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9/21(月)Qam主催ライブ(渋谷eggman 17:30~)

2015年09月21日 | アイドル

メンバーの長谷川さんが卒業し、5人編成になったQam(カム)。
残った5人の1人、小菅さんの生誕祝いがメインのQam主催ライブ。
eggmanの中に入るのは、まだアニソンライブなどの概念が希薄だった頃、
串田アキラのステージを見に来たとき以来だと思う。

昨日までこのライブの存在すら知らず、出演者を見て複数お気に入りがいたのと
比較的リーズナブル(前売2500円)だったので、軽い気分で出かけた。
…来て良かった。大正解だった。

全編終わるまでだいたい3時間45分くらいだったろうか。
後半に出てきたグループは持ち時間が長めで、このくらいのボリュームがあると
満足度は高い。他の対バンライブがどうというのではないが、今回のメンツには
(たとえ激しい音楽性であろうが)こぞって品があるのも良かった。
見た順に感想を。

*小菅&notall(ノタル)コラボ
notallのギミックのひとつ・ペンギン人間に小菅さんが参加。
もっとのんびりした曲をイメージしていたが、結構バタバタした曲なのが意外だった。

*デスラビッツ
自分が見る対バンライブに出ていることが多く見る機会も多い。
4曲。
ヲタ巻き込み型のライブだが、ヲタは出過ぎたことをせず、
「ヲタという役目」に徹しているので、嫌な感じはない。
基本的に定型ベースのやり取りが多いメンバーと部長のMCの、
(おそらく)遊びの部分が面白かった。
このグループは、異形の巨漢・部長が、
「バカにされる役割でコミカルだけれど、いざというときは頼りになりそう」
なのが安心感につながるんだよなー。

*KOTO
4曲。
この人のパフォーマンスは、ビシビシくるダンスが主で歌が従というか、
ダンスによる表現が物語る部分がメインの印象。
だから他のアイドルを見たときと違う部分が刺激される。
詳しくないけれど、ダンスの公演を見るとこういう気持ちになるのかも知れない。

*amiina(あみいな)
名前だけは知っていた2人組。初見。5曲。
もっとほわほわしたイメージだったのだけれど、曲調によってはずっと激しめ。
万能っぽいので、対バンライブだと重宝されるタイプだと思う。

*Kit Cat(キットキャット)
まったく知らなかった初見トリオ。ボーカルやダンスもするキーボード+ダンスするボーカル2人の計3人。
3曲。
見た目からはわからないが猫ギミック(あゆみくりかまきの熊ギミックみたいな感じか)。
シンセポップがメインで、音はなかなか洗練されていた。サブカル受けしそう。
サウンドは違うものの、すこーしバナナラマを思い出した。

*notall(ノタル)
ツイッターにリプしたりしているくせに見たのは初めて。
notall出演部分だけは撮影可。4人組。5曲。
ここにきて一気に華やかになった。
他の出演者が大なり小なり尖ったサウンドであるのに対し、
ここは純アイドルの要素が高めで、90年代っぽさも含んだアイドル歌謡な感じ。
王道な沸きの場としての役割も果たしていた。メンバーみなビジュアルが良いが、
べちこ こと渡邊ちこさんの、夕方の太陽のまぶしさ(真昼ではない)のような雰囲気が、
特に印象に残っている。

* Hauptharmonie(ハウプトハルモニー)
グループ名だけは知っていたが、それ以外に知識のなかった5人組。
そのせいもあって、今回最も衝撃的だったのはここ。たぶん6曲。
ギラギラした要素はなく、衣装も何かの特質を強調した印象がなく不ぞろいで、
ビジュアルだけではどんな音を出すのか皆目見当がつかなかった。
SEからイメージしたのは「西部劇に出てくるサルーン」か「サーカス」で、
その流れからの1曲目はジャズっぽい(*あとでその曲の動画を見たら、
確かにスウィング感はあれどアレはスカだと思うw)。
ああそういうサウンドかと思って聞いていると、それ以降の曲はスカっぽくなったり
青春パンクっぽくなったりとつかみどころがない。
なんとも形容しがたい、人を食ったような、でも激しくて熱い世界が楽しめた。
ある曲でメンバーのうち2人が、「ドリフ大爆笑」のOPやEDのときドリフターズがやる、
やる気がないダンス的に踊るのがツボだった。
何物でもないけれど何かではある、という印象を強く抱いた。ぜひまた見たい。

*つばさFly
9/18に主催ワンマンを見て、ああそのときのブログ書かなきゃと思いつつw、
今回は呼ばれる側としてのステージを提供。ひたすらに突っ走った30分だった。

THE ENDLESS SUMMER~Nevermind~ナガレボシ~so 愛してる~Take My Hand~Life is Beautifulの6曲。

ワンマンだと比較対象がなくてわかりにくいが、対バンだと
ゴツさ・力強さ・正面からぶち当たるストレートさが際立つ。
ギミックやアングルに頼らず、楽曲とパフォーマンスだけを武器に戦っている。
この愚直な勇敢さが彼女たちの魅力である。
今日はかなり近い距離からステージが見られたのだが、激しい動きがひたすらに
ダイナミックだった。
絶対的な抑え投手=全盛期の大魔神佐々木のような曲「Life is Beautiful」があるのは強い。

*Qam
上記のように6人から5人編成になり、まさに過渡期まっただ中の彼女たち。
7+1で8曲。
今回はメンバーの小菅さん(れいちぇる)の生誕当日イベントということで、
他の出演者や場内のヲタからの祝福の嵐だった。
Qamを見るのは久しぶり。
以前は少なからず「~せねばならない」的に前のめりになりすぎ、
その後自分たちの思い通りにいかなかったのを後悔する傾向を感じたが、
一番最後に見たときと比べて力を抜けるようになり、そして明らかにたくましくなっていた。
日向さんが髪にハットを装着していたが取れてしまったのを見て、
同じようにしているのにハットは不動の、predia沢口さんのやり方がいかに頑丈なのかを
こんなときに感じたりもした(笑)。

今回のこのライブ全体のそれとない品の良さは、おそらくQamが持つ雰囲気によるところが大きい。
終始ノーストレスで楽しめた。最後にれいちぇる、誕生日おめでとうございます。