無題

このまま
じぶんが死んでゆく気がしたの

不思議な思いで見てた

芽吹いて美しく咲いて
蝶が舞い
種を残して朽ちていく

あたりまえの世界

わたしは、なにを残しただろうか

さからって、ここまで歩いてきたのか
流されて、ここまでやってきたのか


不幸なはずがない
幸せに違いない

だけど歯がゆいのはなぜ？

なんだって出来る
出来るようになったはずなのに

このまま朽ちて、消えてしまう　わたしが

わたしは、
芽吹いただろうか
咲いただろうか
残しただろうか

自由

どこへむかうかは自由

傷ついたってじぶんの責任

空虚な日々を数えるのに飽きたの
このままじゃいけないって

過去を味わうのは甘美だけれど
「もしかしたら」の世界でひとりあそび

それでも、どうしても
このドアを開けたくなってる

優しいベッドから抜け出して
その殻を剥いで
わたしは

わたしは自由だって

幸せ

笑っていてね
それがわたしの望み

今までもせつないことはたくさんあったけど

あなたがわたしを忘れても
わたしはずっと忘れない

あたまやこころや
きおくや
この身体に
たくさんのあなたが

もう隣にいられなくても
別れても
二度と会えなくても
遠くても

それでも

あなたがどこかで笑って生きていると思えば
わたしもだいじょうぶ

とても不思議だけど
ひとりではないと思える

ずっとそばにいることとおなじくらい
わたしは　しあわせ

ワタシ

そしてまた、
「フリダシニモドル」

ああ　また、って思ってる
正直うんざりしてる

何度も何度も
似たような道を行ったり来たり

いつになれば・・

いつになれば、覚悟できるんだろう？

素晴らしい人になんてならなくていいのに

でもこのままじゃいけない

誰かに押してもらいたいの？その背中を
それともじぶんで見つけるの？どこへ行くべきかを

もしかしたらずっとずっと逃げてきただけなのかもしれない
逃げて、ぐるぐる走り回ってそして入り口に帰ってきただけなのかもしれない