生きる

大切な夢がついえても
今日という１日
すべきことをして生きる

死にきれない想いが
くすぶって

疲れ果てても
まだ夢の中にさらってくれない

あなたがいるのに
どうしてこの指先はこんなに冷たい？

やっぱり最後は
自分で決めなきゃ

取り残されるのも
受け入れるのも
乗り越えるのも生きる
諦めるのも

なにもなかったみたいに
朝から夜まで
生きて

これが精一杯

今日 別れて
永遠がないと知った

レース

同じところへ向かって
走っているんだと思ってた

固く結ばれた二人三脚だと思ってた

だけど気付いたの

そもそも足なんて結ばれてなかった
バラバラのままだった

それでも
ゴールが同じなら良かった

もう
違う景色
違うゴール

見ているもの なにもかもが違う

だから

手を離して

それでいい

あなたが生きていて
この空の下で
走り続けている

それだけで
わたしも走れる

決して交わることのない
どこか で

誓い

幾度となくした約束
ゆびきり

そんなふうに
永遠を誓った

少女みたい

たやすく誓えば
たやすく裏切られる

どうして
情熱はそのままでいられないんだろう
どうして
こんなにも変わってしまったんだろう

わたしを抱いたあの腕で
今は誰を抱きしめてるの？

これほどまでに
寂しい夜に
どうしてあなたがいない

なにもかもを
ふたりで積んで
壊して
壊して
壊して


その事実すら
あなたはもう忘れたかな

命

喜びのあとに
落っこちた穴は
あまりに深くて
なぜ落ちたか
理由を探し始める

雑踏の中を探して
過去を探して

自分 責めて
あなたを責めて
他人 責めて

理由や犯人なんか
どこにもないのに
いないのに
それが見つかれば
心はやすらぐの？

夢の中でも
悲しみは深く
目覚めれば
もっと深い悲しみが

今このからだ
どこを切っても悲しみがあふれるだろう


愛してる

見えなくても
触れられなくても

もうこんなに愛してる

こんな愛は知らなかった

抱きしめたいよ
この手で

それは無理


最初から最後まで
幸福なだけで
いられればよかったのにね

弔い

吐き捨てるみたいに
胸糞悪いニュースが
毎日毎日垂れ流されてる

なにもかも汚れてしまった
大事なひとは奪われたのに
どうでもいいひとは生きている
同じ命なら交換してよ

憎んでも憎んでも終わりは来ない
永遠に

なにもかもが壊れてしまった
あの日より前には戻れない

信じられなくなった
諦めてしまった
それは敗けたってこと？

いつのまに
あんなに大切だったことが
他人事になっている

変わらずにいることが
どうして出来ないんだろう

囚われていた悲しみや苦しみが
いつか弔われるように


いつか

深呼吸

会いたくなったよ

週末の仕事帰り

雨上がりの夕日

美しさも悲しみも
喜びも辛さも

どんな時もあなたに
会いたくなったよ

狂気も愛情も
フィクションもリアルも

全部ひっくるめて

どんな時もあなたに
会いたいんだよ

会わなくたって
平気だけど

あなたに会うと
深呼吸できるんだ

あなたを抱きしめると
深呼吸できるんだ

存在

突然
終わりを考えて
あの子にすり寄ってみたり

誰だって自分勝手

急に繋がりたくなって
過去を辿る愚かさよ

あしらわれて我にかえる
体裁だけ取り繕ってなにがしたいんだろう
癒されるのかな？

流行り廃れるのは
洋服や音楽だけじゃなかったんだ

いつの間にかなくなる
諦めに似てる

領域

この痛みは
わたしだけのものでいいの
誰かと共有なんてしたくない

よじるような痛みが
懐かしくもある

ほっとしてる自分がいる
ひねくれもの


ただこうして浸っていたい