【俺は好きなんだよ】第1748回
『やさしい本泥棒』(2013)
原題は、『THE BOOK THIEF』。
『本泥棒』。
製作国:アメリカ / ドイツ
上映時間:2時間 11分
映倫:G
スタッフ。
監督:ブライアン・パーシヴァル
製作:カレン・ローゼンフェルト、ケン・ブランカトー
原作:マークース・ズーサック 『本泥棒』(早川書房刊)
脚本:マイケル・ペトローニ
撮影:フロリアン・バルハウス
プロダクションデザイン:サイモン・エリオット
衣装デザイン:アンナ・B・シェパード
編集:ジョン・ウィルソン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演。
ソフィー・ネリッセ (リーゼル)
ジェフリー・ラッシュ (ハンス)
エミリー・ワトソン (ローザ)
ベン・シュネッツァー (マックス)
ニコ・リアシュ (ルディ)
キルステン・ブロック (ハインリッヒ)
物語。
第二次世界大戦直前のドイツ。
弟を亡くし母親とも別れて暮らすことになった少女リーゼルは、ミュンヘン近郊で暮らす夫婦ハンスとローザのもとへ里子に出されることに。
ハンスから読み書きを学んだリーゼルは多くの本を通じて知識や勇気、希望を見出していくが、ナチス政権は国民から自由を奪い、本を読むことさえ禁止してしまう。
ある日、ナチス党員が広場で大量の本を燃やしているのを見た彼女は、そこから1冊の本をこっそり持ち帰る。
ナチス政権下のドイツで、風変わりな里親のもとで本の魅力に目覚めていく少女リーゼルの過酷にして数奇な運命を描く戦時ドラマ。
マークース・ズーサックの世界的ベストセラー『本泥棒』を実写映画化。
主演は、『ぼくたちのムッシュ・ラザール』のソフィー・ネリッセ。
共演は、ジェフリー・ラッシュ、エミリー・ワトソン。
監督は、TVドラマシリーズ『ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~』のブライアン・パーシヴァル。
いわゆる第二次世界大戦の戦時の暮らしを描く児童もの。
富豪の図書室が素晴らしい。
読書がテーマの小説はある種メディが繋がる、実体験化するが、映画にしたときの感じはとても難しいのだが、今作は挿絵的な感じもあって、そのイメージを視覚的に楽しめます。
英国系の安定したキャストが音声t系にもそれをオーディオブック的にも感じられるし、字幕で見れば、それはもう半分読書である。
丁寧な画面づくりにここがあ闘うなるから、胸が締め付けられる一本。
好みのセリフ。
「戦争は常に興奮と共に始まる。人々は勇ましく敵に向かって突入すると思っているが、実際は私に向かって突入しているのだ」
「愛されない子供はいない。ヒトラーでさえ」