今回米盤(完全版:5+1枚組)が入手できたので早速視聴。

結論を言うと、これはとても面白いアニメでした。
大きな話題になったのも当然、というか納得しました。
全編に非常な緊張感が流れていて、哀愁感に満ちたラストも秀逸。
これは買って良かったBDでした。
日本盤に比べて価格がかなり安いのも助かります。
もっとも日本国内向けのプレーヤーだと再生不可かもしれないので
注意が必要ですが(^^;
最後に一言。アニメの作画技術は常に進化しているので、
2018年時点の目でみると、やはり若干の物足りなさは感じますね。
でも内容が面白いので、余り気にはしませんけど。


『ゴールデンカムイ(第一期)』観ました。

2018-08-08 16:00:00 | TVアニメ
2018年:ジェノスタジオ制作・全12話。 監督:難波日登志。 東京MXからの録画。
野田サトル氏の人気漫画『ゴールデンカムイ』の方は読んでいません(^^;
ただ今回のTVアニメ(第一期)だけを観ても、かなり吸引力の大きな作品だ
ということは了解されます。

日露戦争が終結して間もないころの北海道・小樽付近。
一人の男が石狩川で砂金掬いのきつい作業に精を出していた。
彼の名は杉元。日露戦争時は”不死身の杉元”の綽名をとるほど
勇猛な兵士だったが、気に入らぬ上官を殴ったため昇進の道を絶たれる。
退役後の現在は、亡き戦友とのある約束を果たすために砂金採りに励んでいる。


砂金を採る杉元のそばで、勝手に話しかけてくる飲ン兵衛。

そんな彼の作業するそばで酔っ払いオヤジが勝手に話しかけてくる。
そのオヤジの言うには、北海道のどこかにアイヌの財宝(砂金)が大量に眠っている。
それは当時の価値で8億円以上とも。ともかくべラボウな額だ。
当然その財宝を狙う連中はわんさかいる。
陸軍、ヤクザ、旧幕府の残党など枚挙にいとまがない。
財宝の手掛かりがまったく無いわけではない。
かつて網走刑務所に収監されていた複数の囚人たちに施された刺青。
それは全体で財宝のありかを示す地図になっているといわれる。
そいつらは宝を狙う外部の者の手引きで、一斉に脱獄したとも聞く。

最初は単なる飲ん兵衛のホラくらいに思って聞いていた杉元だったが、
どうやら話は真実らしいことが見えてくる。
他にやることもないし、自分も黄金レースに参加してみるかという気になるが、
ライバルは多く、それも命がけのやりとりになるだろう....。
彼とアイヌの少女アシリパとの出会いを始めとして、
ここにスケールの大きな物語がゆっくりと紡ぎだされていく。

漫画『ゴールデンカムイ』の評判を多少は知っていましたが、
アニメ化を知り、期待して毎週録り溜めていました。
しかし原作同様、可なりの長丁場にはなるでしょうね。
そういう意味ではまだ第一期が終わったばかり。
(第二期は10月から)
期待通り、なかなか面白いアニメなので先が楽しみですね。

『雲のように風のように』観ました。

2018-06-15 16:00:00 | TVアニメ
1990年スタジオぴえろ制作。 監督:鳥海永行。 米BD盤にて視聴。
バブル華やかなりし頃に、なんとまるまる単独一社(三井不動産)
提供で制作・放映されたアニメ作品です。
今じゃまったく考えられないような太っ腹ぶりですねえ(^^;
当時はゴッホの絵を三億円で購入したとか、ニューヨークの不動産を
日本企業がどんどん買い占めたとか何かと景気の良い話が聞えてきて
当時の日本景気は絶好調て感じでしたね(遠い目)。

さてその放映されたアニメをVHSで録画視聴して好印象を受け
セルソフトが欲しいなと思ったものの、
ついずるずるとBD時代になるまでそのままになっていました。
いざBD時代になってしまうと、すでに本作は忘れられつつある
過去のアニメと化し、DVDは売られていたものの(今でも買えるようです)
改めてBDで再発売されるなどという気配もなく、またしてもずるずる時間が経過(^^;
それが最近ようやく米でのBD発売を知り、早速入手した次第です。
国内盤の価格相場よりもだいぶ抑えめでした。日本での発売もあるんですかね?

