菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

いざ!いざこざ

2011年03月12日 13時43分48秒 | 言葉の根
いざこざといえば、剣かというか争いを意味する言葉。

でも、言葉の元々の意味は?
【いざ】と【こざ】なのかしら?


というわけで調べます。

正確な意味は、もめごと、もつれごと、ごたごた。

ネットなどで調べると、【いさくさ】が語源という説があるが、【いざこざ】の方が【いさくさ】よりも古い文献に載っているので、この説には疑問がある、とか。

その「いさくさ」は、「イクサクサ(行くさ来さ)」の略だとか。
なお「いさくさ」は、「いざこざ」「文句」「つべこべ」といった意味を表す言葉で、現在ではほぼ死語といってよいでしょう。


結局、「いざこざ」の語源はわからない、というのが本当のところのようです。


で、ごたごたの方が気になってきたので、調べてみる。

【ごたごた】
1:ごたごたは、種々のものが乱雑に入り混じったさま。ごちゃごちゃ。
2:もめごとのあるさま。もめごと。ごたくさ。ごた。
3:がらくた。

【ごたごた】
秩序やまとまりのないさま。
もめごと。いざこざ。

ということらしい。


で、ちなみに、【ごたごた】の語源は?

ごたごたは鎌倉時代に来日した宋の禅僧兀庵普寧(ごったんふねい)の名に由来する。
兀庵は建長寺第二世となった中国の高僧である。

兀庵は既成概念にとらわれない性格でその話は理屈っぽい上に複雑であったため、兀庵のような話を兀庵兀庵する(ごったんごったんする)といい、転訛してごちゃごちゃしたことなどをごたごたと言うようになった。

一応、ほかにも、彼を呼んで、職につけるのにも、いろいろもめごとがったから、という説も。


擬態語ではなく、まさかの人名!


こういうのがあるから、言葉調べは楽しいなぁ。






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