菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

暑苦しい天使。  『マイケル』

2011年03月11日 08時28分39秒 | 俺は好きなんだよ!
【俺は好きなんだよ】第292回は、『マイケル』(1996)


原題は、『MICHAEL』ですが、読み方では、『ミカエル』と天使の名前にも読めるのが、うまいのです。


スタッフ。
監督:ノーラ・エフロン
製作:ショーン・ダニエル/ノーラ・エフロン/ジェームズ・ジャックス
製作総指揮:デリア・エフロン/ジョナサン・D・クレイン
脚本:ノーラ・エフロン/デリア・エフロン/ピート・デクスター/ジム・クインラン
撮影:ジョン・リンドレー
音楽:ランディ・ニューマン
 
 
出演。
ジョン・トラヴォルタ
アンディ・マクダウェル
ウィリアム・ハート
ボブ・ホスキンス
ロバート・パストレッリ
ジーン・ステイプルトン
テリー・ガー
カーラ・グギーノ
ジョーイ・ローレン・アダムス
トム・ホッジス
ウォレス・ランガム


物語。
シカゴのタブロイド記者フランクに、冗談のような投書が届いた。
マイケルという天使が家にいるから、ぜひ会いに来て欲しいというのだ。
天使ネタはクリスマスに最高だと、オーナーのモルトはフランクに天使を連れて来るよう命じる。
彼は記者のヒューイ、ヒューイの飼い犬スパーキー、それに新人女性記者のドロシーを連れてアイオワへ。
そこで三人は、下品なジョークを口にする、くわえ煙草の太った男を目にした。
だが彼の背中には立派な翼があって・・・。




ジョン・トラヴォルタが風変わりな天使を演じた、すてきな恋愛物語。

天使を堂々とおっさんとして描いた作品はけっこうあって、『ベルリン 天使の詩』でブルーノ・ガンツ、そのリメイクの『シティ・オブ・エンジェル』でニコラス・ケイジ、『エンジェルズ』でクリスファー・ドイルなんてのもありますね。
マット・デイモンとベン・アフレックのコンビによる『ドグマ』なんてのも。

その中でも、最上級の暑苦しさが、このトラボルタにはありますね。
でも、それ以上にユーモラスさも。

宗教道の河野老いておいて、こういう暑苦しいものに、可愛らしさとエンターテインメントを持ち込めるのが、アメリカ映画のコメディの底力ですな。













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