今日

季節の移ろいすらも
感じられなくなってきた頃

こんなところまで来てしまった

街角で振り返って
帰り道がわからなくなって
心細くて
いつの間にか影がこんなに伸びている
見たことない景色

友人も隣人も
当たり前のように築いてる生活が
自分も出来ていると思うけれども
時々心細くて
実はそれがいちばん難しいんじゃないかって

こどもみたいに泣ければ
少し楽になれるかな

すべてが通りすぎてゆくただの風景みたい
誰かわたしをつかまえて

境界線

引き裂かれてしまう

あなたの大切と
わたしの大切は違う

赦せる境界線が違う

なにもかもが違う
解りあえる日は永遠に来ないだろう

一片の陰りもなく
後ろめたさもなく
ここにいられるのか？

小さな隔たりが
やがて大きくなって
わたしたちの世界は分断されてゆく

解りあえないまま　傷つけあう

わたしたちは引き裂かれてしまう