nandemo kandemo3

nandemo kandemoなんでもかんでもナンデモカンデモ
ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

秋深し隣は…

2009年10月22日 | 日記

錦の秋が足早に降りてきました。

目の前の並木はすぐに見頃を迎えそうです。

     

 民家まばらな我が家の周りですが、

徒歩圏内に芸大があり

そこかしこでその道を究める

音、美の芸術家の卵の姿を目にします。

 

飄々と散歩する御仁が結構名立たる画家であったり

素人然としたスケッチを描いていると思いきや

大学の講師であったりと

我が目の凡人の域を思い知らされることに。

    

 年の頃60を超えたと思しき隣人は

界隈をよくジョギングされている方ですが

あいちトリエンナーレ・プレイベントとして

県美術館で展覧会開催と伺い観覧に参りました。

 

40年近い画家活動の一連の作品展示があり

作風の流れや変化が一目瞭然。

絵画を評するなど及びもつきませんが

“袖すり合うも他生の縁”

隣家の明かりの下で絵筆を揮う人となりに

不躾ながらなにかしら近しいものを感じます。

      

 同館所蔵の作品マネ、ピカソ、クリムト、ロダンら

巨匠の油彩画、ブロンズ像も拝覧しつつ

“創造”という人の心の表現は

良し悪しではなく、強弱や濃淡を有す

研ぎ澄まされた感性の持続力なのかと

ふと思えました。(R)