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長距離フェリー

2020年01月25日 | 旅行

長距離フェリー好調 ビジネス客にも人気のわけは

朝日新聞デジタル 2020年1月25日
  渕沢貴子

 展望風呂に快適な個室、ゲームコーナーにキッズルーム――。長距離フェリーが「動くホテル」として生まれ変わり、利用客を増やしている。なかでも新幹線より安く移動時間を有効に使えるとして、ビジネス客の関心を集めている。
 昨年12月。午後6時半、阪九(はんきゅう)フェリー(本社・北九州市)の「やまと」が新門司港(同市)に向け神戸港を出航した。
 夕食時でレストランをのぞくと、宮崎県産「黒瀬ぶり」の刺し身やおでん、カレー、八宝菜など和洋中のおかずが並び、客が列をなしていた。
 ロビーでの生演奏を聴きながら、浴衣姿で食事していた神戸(かんべ)豊志さん(45)は大阪市の検査装置メーカー社員。普段は新幹線を使うが、年末のあいさつ回りで荷物が多いため、車とフェリーを利用したという。「ホテルやレンタカー代も考えると、フェリーは割安だし、何より楽」。初めて乗船した同僚の作野太紀さん(25)も「眺めの良い風呂でさっぱりしました」。
 車を使う人ばかりではない。神戸市の介護ヘルパー、米原徹訓さん(50)は北九州市の福祉施設の知人から仕事を頼まれ、半年ほど前から毎週フェリーで通っている。「新幹線は高いと言われたので深夜バスを使ったが、眠れない。フェリーは個室でゆっくりできる」と話す。
 阪九フェリーによると、こうしたビジネス客の利用が増えているという。担当者は「夜出発して翌朝現地に着くフェリーは、飛行機や新幹線より時間はかかるが、体を休めたり仕事をしたりと、移動時間を有効に使える」とみる。
 航路300キロ以上で車も運ぶ長距離フェリーは全国で8社11航路ある。うち5社8航路が九州を発着する。九州運輸局によると、2010年度から140万人台が続いていた九州航路の旅客数は、15年度に160万人台に急増。その後も毎年増え、19年度上半期は前年同期に比べ7%増えた。
ここから続き
 阪九フェリーは、日本で最初に長距離フェリーを運航した。高度成長を背景に業績を伸ばしたが、08年のリーマン・ショックで物流が落ち込み、09年から一時期導入された「千円高速」や無料化実験などの高速道路の割引策のあおりも受け、客足が遠のいた。
 しかし、その後、運転手不足や環境問題の影響などから、トラックから鉄道や船舶に切り替える「モーダルシフト」が進むようになった。そこに、船の交代時期が重なった。
 15年に阪九フェリーの新門司―泉大津(大阪府)の2隻を新造船に切り替えたのを皮切りに、昨年までに10隻が新たに就航。それを機に内装やサービスが見直された。
 客層の拡大につながった最大の要因は個室化だ。雑魚寝が当たり前だったが、洗面台やテレビ付きの個室を増やした。予約は、通常料金で6千円台の大部屋より、9千円以上の個室から先に埋まるという。
 今後も新造船ラッシュは続く見通し。阪九フェリーが今夏までに神戸航路の2隻を新造船に切り替えるほか、フェリーさんふらわあ(本社・神戸市)は22年以降、日本初のLNG(液化天然ガス)燃料フェリー2隻を別府(大分県)―大阪航路で新たに導入する。名門大洋フェリー(本社・大阪市)も21年度に、新門司―大阪航路4隻のうち2隻を、個室の機能を充実させた新造船に切り替える。
 さらに、若年層と訪日外国人客の呼び込みもうかがう。日本長距離フェリー協会は18年3月、訪日客向けに21日間で6回フェリーに乗れるパスを本格的に導入。国土交通省も、中長距離フェリーの訪日客受け入れ環境の整備目標を設け、予約の多言語対応などを促すなど利用客拡大に向けた取り組みを進めている。(渕沢貴子)


 こういう時代なんだよねぇ!
リニアの時代じゃないということだ。
1泊2泊、旅館に泊まったと思えば安いもの。
しかも、その間に目的地近くまで運んでくれる。
写真は転載できなかったので興味のある方はサイトからご覧ください。
https://www.asahi.com/articles/ASN1S4CXTMDLTIPE024.html?iref=comtop_8_07

北海道からも多くの航路がある。