映画において最も重要なのは<期待>である。
渋谷のル・シネマにて、『私たちが光と想うすべて』を。
ドキュメンタリーのような描写からフィクションならではの描写がじょじょに入り込んできて、トライアングルを構成する。
大人味の映画で、愛おしい。
近しいものを感じて、夜の浜辺の灯りを辿って歩くような気持ちに。
演出部のクレジットが12名以上(アクティングコーチ班含む)、キャスティング部も12名以上いて、インドならではの人海戦術というより、インド映画界の人材が集まっていて、システムができているということだろう。
ワイヤージレンマを有名にしたと言えば、映画『ジャガーノート』(1974)だが、TVドラマシリーズ『OK捕虜収容所』(1965)のシーズン2の8話に、時限爆弾の解除シーンで、白か黒かどちらかのコードを切るか選ぶシーンがある。
だが、このドラマはコメディで、これは何かのパロディという説が濃厚で、さらに前の作品があると言われている。
一説では、『國民の創生』(1915)の削除シーン(シナリオ)に、このワイヤージレンマのシーンがあったとも言われている。
デスゲームって「失敗したら死」だけど、人生って、そのまんまライフゲームじゃないかな。つまり、「失敗しても生きてく」だ。