Re:

わたしがとりとめもなく
かんがえている こと。

なみだあめ

2006-11-27 21:07:28 | something new
今日は、なみだあめになったね

もう、意味ないよって言う
それでも
手を合わせたい

もう、わかりっこないよって言う
それでも
さようならを言いたい

長い長い参列の最後に並ぶ

生きていることと
死んでしまうことの
違いを見つめる
生と死の境をおもってみる

どんなに動けなくたって
そこにいてくれることと
いなくなることには
大きな違いがあるのだと

あの時、どれほどわたしが救われたろう


静かにおもってみる
現実感のない 別れは
今日から少しずつ、重みを増してゆくのだろう


もう一回、
手を合わせて故人を偲ぶ

unknown

2006-11-26 10:22:58 | something new
なにもできないから
はじめからそうゆうふうに

なにもいらないから
はじめからそうゆうふうに

だけどむなしくて、 泣きだしそうになる

なにも選ばなければ
なにかを諦めることもない

なにも欲しがらなければ
手に入らないことを嘆くことも
いつか失うことに怯えることも ない

だから それでいいって

なのにいつからか自分の輪郭があいまいになっていく
ぐらり 揺らぐ 今いる、この地面が

絶望的な言葉を呟く時、
わたしの中にあるのは
希望なんじゃないの?

ここじゃないって自分自身が強く訴えるから
ここにいるのが辛いんじゃないの?

逃げ出すためじゃなく

もっと もっと新しいわたしに出会いたいから



日常

2006-11-16 20:15:09 | something new
その名前をもらって
今日まで生きてきたの

もう歩けないって何度思ったろう?
夕日を背に 灼かれながら たったひとり

あの頃のわたしがほしかったのは
誰だろう?
慰めてくれる優しいひとか
安い同情か
それとも同じと呼べる仲間?

100の偶然で今、ここにいるの
傍にいたいのは いてほしいのは
同じ景色を見ながら同じキャンディを食べることが
なにより意味があると

人差し指で押すと、崩れるような
日常はあたりまえすぎて美しい
ありとあらゆる偶然が折り重なって
踏みつけると
ぱりぱりと崩れるのだ

もう少しだけ 想っていてもいい
不思議だとつぶやいてみてもいい

あたりまえが、なにより尊いって

嘲笑

2006-11-14 20:21:35 | something new
みぐるみ剥がされてゆく感じ
精一杯はった虚勢が

ひとかわひとかわ剥いていって
最後になにがあるかって?
なにもないさ
自分の限界などとうに知っている

ねじられて悲鳴を上げる場所を
どうか放っておいて

最初から勝負はついていた
手に負える相手じゃないって
それでもついていきたかったのは
あの頃のわたしにとって
あなたがすでに一部になっていたからだ

わたしの、人生の一部に

あなたのためのわたし、が
わたしの首を絞める

好かれたくて擦り寄ったわたしは愚かだ
愛してください、なんて下卑た願いだ
自分を貶める必要などなかったのに


あなたのためのわたし、が
けなげに笑ってる
やがて嘲笑にかわり
わたし自身を笑うの 殴るの 憎むの


あなたのためのわたし、は
実はあなたのためでなかったと思い知る

わたし自身のためでさえもなかったと



愛情

2006-11-10 23:35:10 | something new
もう、なんにも憶えてない

大切で、大事にして、守って
かけがえなんかきかない
出逢えたことが不思議で
一緒にいるのが自然

ケイタイの電源おとさなくなったのは君のため

真夜中の電話が好き
静まりかえった 夜
耳もとの声は
優しく響く と思う
わたしの声も 同じように届いているかな

何度も封じ込めても
流れ出してしまう

わたしの願いの
小さいのから大きいのまで
魔法使いのように叶えてくれたのは・・

最後に
魔法を使って消えてしまったのは


どうかこんなふうに思わせないで
出会わなきゃ良かった なんて

歴史をさかのぼって
ふたりの最初まで 後悔させないで

忘れることができないかわりに
ついに憎み始めたの

ただ静かに 憎むことで
わたしは救われる

ふいに

2006-11-02 22:54:07 | something new
誰かが決めてくれたのなら

だけど、それだってつらい

ただついていけばいいの?出口まで

なにも決めないことが楽だって
幸せとは流されることだって

ふいに泣きだしたくなる
わたしは何者なの?

肩書きがほしいわけじゃない
ただ、命を懸けてもいいものがほしい


あのとき
あと一押ししてくれたのなら
って誰かを責めてみる
違う未来を求める愚かなわたしを
笑って突き放すの

しっかりとめておいたはずの
暗闇が
漏れだしてくる

ここから

押さえても押さえても

やがてのみこまれてしまう
本当にもう、立ち上がれなくなる