ゴシップ

新しいニュースやゴシップが
現れては
飛びついて
あっとゆうまに
消えてなくなる


今夜
なに食わぬ顔して
あの犯罪者が
画面に出ていた

人々は糾弾したがっている
相手は誰でもよくて
自分の中に溜まった
悲しみややるせなさを
徹底的に責めることで
昇華させてるみたい
ならばこの繰り返しは永遠になくならないね


みんなそれなりに幸せそうだけど
やっぱりどうにもならないものを
隠してる



だいじょうぶ

どうせ忘れるから
どうせその時だけだから

全部燃えてしまえ
燃えかすさえも残らないほどに
そうすればもうこれ以上


黙ってやり過ごせば
この風もいつか向きが変わるだけ

忘れてしまえ

夜明けまで

このままずっと見ていたい
明日の今頃はもう

見つめれば見つめるほどに
愛しさが滲み出て
こぼれ落ちるのは涙か

あなたの瞳がわたしを見ないとしても
熱を感じたい
そばにいたい

このままずっと時が動かなければ

不思議に次から次へ
勝手に再生されるみたい
数えきれない
想いのようなもの
ありがとう

伝わらなくても何度でも言うね

今静かに呼吸しているあなたを
ずっと見ていたい

信じるもの

弱ったわたしに甘い声をくれるのは
寄り添ってくれるふりをした
赤の他人
誰も救ってなんかくれない

誰か救ってくれるなんて
本気で思ってる？
神様だって救わないのに

恋人や家族や仲間や友人たちが支え

やめよう

誰かやどこかに寄りかかるのは

時が過ぎれば変化してゆくもの
馴染んだ景色も
愛も
信念すら

いつだって裏切られてきた
過去の自分に
未来の自分に

だからもうなににも失望せず期待せず

そのくらいでちょうどいい
少し冷めてるくらいが