わかれめ

明日、あなたがいないとしても
わたしは大丈夫

諦めるしかない

この先何人とすれ違って
それぞれの人生があって
わたしはどことも交わらない


あなたの未来から
永遠にわたしが消えたとしても
あなたは大丈夫

やがて慣れて忘れるだけ


過ぎてきた季節に
あなたの隣にいて
歩いてきたこと


この手を離そう
最後に指先の温度を感じているから



締め付けられるような痛みも

大丈夫
やがて慣れて、忘れるだけ

感傷的

もうあの頃にはもどれない
知ってる


こうなる前みたいに
笑ったり
知らなかった時のように
振る舞えない


過去に生きようとすると
押し潰されそうになる

思い出せるだけでも、幸福かな
そんなのないほうが自由なのかな


戻りたいわけないのに
戻れないと思うだけで
惜しくなってるだけ

もう、あの世界にわたしの居場所はない

希望の日

もう、いいか 諦めた瞬間流れる涙は
とめどなく

まだ泣きたくないな

可能性というものがあるのならば
まだ信じられるなら
砂粒を拾うようなものでも、探したい

様々な雑音が身体を踏みにじってゆくけど 平気
もうそんな雑音なんて聞こえない境地にいるから

強くなりたい

戦おうと決めたあの日から
切れそうな糸を繋ぎ続けてきたから
もうずっと尊いだけなの

あなたの記憶からわたしがいなくなる日が来ても


今日、どんな生き方をしてもいいと
神様に言われたの
だから、まだ泣かない