見知らぬ街に降り立って
少しよそよそしく感じるのは
わたしが余所行きな顔しているから?
今まで訪れたことのない街に 今朝は いる
その不思議さ
なにもかもがあやふやで不確かで手応えがないみたい
掴もうとすると形がかわってしまう
あれからそんなに時は流れたか
なにもかもが変わってしまった
とてつもなく遠いところまで旅してしまったようで
どうしようもなく心細くなる
けど
もう死んでしまった人が
何度も何度も何度も
見たであろう景色を眺める
この階段もこの駅も
わたしにはなにもかもが遠い異国のようだけど
不思議な縁で結ばれている
なにかひとつでも違えば
今朝はここにいなかった
怯えながら、怖れながら、
それでも
やっぱり抱きしめるしかない
大切なものを
生きることと死ぬことの
ほんの紙一重を
触れてみる
遠い街で
何時間も電車に揺られ
さよならをしにきた朝に
少しよそよそしく感じるのは
わたしが余所行きな顔しているから?
今まで訪れたことのない街に 今朝は いる
その不思議さ
なにもかもがあやふやで不確かで手応えがないみたい
掴もうとすると形がかわってしまう
あれからそんなに時は流れたか
なにもかもが変わってしまった
とてつもなく遠いところまで旅してしまったようで
どうしようもなく心細くなる
けど
もう死んでしまった人が
何度も何度も何度も
見たであろう景色を眺める
この階段もこの駅も
わたしにはなにもかもが遠い異国のようだけど
不思議な縁で結ばれている
なにかひとつでも違えば
今朝はここにいなかった
怯えながら、怖れながら、
それでも
やっぱり抱きしめるしかない
大切なものを
生きることと死ぬことの
ほんの紙一重を
触れてみる
遠い街で
何時間も電車に揺られ
さよならをしにきた朝に