堤 未果 著 『日本が売られる』あとがきより。
経済が、国家の枠をはみ出して暴れまわっている。
たとえマネーが支配する強欲資本主義でも、これに代わる制度はないと、私たちは長い間刷り込まれてきた
共産主義や社会主義は機能しないだろう、資本主義は完全ではないかもしれないが、現時点での選択肢はこれしかない、バージョンアップしてゆくしかないのだと。
今回の参議院選挙で、安倍首相は「強い経済」を前面に打ち出してきている。それは「世界で一番経済活動がしやすい国造り」であり、より一層、大企業の横暴を許し、労働条件の「悪化」を意味するものだ。
マルクスによって唱えられた社会主義・共産主義への道。「空想的社会主義」は「科学」になったといわれる。しかし、それを正しく理解する者はいなかった。だからそれは「絵に描いた餅」とまで言われるようになってしまい、ソ連は崩壊し、中国は「強権」によって体制を維持しようとしている。
それにしても、この「強欲資本主義」に嫌気がさし、「社会主義」を模索する発達した資本主義諸国の若者たちがいる。目指すは「ソ連」でもなく、「中国」でもない新たな「社会主義」社会。
自分たちの星が流れ去っていくかもしれないときに手を打たない大人たちに怒りを表す児童・学生たち。
そんな時に次代を担う若者たちに幾ばくかの「希望」を与えられたらいいのだが・・・
「論考」をこちらに掲載させていただきました。
哲学、経済学、等、専門的知識も必要ですが、あまり気にせずにとりあえず読んでいただけたらと思います。
https://blog.goo.ne.jp/mooru1949/s/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%B6%B1%E9%A0%98
「社会主義」とはなにか?「共産主義」とはなにか?
そしてその道のりは?