書名 :わたしの少女マンガ史
副書名 :別マから花ゆめ、LaLaへ
著者名 :小長井信昌/著
要旨(BOOK):『おもしろブック』の編集から始まって、『別冊マーガレット』『花とゆめ』『LaLa』など、一九七〇年代初期から八〇年代にかけて少女マンガ誌の黄金期の舞台裏。マンガ編集50年の著者が語りつくした「あの頃」のこと。
著者紹介(NS):1930年静岡市生まれ。横浜国立大学経済学部卒。集英社入社。「おもしろブック」「りぼん」編集部を経て、「別冊マーガレット」編集長。73年白泉社創立に参加。編集担当役員、編集長として「花とゆめ」などを創刊。90年代表取締役社長。2000年代表、相談役など。05年退社。
綿の国星、スケバン刑事、摩利と新吾、エロイカより愛をこめて、パタリロ などなどの傑作が生まれた1970年~1980年は少女マンガの黄金時代と言われています。
そのムーブメントのなかでも中核的な存在であった白泉社を創立した方の著作です ♪
男の子が少女マンガを読み出したのも、この頃からじゃないでしょうか?
ちょうど少年マンガが少し停滞期に入り...なんか他のないかなぁ 的に探してたら、ちょうど興隆期の少女マンガに遭遇したみたいな?
いろいろな裏話が面白いです。
”ガラスの仮面”は”王将”がモトネタで...マヤのモデルは阪田三吉! とか...
しかし
今の少女マンガはなんか...JKミミさんのマンガとか読ませてもらっても...
なんか あの頃のパワーが感じられないように思います。
出版業界の景気悪くて、あのころのようなアグレッシブな作品が出にくいのでしょうか...
ちょっと悲しい...
そんなマンガ界をグローバル的に見ると...
書名 :世界コミックスの想像力
副書名 :グラフィック・ノヴェルの冒険
著者名 :小野耕世/著
要旨(BOOK):文学的な深みをもつ物語や美しいデザインで人びとを魅了する「グラフィック・ノヴェル」。日本の影響を受けつつも各地で独自の進化をつづけるマンガ表現を、第一人者が作家本人の発言もまじえて紹介。イメージとことばの現在形に迫る。
マンガはもう国際的な言葉でありますが...
グラフィックノベルという分野も、けっこう流行ってます ♪
YAYAの好きな映画 ”300” も、原作はグラフィックノベルですし...
ショーン・タンの”アライバル”なんて、もう芸術品レベル ♪
洋物もなかなかです ♪
同じように編集者的主観が面白かったのがこれ ♪
書名 :伝説の編集者ノードストロムの手紙
副書名 :アメリカ児童書の舞台裏
著者名 :ノードストロム/〔著〕 , レナード・S.マーカス/編 , 児島なおみ/訳
原書名 :Dear genius./の翻訳
要旨(BOOK):『おやすみなさいおつきさま』『おやすみなさいフランシス』『かいじゅうたちのいるところ』など、今も世界中で読まれているアメリカ発の児童書がどんないきさつで生まれたのか、編集者でなければ知らないその誕生秘話。
”おやすみなさいおつきさま”や最近 映画にもなった”かいじゅうたちのいるところ”などの超傑作絵本を世に出した伝説的な編集者の方の手紙集 ♪
まだまだ女性が仕事してるのに理解がなく...上司からまともに相手にされないなか...YAYA的にみて、相当ウザイ感じの”センシティブ”な絵本作家たちを叱咤激励しながら...構成にのこる傑作本を世に出していった伝説的な女性編集者 ♪
戦う女性はステキです ♪
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