petal

もう、自分にはなにもなくなってしまった気がして

おろおろと立ちつくし
さめざめと泣いている

はやく　笑って
そんなのばかばかしいって
そしたらもう少し強くなれると思うの

どうか吹かないで
風
もう少しだけ咲かせて
たった一週間だから

それでも　ひらひら　舞って　

散り際まで美しいのは誰
散ることを恐れないのは誰
だから最後まで美しいのは誰

去ることもいることもできず
わたしがいなくなったあの場所は
今日も正常に機能しているだろう

待って

あと１秒
ここにこうしていてもいい？

to you

さみしいわけがない　でしょ？

１１桁の数字で
この日本中２４時間いつだってつながる
どこにいたって真夜中だって

さみしいわけがない

会いたくなったら思い出すから

心細さを感じたら、違うことを考えれば振り切れるから

手紙でもいい
メールでもいいよ

こんなに、こんなにつながっているのに
なにが怖いんだろう？

願いがひとつ叶うなら
今、わたしと同じことをあなたに想っていて欲しい

stay here

最近じゃ変な先入観があって
ものごとを真っ直ぐ見れないんだ

計算したって、うまくいかない
過去のわたしの愚かさ


それでもやたら欲しいものは
記憶の中のそれ
永遠に手に入らないものほど輝く

誰に裏切られたって怒ってるの？
簡単な話さ
うまく立ち回ったはずのわたしのツケを今、払っている

もう駄目だって思ったときからがはじまり
一緒に成長しよう

強がりで弱気な二面性なら誰だって持っている


最近じゃ
なにもかもに自信が持てなくなっているんだ

僕たちの夢が消えていく
現実と時代に押されて、散り散りになっていく

もうやめようと思ったときに
必要なものかそうじゃないかがわかる
手放せないのは、なぜ

捨てるときの最後の一瞬
さようならを　言えるかな

後ろ髪ひかれる　その手をはなして

ask for the moon

口当たりのいい言葉で
誤魔化したってだめ

もう既に、わたしの正体は見抜かれている
どんなに装ったって、剥がれるもの
取り繕ったって一夜漬けじゃね

なにもないなら、なにもないと言うしかない


今更　今日までのわたしをわたし自身否定しても

そんなことは　はじめから　わかっていた



流されるとどこまでも流れて
時とともに押し流されてでもそれでいいはず
疑問も迷いも立ち止まることも
流されるだけそれで

たとえば想像して
どのわたしも死んでないか？
なぜか幸福なわたしを想像できない


どうしよう

わたしには、なにもない

わたし

自分がどうしたいのか

探せば探すほど、迷う見えなくなる途方に暮れる

スキルだとか資格だとか
条件だとか
週休二日だとか給料年俸制だとか
派遣だとか正社員だとか

検索をかければＰＣは応えてくれる
１００件の求人を出してくれる

何ができるのか
何がしたいのか

自分が見えなくなる消えてく

英語だとか大卒だとか
キャリアアップだとか
事務だとか営業だとか

年齢だとか
やりがいだとか

なにもかもが障害

条件を入れてエンターキーを押すたびに
自分がいなくなる

生き甲斐だとか
使命だとか
情熱だとか


このままじゃだめ

何百回問いかけてその質問を胸の奥に沈めたの

がんばれだとか
タイミングだとか
どうにかなるさだとか

どれもがむなしく通り過ぎていく


嘘がつけないこれ以上は
見てみないふりはできないこれから先は

探せば探すほどにどうしてもわからなくなる
闇雲に藻掻く愚かな人間は

そしてまた、お得意の「自分探し」？

探す必要なんて　ない
わたしはここにいるここに
ここにしかいないよ

不安が足を引っ張るの
そうゆう夜に眠れなくなるの泣きたくなるの
眠らなくても泣いてもなにも解決しないの
だから
朝がきたら歩きだそう
ベッドから出て
髪を梳かして
まだ見ぬ人と出会い別れ
笑い怒り
そうしていくしかないって

ひとりでも

わかっていても時々引っ張り出して確認しなきゃ

もう一回復唱しなきゃ

だめなわたしを叱咤激励して、背中を押して手を引っ張って
なだめておだててほめて

すぐ「自分探し」の旅にでようとする
そんなわたしに　教えてあげて


わたしは油断するとすぐにわたしを見失ってしまう

404: Not Found

境界線

こんなに脆いガラスの上を歩いている
強固なはずの足場は
透き通って割れる可能性をはらんでいた

あっちとこっちはそれほど差がない

カンタンに落ちて多分はいあがれない

何が違う？
何も違わない

叩いても割れない強固な壁は
実は脆く
叩いた分壊れて

波が押し寄せれば、流されていく

多分、あっけなく


あっちもこっちも大して変わりない
何も違わないのだ

human values

助けてくれる気なんて
さらさらないくせに
余計なことばかり言う
そんな隣の他人に

責任なんてとる気ないくせに
思わせぶりなことを言う
そんな隣の他人に

面白半分で
口を出して
引っ掻き回して
笑うそんな隣の他人に

ほころびを探しだして
指摘して貶めようとする
そんな隣の他人に

　
いちいち立ち止まって

あなたはじっとこらえている

そのたびに
大事ななにかが消失したような
そんな気持ちにならなくていい

吹かれると
剥がれる　あなたはメッキじゃない

どこにだっていつだって
そんな隣の他人はいる
その言葉がどれほどあなたを傷つけようと


どれほど傷つけられようと
あなたの価値は下がるはずもない

搾取

どうしてもゆるせないこと

糾弾し続けるのは

わかっていても見ないふり
通りすがりのひとり

そうすれば目に見える傷はつかない
その代償は

搾取されるだけの一生




知っていて、黙っていたことがある
声をあげてなんになるのか？
そうやって逃げて
その、代償は


目に見える傷がないかわりに
深く重く醜く永遠に消えることのない傷ができた

しずく

綺麗事ならいくらでも言ってあげよう
なんでも呑み込んで
知った顔で、愛想笑いで、苦笑いで

ハズレ続きの毎日に

なにもかも人のせいにすると楽になれるのかな

そんなわけない

嘘なら１００でも２００でもつこう
それで丸く収まるならそれでいいってね
なんでも呑み込んで
解ったフリで平気なフリで知らんふりで

一生消えない傷ができた

ハズレ続きの君が
天に唾して
ひとりぽっちで歩き続ける
その背中が揺れている



君の頭を冷やす雨になろう

君を癒やす雨になろう　雫になろう

闘い

闘わなきゃいけない時はある

疑い疲れて
恨み疲れて
それでも際限なく広がる　憎しみ
解り合えない悲しみ

あと　どのくらい？
これが終わるまで

こんな目で見続けるのだって辛い

もう解り合えることなどないんだから


深く刺された胸からあふれだすのは・・


解り合えないことと
傷つけ合うことをイコールで結びたくないのに