菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

サイコと脚で127時間。  『サバイバル・ドライブ』

2023年08月16日 00時00分44秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第1747回

 

『サバイバル・ドライブ』(2014)

 

原題は、『CURVE』。
『曲線』。

 

製作国:アメリカ
上映時間:86分

 

 

スタッフ。

監督:イアン・ソフトリー
製作:ジェイソン・ブラム、ジュリー・ヨーン、ジャウマ・コレット=セラ
製作総指揮:エリック・オルセン、フアン・ソラ、ジャネット・ヴォルトゥルノ=ブリル、クーパー・サミュエルソン
原案:キンバリー・ロフストローム・ジョンソン
脚本:キンバリー・ロフストローム・ジョンソン、リー・パターソン
撮影:ブラッド・シールド
衣装デザイン:リサ・ノルチャ
編集:タリク・アンウォー
音楽:エド・シェアマー

 

出演。

ジュリアン・ハフ (マロリー)
テディ・シアーズ (クリスチャン)

ペネロープ・ミッチェル
マダリン・ホーチャー
ドリュー・ラウシュ

 

物語。

結婚式を間近に控えたマロリーは、そのリハーサルのためにデンバーへと車で移動中。
その途中、車が故障するが、クリスチャンという名の青年に助けてもらう。
だが、青年はサイコ野郎だった。
彼から逃げるために走らせた車が事故って、崖下に落ちてしまい、脚を挟まれたマロリーは動けなくなる。

 

 

事故で車から出られない女がそのままサイコ青年と戦うホラー・サスペンス。

ブラムハウス社製のアレンジ・ホラーであり、シチュエーション・サイコスリラー。

『127時間』を娯楽ホラーにした感じです。
あと、『ソウ』もちょっと。

 

サイコ青年の小悪党さがいやらしくて、なかなか新しく、嫌な感じ。
イアン・ソフトリーなので、描写が丁寧なのはいいのですが、ちょっと幼稚なところがあるのよね。
そこもリアリティと言えばリアリティにも取れなくもないけど。

小ささと自然の描き方の大きさをしっかりした美術と演技で見せてくれます。
画が安っぽくないのがいいよね。
短さも相まって、気楽に楽しめるサイコホラーってとこ。

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

ネズミの死体で傷偽装をしたなら、ネズミは敵に見えないところに押し込もうよ。
あそこは編集の妙味に見せてほしかったところ。

 

脚をそこそこ切ってるってのはなかなか嫌よね。
その脚で最後の戦いに、というのはよかった。
でも、そこでありがちな傷どうなった(脚を引きずってはいるけどさ)バトルになるのがなぁ。
ケイティとの共闘でそこをカバーできたでしょ。

 

水から脱出するのは、流れてきた枝でテコにして押し開けるとか、もうちょっと努力して欲しかったなぁ。

 

最後も不用意に敵に近づくのもなぁ。(何もなかったけど)

 

 

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