みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

「父親たちの星条旗」観ました。

2014-12-31 16:50:47 | 映画
2006年・米ワーナー。 クリント・イーストウッド監督。 セルBDにて視聴。
だいぶ以前に「硫黄島からの手紙」と同時購入。今日ようやく観ました(^^;

はじめは硫黄島における戦闘がメインの映画かな?と思っていたら、それは違いました。
主眼は、摺鉢山に星条旗を立てた兵士たちと、その後の人生を描くこと。

 
攻撃目標(硫黄島)の説明を受ける兵士たち。             まずは艦砲射撃で徹底的に島を叩いてから上陸する作戦だ。
 
あまりにも有名なこの写真。軍はこれに目をつける。           一時帰国させた彼らを「英雄」扱いして国を挙げての歓迎。

莫大な戦費を調達するための国債、その宣伝のために彼らは『英雄』にされ、
都合のいいように利用される。だが戦争が終われば、すぐに忘れ去られて.....。

実際の戦場には、いわゆる「英雄」などというものは存在しない。
戦うのは国のためではなく、ともに戦う仲間のためだ、というメッセージが示されます。
やっぱりこれはイーストウッドらしい変化球の映画だな、と思いました。
それでいて心に届くものがあるように感じました。

音質はなかなか優秀ですね。低域が締まっているので、音量を上げると迫力ありますね。
とは言っても、自宅はマンションなので音量を上げすぎない注意が必要ですが(^^;

「三銃士 3D」観ました。

2014-12-30 10:38:15 | 映画
2011年・仏/米/英/独。 ポール・W・S・アンダーソン監督。 WOWOWからのBD録画。
出来の良い面白い映画でした。「三銃士」の映画は幾つか有るようですが
これは2011年の最新作。なんと言っても3Dですし(^^;

 
銃士になるためパリを目指す青年ダルタニアン。父母との別れ。     三銃士と共にフランス王の謁見を賜るダルタニアン(左端)。

フランスと英国の間では平和のための交渉がなされようとしていた。
表面上は和やかに見える両国の関係。
だが水面下では激しく火花の散るようなスパイ戦が繰り返されていた。
この映画では王妃の首飾りがターゲット・アイテムとなります。

 
喰わせ者の枢機卿とその手先の女。実は二重スパイ。          最新の飛空式軍船を駆ってバッキンガム公爵が訪仏。

ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる二重スパイの女、クリストフ・ヴァルツの枢機卿、
オルランド・ブルームのバッキンガム公爵などなど。
それぞれの役者さんにきちんと存在感があり、そういう意味でも楽しめる映画でした。


「ザ・キャピタル」観ました。

2014-12-29 11:58:24 | 映画
2012年・仏。 コスタ=ガヴラス監督。 WOWOWからのBD録画

"金融界を舞台にしたサスペンス"とのことなので期待しましたが....これはちょっと。
ストーリー進行がだらだらしていて、ちっともサスペンスな展開じゃないです(^^;

 
マルクは前頭取から「新頭取」の指名を受け、役員からも祝福の拍手。  実は便利な捨て駒くらいにしか思われていない。腹の中で闘志を燃やすマルク。

確かにサスペンスとしての「仕込み」はあるんです。ただ見せ方が如何にも下手。
全部観終わっても、「そうか終ったのね、ふ~ん」って感じ....。
ハラハラドキドキの無いサスペンス映画ってなんなんでしょうね~?

何本も映画を観ていると面白いのに出会ったり、そうでもなかったり。
そんな繰り返しです。皆さんも同じだと思います。

「サイレントヒル リベレーション 3D」観ました。

2014-12-28 15:03:05 | 映画
2012年・仏/米/加。 マイケル・J・バセット監督。 セルBDで視聴。
はじめから結論めいたことを書いてしまいますが....。
ゲームと映画では、やはりそれぞれの語法が異なる.....
イメージを壊さずに移植出来た成功例が無いではないですが、やはり数は少ないでしょう。

 
本盤の導入画面。                          悪夢の中、無我夢中で逃げまわるヘザー。

 
襲ってくるナースの群れ。                      終盤でのバトル。今回のピラミッドヘッド氏は味方とも思えるポジション。

主に「サイレントヒル3」をベースにしてストーリーが構成されていますが、正直
その出来は良いとは言えないでしょう。至る所でツギハギ感が覗いています。
画質は良いです。明るい色味には感心しました。3Dの出来にも破綻は有りません。

ま、そんなところですかね~。

「リトル・マーメイド 3D」観ました。

2014-12-27 14:21:19 | 劇場用アニメ
1989年・米ディズニー。 監督=ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ。 セルBDで視聴。
アマゾンで安い3D盤を見つけたので購入。
もともとが古い作品('89)なので画質はイマイチな部分も見受けられます。
それでもWOWOWから録画したBDに比べると、かなりの画質の改善が見られます。

ストーリーは有名なアンデルセンの「にんぎょひめ」をベースにしてはいますが......
もう全くの別物です。
イマドキの時代にも受けるように、色々な改変が加えられていて、
もはやオリジナルの味わいは無い!と言い切ってしまいます(^^;
でもこちらの方が楽しくて分りやすい、と言う人もいるかもしれませんね。
3D効果は普通というか、大人し目です。

 
嵐で遭難した王子を助けたアリエル。心はすでに彼のもの。      王子との再会。しかし人間になる代償として声を魔女に奪われていた。
 
終盤近くのお約束、ラスボス戦。魔女の正体はタコの怪物だった。    これもお約束。ラストのキスシーンへ。

オリジナルの切なくも厳しい純愛のお話は、確かに小さな子どもにスグに理解される
ものじゃないかもしれません。
自分の場合も、子供の時にこの本を読んでもいまひとつピンとこない感じがありました。
しかし大人になって世間というものを多少は知り、折に触れこの物語を反芻するとき、
息苦しいまで「愛することの苦しさ、純粋さ」に打たれるのです。

ですからパッと解るストーリーも良いのでしょうが、
何度も何度も反芻して徐々に心に沁みていくってのも悪くないように思います。