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パシフィックカーリング選手権準決

2006年11月26日 | 時事
予選二位の中国対三位の日本(チーム青森)による準決勝(25日)を、西武新宿線東伏見駅すぐそばの
ダイドードリンコアイスアリーナで見る。
ご存じのように三本勝負の二本を取られた日本はストレート負け。中国は当然のことが当然のように
できていた反面、日本は100点満点取れるところが75点だったりして、こういう結果になった感じ。
*予選一位の韓国と準決勝を戦って敗れた四位のニュージーランドと日本が26日に三位決定戦を戦い、日本はそれに勝って
最終順位は三位。

会場の内外には、グッズや当日券などを売るテントがあったり、トリノ以降急激に増えた男性客(ヲタ。俺もその一人)が
たくさんいたりと、ハロプロの地方枠公演(首都圏でも座間とか荒川とか厚木とか)的な雰囲気。
安い&満員でもないので自由席が人気。青森の選手がよく見える位置には人が密集(笑)。
俺がいた席(S席最前列)は、選手が間近に見えたのは良かったが、ストーンの置かれている状況はよくわからず、
トリノ解説で一躍有名になった小林さん(顔は亀井静香系、声は早大重村教授系)の解説と、
実況の生島さんとの、Jスポーツでの海外サッカー中継的な、本質からは外れない脱線もありつつの
巧みなかけ合いが聞ける場内FM放送が頼りになった。民明書房チックな(笑)小林さんの含蓄のあるコメントと、
時にそれに冷静にツッコミを入れる生島さんの会話そのものが面白かった。他の日はゲストで呼ばれていた
小野寺・林は別の用事(講演会らしい)があって今回は来場していなかったのが残念。
マリリンにはマイクがついており、彼女の声はラジオからもよく聞こえてきた。やっぱり太っていた(笑)。
最後、もうにっちもさっちもいかない状況で、「ギブアップ」について選手同士で話している音声が生々しかった。

今回の生観戦で思ったのは、カーリングというスポーツが、ハリウッド的・少年ジャンプ的なスペクタクルが
ほとんどないものだということ。淡々と始まり、淡々と進み、淡々と終わる。やるべきことをきちんとやれば
いい結果が控えているし、できなければできなかったなりの結果がある。大ピンチに突然潜在能力が覚醒して、
強大な敵を倒せたり、超必殺技で逆転したりということはまずない。「ハラハラドキドキ」を外に求める人には
物足りないかも知れないが、俺は逆に日常生活の大切さ、みたいなものを学んだ気がした。
ひとつのリンクの上にレーンが4つ設置され、同時に4試合行われているのが目に入るので、一試合に特化するテレビより
余計に淡々と見えたのかも知れない。

まったり・淡々としているので、時間の経過という概念が頭から抜けており、目当ての試合(日本の第二試合)が
終わると2時間以上が過ぎていた。ゆったりと楽しめるし、ガードが堅いと思われるチーム青森以外の
参加選手は、プロレスの地方巡業のように普通にそこらへんを歩いたり、食事していたりするので、
愛想のいいニュージーランド(黒いジャージは参加チームで一番カッコ良かった)選手はヲタにも人気だった。
プチロビータイムっぽくなっていた。スポンサー名の入ったついたての前で行われた試合後の選手・監督インタビューは
俺のいた席のすぐそばで行われ、そこでチーム青森の全選手&監督の阿部ちゃんを身近で見ることができたが、
皆硬い表情をしていた。そりゃそうだろう。おそらくこの後、オノデリング待望論とかスキップ(エース)は誰にすべきか論、
このままじゃダメだ論などがあちこちで交わされると思うが、変なふうに踊らされることなく、
「これも長い道のりの経過のひとつ」くらいの気持ちで淡々と乗りきってほしい。