雪の夜

そばにいてね

記念日も誕生日も
クリスマスも大晦日も
一緒にいられなくてもいい
街中のみんなが楽しんでいる幸せを
手にできなくても仕方ない
諦めることが愛だと知った

あなたがいない夜は
ひどく長くて
夜明けを探して歩きまわっていた
　会いたい

会いたい、と口に出せば
会えない現実に涙がこぼれる

今夜、会えなかった
明日も会えない
週末も？


そばにいてね

言いたくて言えなかった
ずっと

言えないままのわたしに
ひとりぽっちのわたしに
ひらひら　雪が舞いおちる

信念

落ち込みかけた気持ちに
救いをください

誰も助けてくれないなんて
初めからわかっていた

どうしていいかなんんて
誰も教えてくれない

守ってくれる人もいないし、
そんなのあたりまえ



いつもいつも

道の真ん中でふいに気持ちが折れてしまう
心許ない
確かに歩いてきた道さえも
振り返れば消えてしまっているような

なにをどうすれば、
もっと強くなれるんだろう

今日も泣いているだけで、終わりたくない

手

その指がわたしだけのものだって事実に
眩暈がする

大好きなあなたの
腕におでこを寄せるだけで
無限に強くなれる
心が解きほぐされてく
今日までのなにもかもが赦され報われる気がする

今一緒にいられること
その事実だけで、幸福が満ちてくる
明日からも生きていく糧になる

過程

迷わなくていい日が来るのなら

楽になれるのかな


いつもいつも
右か左か
進むべきか留まるべきか

泣きたくて泣けなくて
強いふりをして
怖がって怯えて
優しくしたいのにその裏返しばかり

こんなんじゃ、なくしちゃう


いつもいつも迷って迷って
逃げて逃げてきたけど
自分の首を自分で絞めているって気づいたの


わたしが思っているよりも
ずっと強い　わたし

の　はずだから


もっと信じたい

しあわせ

わたしに
ちからがあればいいのに

あなたを幸せにしたいだけ

１００の願いは叶わないと知っている
だからせめてひとつだけ


あなたが涙を飲み込まなくていいように
あなたがため息をつかないように
あなたが言いたいことを言えずに
悲しみに揺れる背中　見たくないから


わたしに触れてみて


たったひとり暗闇で夢に怯えて起きなくてもいい


あなたを抱きしめる


あなたを幸せにできるちからがあればいいのに

あなたの笑顔が見れればそれでいい
今日も生きていてよかったと思える

あなたの幸せがわたしのそれだって
今なら言える

ひかり

何度、迷っただろう

そのたびに

君が道を照らしてくれた

その笑顔に会えるなら、これから先
生きていくことも怖くないと思える

どんなことでも
辛くても　乗り越えられる

君がいつも
僕の進む道を照らしてくれた
その光を辿って
僕はどこまでも行けるだろう

分岐路

そばにいられなくてもいい

触れられなくてもいい

月曜日から金曜日まで
週末も
会えなくたっていい

でもどこかでつながっていたくてつながっていたくて


かみさま

どうか、絶たないでください

もう二度と会えなくてもいいから

わたしたちは
ただの他人になって
それぞれの人生を生きて、死んでいくけど
記憶のどこかにしまわれていて
互いに愛し合ったことだけ
誇りにして歩いてく


最後のおねがい

どこかで、つながっていたくて