風化

時とともに風化するもの

それでも、
完全に消えないもの

いつまでひきずる気？
たぶん、ずっと。

もう決めたんだ。

どんなに他の誰かが
優しい言葉を言ってくれても

どんな状況が
わたしを甘やかしてくれても

何に心を奪われていても

たったひとつ

この記憶は
忘れられない苦しいものじゃなく
わたしが望んで
忘れない、記憶だと

本についてのメモ２３

最近読んだ本

赤川次郎
「復讐はワイングラスに浮かぶ」
「子供部屋のシャツ」
「告別」
「窓からの眺め」

婉曲

誰かのために
婉曲な言いまわしを

それとも　自分のために？


持ち上げられて
いっとき流行って
すぐに廃れる

さんざん
傷つけたぶん
今度は
傷つかなきゃいけない


今、妥協すると
ずっと傷む
傷んだとこから腐ってく

どっちもいいよ、
って言えば
かどがたたない
どっちもいいよ、
って言えば
誰も傷つかない

だけどそれじゃ・・・


弱いのと諦めるのと
傷つけないのは違う

嫉妬

誰にでも
マメで、優しいんだ。

基本・優しい。

わたしに優しいけど
わたし以外にだって優しいんだ。

夢を語るけど
誰にだって語ってるんだ。
ホントは、
わたしにだけ
そうして欲しかった。

くだらない嫉妬。


ちょっとでいいから、
特別扱いしてくれないかな？

わたしがそうするみたく。

本についてのメモ２２

最近読んだ本

鈴木光司「らせん」「バースデイ」
唯川恵「病む月」「ＯＬ１０年やりました」
新津きよみ「招待客」
槇村さとる「イマジン」

マルク・シャガール
　ラ・フォンテーヌの「寓話」

義務

しなきゃ、しなきゃで
縛りつけると、辛い。

いったりきたりすることが
たまらなく
面倒で、放り出したくなる。

あの子の態度で傷ついて
わたしも同じことを
だれかにしてるんじゃないの？


続けてくことよりも
辛く
尊いことってある？

いつだって
降りられるとしても
だからこそ
降りず。

時間を積み重ねて


そうして
そのうち失ったものがあるとして


失うことを最後の目的にしたわけじゃない。
むしろその反対だ。

だったら
することは、・・・。
しなきゃいけないことは、。

絶縁

なにも、絶縁しなくたってよかったのに。

ほどほど、の距離
保つこと。
そんなに難しかった？
どっかでちょっとつながっていること。

１日１回、メールで近況を。
感動的な出来事を話したくなる。
ふたりでいると、ひらめく。
ひとりより、ずうっといい。

べつにかたくなに
０か１か、にする必要なかったのに。

希薄になりつつある関係を
それが嫌なら努力するしかない。

けっきょく
それがなんだってくらいの言葉や仕草に
揺れたり
泣きたくなったりするんだよ。

傷

他人の中に
自分とおなじ傷を見る。

嫌悪か？
既視感すらおぼえる？

すくなくとも
おなじ悲しみを　感じている。

喜び？
安心感？


「どうにかなるよね」
ふたりで話したね。

まあ、どうにかは、なったけど。
それで手にした
不幸せじゃない程度の
幸せ。


おなじ傷を見た。

じょうずな、なぐさめ方を知らない。

心が軽くなるような言葉を
言ってあげたいのに　それを知らない。

どうしてあげたらいい？

なにができる？

寡黙

内緒、にしとく。
秘密に。

だけど、
違う名前を考えるのが
疲れるときもあるの。

知人の視線を忘れて
好き勝手飛びまわるのも。

みんなに承認してもらえる安心感も。

わたしはどっちも欲しいんだ。


現実も仮想現実も

結局、どっちでだって
嘘だけはつけないし。


互いに支えて。



どっちも
間違いなく、わたし。

本についてのメモ２１

既に読んだのを
もう１回読むのは好き。

発作みたく
「読みたい！」となるから
本は借りるよりも所有するのが好き。

置き場所に困るんだけどね・・。

最近読んだ本。

鈴木光司「リング」
小池真理子「墓地を見おろす家」
赤川次郎「勝手にしゃべる女」