声

急に会いたくなった
だから
深夜のメール
返信じゃなくてＴＥＬした

どうしたの？

降り積もるみたく
その声を聴くと
ずっと聴いていたくなる

映画でも歌詞でもなく
ドラマでも夢でもなく
恋愛を教えてくれたのはあなたでした

ふたりでしたことが
楽しくて愛しくて

あの日、車の中で流れてた曲や
通り過ぎていった景色


どうしても真夜中に
会いたくなった
ＴＥＬすれば聴ける　あなたの声
　

どうした？

その声が愛しくて
ずっと聴いていたくなる

雲の先

黒い雲におおわれて
青い空が見えないとしても
その先にあるだろう
もう一回見られるだろう
大丈夫　って自分に言い聞かす
自分が信じなくて誰が信じるの

その先を見て
雲の切れ間

まだ見えないって言うのなら
簡単だよ
一緒に雲を飛び越えて
そしたら広がる青い空

あなたの憂鬱など
簡単に消せる

その先に　

独占欲

こんな自分は知らなかった
あなたへの独占欲　が
わたし自身を苦しめる

嫉妬　

愛情という言葉で片づけられるのなら

どんなに嫉妬しても嫉妬し尽くせない
どんなに独占してもし尽くせない

願っても祈っても
あなたを永遠に完璧に手に入れられる日なんて来ない

やさしいひと

優しい人、なんてきらい

誰にでも優しいなんて
それは罪じゃないの？

もうなんでもないフリができないよ
勝手に涙が出てくる
わたしを
大切だと言って
言って欲しい

優しいから、そう言ってくれるだろう
だけど
一番大切だとは言ってくれない
それがせつない

わたしが想うほどには

どうして、見返りを求めてしまうの
そんな自分が嫌になる

優しい人なんてきらいだ
あなたは罪深い人だと、思う

一歩

わたし、が　どんどんよわくなる

自分が消えてく感じ

新雪の朝に
歩き始める瞬間
真っ白すぎてなにも見えなくなる
誰の足跡もなくて
わたしが歩くのは、誰の後でもない

わたしはまっすぐ歩けるかな

怖くて歩き出せずにいるのは・・・、

目的地を持っている人を見ているきもち
わたしにはないんだろうか？

劣等感なんかいらない

歩いた先にいるわたしに出会いたい
新雪の朝に、歩き出す勇気があると思いたい

わたしにはあるよね？

不変の

あんなに大好きだった声さえ
思い出せないの
報われない恋に意味がありますか

昨日までは恋していた
今日は、もうしてない
目が覚めたんだよね

ただの錯覚でこんなに苦しくなれるものなの？
ただの錯覚でこんなに幸せになれるものなの？

永遠に変わらないならいいのに
君の気持ちも、わたしのも

本についてのメモ２７

最近読んだ本

赤川次郎
「死者は空中を歩く」
「血とバラ」
「冬の旅人」
「世界は破滅を待っている」
「昼と夜の殺意」
宮部みゆき
「鳩笛草」
片岡義男
「さっきまで優しかった人」
唯川恵
「さよならをするために」

お別れ

さよなら、
するには覚悟がいる？

もう会わない
電話しない　メールしない
部屋に行かない

たとえば君の隣に誰がいても
嫉妬しない

時間が解決してくれるらしい

ああ、わたしはもう
心が動かないんだ
呼んでくれたら駆けつけたのに
あんなにまっすぐだったのに
同じだけの経験と
時を共有して
１日中一緒にいた日もあったのにね


たまにだけど
ふっと思う
わたしの隣になぜ　君がいないんだろう

知れば知るほどに
好きになって
頭打ちになった頃
今度は知れば知るほどに嫌いになった？

お別れをしなきゃいけない
どっちかの心変わり
お互いの心変わり？

さよならするには覚悟がいる
決定打を打ちたくない弱いわたし
もう少し強いはずのわたしは
その向こうにいる

杞憂

わたしの不安を
軽々と越えてく

君の強さにどれほど憧れているだろう

だけど、たまにまぶしすぎて見れない
卑屈なわたしを
君は笑って

いつでも強い人なんていないって

諭してくれる声は
しんしんと降り積もる雪のよう
真綿のようにくるんで
だからわたしは安心して泣けるんだ

ああ、やっぱり君に出会えてよかった
わたしが君にあげられるものはなんだろう？

おいしいとこどり

これって、どうゆうこと？

ああ、お互い様だ
わたしたちは
責任なんか負いたくなくて、
楽しさだけ共有したかったんだね

隣にいる意味　追求しきれず

１２時間傍にいたって
なんの約束も、ないし

拘束されないかわりに
拘束できない

よく考えたらべつに好きじゃないし

熱いうちに打ってもらわなきゃ
冷める一方だよ
いったん冷めたら
もう熱くはならないんだよ

わたしたちのタイミング　いつもずれてる？
それってやっぱ合わないってこと？
だから、ああ、そう、
今みたいのがちょうどいいんだ


いつか、くる
おいしいとこどりした罰が
それが永遠の別れだとしても