決意

なにを、こわがっていたんだろう？

愛を試す必要なんてなかったのに

さんざん自分を責めてのたうちまわって
まだ答えは見えず

だけど、

「もう、いいよ」

ようやく自分で自分を赦せるような気がするの


ばかげているってわかっている

遠まわりだってことも

それでも、

認めるためには必要だった


きれいなものだけを並べて眺めているだけなら
どんなによかっただろう


「変わることが、怖いの？」

なにを、こわがることがあったの

あなたを試す必要なんてなかったのに

揺るがないと信じていても
いつか　裏切られるだろう
それでも、それでも

それでも

「浄化」

時にそれが
自分の肉をえぐる行為であったとしても
わたしはそれに慰められている

理由のないところから始まったのに
理由をあとづけしようとするから
無理がきて悲鳴をあげているの

昨日よりも少し　幸せになることができればいいのに
１年前のわたしにさえ勝てない


もっとえぐってみてよ

何が出てくるのか

見てみてよ

わたしの中の汚いすべて


澱のようにたまってゆく
今日の痛み　悲しみ　憂い　疲労　憎しみ　猜疑心　妬み
そんなものたちが
出口を求めて激しくドアを叩いてる


わたしはたぶん
それらをえぐりだして見つめて
ぶっ壊して　かたちを変えて
もう一度自分のなかに戻さなきゃいけないんだと思う


自身でしかできない

逃避

時々、ね

全部放り出して　どっか　消えたくなる

こんなのって
小学生の時からだな
悪い癖　

でもね多分
最初の３日はみんな泣いて探すけど
そのうち忘れられてもとどおり
そんなもんでしょ？

被害者意識
悲劇のヒロイン

ぶってみたり　して


ああ、でも
これ以上「いま」を続けられない
わたしが「わたし」であることが
たまらなく苦痛

長女で
ひとりっこで
事務職で
妻で
主婦で
ただのおんなで

社会の役に立っているとは言い難く
すぐにでも代わりはいるけれど

誰にでも平等にやってくる
様々な困難や課題を
与えられているだけ

なのに　ね


時々どうしようもなく
甘えられず
折れそうになって
投げ出したくて




けど
逃げたところで　行く場所なんか　どこにも　ない

1day

理屈をこねくりまわして
結局、「しない」言い訳をしている

随分、暇なんだね？

できないだとか
後押ししてくれ　とか
助走期間が

全部言い訳だって知っている

１Kの部屋で
東から西へ動いていく太陽を追いかけて
それでも、今日がおわる

酸素と二酸化炭素
いったりきたり
それだけで、今日がおわる

いっそ、いなくなれたら・・・


怖い想像ばかりしてるんだ

与えてもらってばかりの人生は
脆い

今日もまた
誰のためでもない
言い訳を　考えていた


今日が　おわる

？

どうしていいかわからないんだ

それで

いつの間にか時は経ち
あっとゆうまにここまで

楽になりたいとか
もっとああだったらこうだったら
未来図を
とてもきれいに描けました

なにもしないでもいい

捨てるのもいや
あげるのもいや
奪うのもいや
与えるのもいや


うたた寝しているうちに
人生は終わる

こどく

永遠の孤独　みたいのがあって


抱きしめたり
抱きしめられたり
幸福に満ちて穏やかな凪の中にいても

氷が溶けるように

消えてしまうのは　自然なんだよ

解放されるのだと思っていたの
誓い合えば
孤独はもう足音も聞こえないと思っていたの

わたしは、
一番幸福だったあの日から
より一層、孤独を知った

わたしたちは
孤独　で　つながっているのかもしれない


遺伝子の中に組み込まれているのかもしれない

だったら、
泣くことないのにね　？

あたらしいせかい

　　は、どこかにある？

誰かが連れて行ってくれる？

それとも自分でつくるの？

ふと、気づいたら
わたし以外の誰もが同じ方向を見ていた

だとしたらわたしに課せられているのは・・・

ひとりで背負わなくてもいいよと
言ってくれた
ふたりだったらこの十字架も怖くない？


流されれば楽なのかと思った
ずっと流されてきた
いつの間にか
つまさきすらつけない場所まで来ていて
息もできない


つぎ　に行かなきゃいけないみたい

つぎ　に行くことで
わたしは救われる

そうおもう