Re:

わたしがとりとめもなく
かんがえている こと。

うつろい

2012-09-23 20:33:25 | something new
フロントガラスに
ぱらぱら

オレンジ色の葉っぱ

ひとあめごとに
季節が移ろう
秋の気配が近づいてくる

柔らかな腕に守られていた時は過ぎて
ひとはかならず旅立つ

だけど
こころのなかでいつも一緒だと思えば
だいじょうぶ


落ちて落ちて
降り積もる
潔く 落ちてゆく

そんなふうにありたい

死んでしまったように見えても、
かならず再生するから

また咲くから



あなたを旅立たせたひとだって
涙をこらえていた

だからだいじょうぶ




その腕をじぶんからほどいて
わたしは行く

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おもかげ

2012-09-23 20:22:21 | something new
ふいにむかしがよみがえるから

とても勝手だけど
あなたのおもかげをさがしているのかもしれない

むねが締めつけられる


あの頃は
ただの遠い未来だった
めまいがするくらい
ずっと立ち止まっていたかったの?
あの頃の未来に、今、いるけれど


耳のあたりや
背中のライン
歩き方
なんだっていい

あなたのおもかげを求めているのかもしれない


差し出してくれた手に
甘えていればよかった
指を絡めていればよかった

じぶんのことだけ考えていればよかった



仕草や
まつげの長さ

なんだっていい


涙をこらえる
あなたの姿がいじらしくて
素直になれない
なにか 言わなきゃ



あなたのおもかげを 残したいのかもしれない


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