Re:

わたしがとりとめもなく
かんがえている こと。

いつから

2007-07-07 19:39:23 | something new
いつから

あなた自身を見なくなったのだろう

いつから
あなたの中にいる自分の願望を見ていた

最初からそうだったのか

降り出した雨が
熱いアスファルトを冷やしていく
頬を伝うのは涙か雨か
やがてわたしの頭も冷えて
いつか身体の芯まで冷え切るだろう

口に出すまでは
とても言えないと思っていた
別れは
切り出すまでが辛かった

これで本当にさよならだね

どうしてこうしようって決めたのに
もうそうしたのに
迷うのだろう

あふれかえるのは、思い出
ふたりを引き離そうとしないのは過去
捨てなくていい
笑ったあなたは

わたしの思い出と生きる 
きっとしばらくは

わたしもそう

一緒に歩いた夏も
お互いの名前を知り合ったあの日から


それでも、わたしたちは別れる

ずっと傍にいるのが自然だった
そう信じていた
今も

あなたはわたしの指を
わたしはあなたの背中をうしなった
いつも、触れていた 見ていたのにね


あなた自身じゃなく
わたしの願望だけをあなたの中に見続けるようになったの


さよならと笑ったあなたのことを
わたしはどれだけわかっていたのだろうか
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