へなぎシュート炸裂

タイでの無観客マッチ、北朝鮮対日本戦をBSで見る。
色々な音声を拾っていたことや、遠い国での代表戦などでは客がほとんどいない状況になることもあったので、
予想していたほど違和感はなかった。押尾学みたいなルックスに変化していた柳沢が、おなじみ宇宙開発や、
シュート絶好機なのになぜかパスやスルー、というマイナス要素のいつもの行為をせず、きっちり得点を決めた
だけでも進歩だろう。試合自体は横綱相撲という感じだった。終了直前、キム・ヨンスがジュビロ田中に放った
兇悪ストンピングを見て、北朝鮮で試合しなくて大正解だなとも思った。

これと時を同じくして放送していたテレ東でのロッテ対巨人戦。ゲストに一茂を呼んでいたせいか、テレ東のくせに
実況が妙に巨人に肩入れしていたが、水上と川崎というマニアックな解説陣には好感が持てた。かつて話題になった
ウルフ系髪型が変わっていたため、水上は最初誰だかわからなかった。
胸元に投げられ発奮した巨人清水がホームラン、走りながらピッチャーだか相手ベンチだかに「見たかコラ」的な
言葉を投げつける図は、日テレに代表される民放地上波的には「闘志の表れ」とかそういうプラスの文脈で語られる
のだろうが、アメリカ的には「侮辱する行為」に相当するわけで、ロッテのファーストのフランコが清水に対し
怒っていたのには萌えた。清水はフランコに言ったつもりではないのできょとんとしていたが。
こういうときに主として外国人選手が見せる、チームメイトを守る姿勢はカッコいい。ヤクルト藤井に対する
清原一味の仕打ちみたいなものが通じない相手もいるんだってことを思い知れ巨人選手。