つぶやき

誰もが勝手に喋りだして
なんの価値もない
幸せや不幸や自慢や嘆きが
そこらじゅうにあふれかえっている

共感　すらない

誰に何を発信するでもなく
ただの垂れ流し
そこに喰いつく輩
真実でも嘘でもなんでもかまわない
だってただの呟きだから

みんなこうやって
発信したかった

・・・


あなたのことなんか
誰も見ていないのにね

愛ではなく

もうただの執着になってた

あなたのしあわせ　なんて考えなくなってた

ただのがまんくらべ

嫌われる素振りで
あなたを試している
あなたさえこの手を離したら
それでおわる
わたしはきっと
あなたが離さない前提でこうしてる

最近ね

なんだかよくわからなくて

押し込めていた想い達がまたあふれ出して
勝手に騒ぎ出している

固執することが
しあわせに繋がるんだろうか？

束縛

あなたには大切なものがたくさんあって
そのどれもを大切にしきれない
平等の愛情を

わたしも　おなじ

ただ一緒にいられる時間もあるって
それだけ

わたしのわがまま

あなたに捨てさせる
あなたの大切　を

自分が何を望んでいるかがみえなくなるの
わからなくなるの

あなたを試しているうちに
きっと、愛は消滅する

結局　かなわない

かなわないものとの戦いに疲れ
愛を疲弊させて
わたし自身さえも
あなたから離れることになるんだろう

あなたの全てを支配したくて
その傲慢さを愛って言葉で隠していただけ

いつのまに

束縛が大嫌いだったわたしが
あなたを束縛して
縛れば縛るほどに
あなたはするり　消えてしまう

ただずっとこわかったんだね
愛を信じきれず
あなたを信じられず
自分自身さえも

ようやく気付いた夜明けに
あなたを解放する
そうしてきっと
みずからも解放されるんだって

夢見がち

誰かに会うのが億劫で

生活を変えることができなくて

このままで、なにがいけないんだろう？って思う

ビールみたいに
苦い毎日

運命で決められているのなら
所詮そんなもんだって
完全に開き直れるのなら　まだマシ

どっかで
幸福になれる道があるんじゃないかって思ってる

それは
選ばなかった選択肢の先にある永遠の絵空事

よく似てる


多分、もう
逆転勝ちなんてなくて
働き蟻みたいにウロウロする毎日


自分で決めなければ
責任をとることもない
それが　しあわせ　？

ただひたすらページをめくるみたいに
それならば
誰かにめくってもらってもおなじだね


ただのこわがり

ほんとはそんなのこわくないくせに

ただの臆病者

ほんとは臆病なんかじゃないくせに


永遠に来てはくれない王子様を
あの角でずっと　待っている

あいまい

だいじな
だいじな　なにかが壊れる音がしたの

勝手に信じていたものに
あしもとをすくわれる　かんじ

ほろほろと

強靭なものなんて
ないのかもしれない

今日の天気のように

咲いては枯れる花のように

なにもかもが
移ろいやすく
不確かで
不鮮明で

だから一層
白か黒かつけたかったのかもしれない　ずっと

曖昧さを憎んで
怯えて

それがつよさゆえなのか？
それともやっぱりよわさなのか？

だいじなもの
ないほうがいいの？


喪失感だけが胸をえぐる
その痛みだけが今、確かに存在してる

刹那

あなたの熱を感じながら
目をつぶって
自分の快楽だけをさがしている

同じ高みにのぼりつめたとしても
なおバラバラのからだが
せつない

今しかない


あなたが動くたびに
揺らされる
わたしの髪や足

これ以上ないほど
あなたを包みたい

同じシーツにくるまれたまま
あなたの指を握り締めたまま
朝を迎えたとしても

それでも、なお