さてこんなに長く待ったBDですが、その画質はいかに?
まあ1990年ころのアニメだよなあという感じです。
昔の作品だから仕方がないとは思うものの、
それでも通常のDVDに比べれば数等上質だと納得しました。
とにかくず~っと待っていて良かったと思いました。

いま改めて本作を観なおすと、忘れてしまった部分も結構あって
面白かったです。
当時のアニメで多用されていたギャグのパターンが作品内に頻出、
これもあの頃を思い出して笑えました。
全体としてこの作品、やっぱり結構面白い作品だったのだな、と感じました。


望みがかない、銀河は”銀正妃”と呼ばれる身となる。

素乾国の皇帝の急死後、国内には後継者争いが勃発。二派に別れて争う。
①亡き皇帝の長男であるコリューン。当然こちらが本命。
②後后キンは自分の子(コリューンにとっては幼い義弟)を帝位にと画策。
だがどちらが正統などといっても意味はない。
結局力ある者のみが皇帝になれるのだ。

一方、長くつづいた悪政を倒そうと民衆の間から反乱軍が湧きおこる。
その勢いを素乾国軍が抑えようとするが、逆に破られてしまうありさまだ。
そんな状況の中、「三食昼寝つき」の甘言にのせられ、妃候補として
都にのこのこと上ってきたヒロイン、銀河(ぎんが)。
首尾よく皇帝の正妻の地位を射止めるが、肝心の素乾国は反乱軍に乗っ取られ、
"正妻"などといっても、もはや有名無実のありさま。
アテがはずれ思わぬ困難に直面するが、彼女は持ち前の度胸と決断力で
自らの運命を切り開いていく....。

『牙狼<GARO>』観ました。

2018-05-06 16:00:00 | TVアニメ
2017年:MAPPA制作。全24話。 監督:朴 性厚。 テレビ東京から録画。
非常に分りやすいストーリーですね。
魔界からやってきて、人間を喰うことで生きながらえているホラーと呼ばれる魔獣の種族
その頂点には絶対的な支配者として君臨する、キングと呼ばれる者がいる。
いっぽう、その対極として神の使徒とでも言うべき魔戒士たちの存在がある。
この両者は長い年月つねに血みどろの戦いを重ね、対立してきた。


カッコよくポーズを決めるソード。

さて本作での主要人物、生き別れの兄を探し続けている少女ソフィ。
そして彼女を守る三人の魔戒騎士ソード、ルーク、そしてジーナ。
いろいろな状況において、さまざまに襲いかかる魔獣ホラーたち。
スト―リーが進むにつれて敵味方の階層が見えてきて、物語の核が明らかになってくる。
バトルシーンは明快で分りやすいしストーリーも順々に語られて行くので難解さとかは
有りません。いわゆる王道の展開なのですね。
カラッと見せるアニメなので、後味も良く、自分的には好ましく感じました。
ただウッカリというか、全24話なのに、カン違いをして12話しか録っていませんでした。
てっきり1クールだけの放送と思いこんでしまい、物語の核心に入る後半部分を
マルマル録り損ねてしまいました。
(2クールを連続放送するというのは例が少ないため、ついウッカリ。大失敗でした)
道理で12話の終わり方が”まだ続きがあるぞ”的な感じだったワケだわ~。
これはもう今さら仕方がないので自分の脳内で物語を疑似構築してみるしかないですかね(^^;
最後に。自分は知りませんでしたが、
この<GARO>アニメはけっこう人気シリーズのようですね(^^;

『クジラの子らは砂上に歌う』観ました。

2018-05-02 16:00:00 | TVアニメ
2017年:J.C.Stuff制作。全12話。 監督:イシグロキョウヘイ。 TOKYO MXから録画。
いまの深夜アニメの事情では取り立てて珍しいというわけではないのですが。
それにしても劇場版並みのクォリティで毎週放送するというのは良く考えてみると
とんでもないハードワークですね。
日々奮闘されているアニメ業界・関係者の方々に改めて敬意を表します(^^;


砂の海を、あてどなく彷徨する泥クジラ(船)。

砂の海を、いつの頃とも知れぬほどの昔から漂いつづけている泥クジラという名の船。
だが船にしては恐ろしく大きく、ちょっとした小島ほどある。
そこには多くの人々が住み、それなりに平和な社会を形成していた。
しかし外界とは永い年月いっさい遮断され、自分たちの来歴や立ち位置については
まったく知識がなかった。

 
ある日、見知らぬ船が泥クジラに接近。       島民たちはさっそく小舟を出して偵察に向かう。

そんなある日のこと。泥クジラに近づく船(島)があった。
さっそく島民たちは小舟を出して偵察に向かう。
その船(島)には一人の少女が気を失い、倒れていた。
泥クジラに連れ帰って、おいおい事情を聞くうち、彼女の口から外界の存在を知る。
そしてそれは島民たちが想像しているような善意の存在ではなく、それどころか
泥クジラを徹底的に滅ぼすために大勢の軍隊が近いうちにやってくるのだと言う....。
島民たちは急ぎ戦争の準備に入るのだったが、彼らの思惑も必ずしも一枚岩ではない。

こういう感じの作品に出会うと、やはりジブリの影響というか、周囲に与えてきた
ものの大きさを感じますね。
いま宮崎駿氏にパワー溢れる若さがあったら、この作品と方向性の似たものを多分
制作するんじゃないかな~とか思ったりします(^^;

ところで子どものころの砂場あそびで、砂=水の空想というか、砂でできた海....
なーんて空想をしていましたっけ。
まあ固体か液体かの違いはあれども、子どもにとって空想のバリアはあまり無いようですね。