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Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

コスモスまつりと小猿

2007-10-22 20:39:12 | 猿系のいろいろ



三浦半島にある”くりはま花の国”のコスモス祭りにて

コスモスと小猿


”コティングリー妖精事件”のような...


かの妖精事件はビッグフット好きな超常現象マガジン”ムー”読者なら、皆さんご存知ですね!

YAYAはビッグフットをはじめとする獣人系以外のいわゆる超常現象は原則的にあまり信じていません。

でも、あの事件はちょっとロマンティックで好きです。

深い森の謎めいた神秘性。

YAYAが山によくいく大きな理由の一つです。












水野美紀さんとメガネザル

2007-10-16 21:46:09 | 猿系のいろいろ
世界ウルルン滞在記ルネサンス
水野美紀さんとフィリピン・メガネザルの交流が紹介された。
http://www.ururun.com/

フィリピンのボホール島にもう1000匹しかいない小さな小さなサル。
とてもかわいい。

名前の通りに目がとても大きくて印象的。
キャンディ・キャンディから月島キラリにいたる巨眼少女たちとタメはる大きさ。
京大霊長類研のHPに頭骨の画像があるけど、かなり異様。

フィリピン・メガネザル保護センターのリト・ピザラスさん(53)の家に水野さんがホームスティしながら保護活動をお手伝い。
エサの生コオロギを実際に食べてみたり、いなくなった小猿を捜索したりとがんばっていました。

メガネザルってけっこうメジャーなサルかと思ってましたが、実はほとんど生態については知られていなかったのをこの番組で知りました。
繁殖については、ほとんどリトさんの観察によることだけしか分かっていないようです。

ドクターでもマスターでもないリトさんはなんと41匹もの小猿を生み出しています。
この数はすごいです。

比較にはなりませんが、あの上野動物園の大プロジェクト”ゴリラの森”で生まれた子はモモタロウだけ。

番組の最後で山に放たれた小猿にはたくましく生き延びてほしいです。






早紀の友だち180匹~モンキーセンターの半年間~

2007-10-05 22:22:08 | 猿系のいろいろ
またNHKネタですが

”日本の現場”というシリーズがある。

昨日の放送では淡路島にあるモンキーセンターのドキュメント。

http://www.nhk.or.jp/nippon-genba/200710.html

ここを経営する延原さん一家のひとり娘・早紀ちゃん(8)はずっとサルといっしょに育ってきた。
だから早紀ちゃんにとって180匹のサルたちは大切な友だちだ。

一番なかよしのトロロとのじゃれあいや、生まれたばかりのアカンボウや年老いたボスザルへの気遣いなど、まだまだ小さいのにけなげにがんばっている姿はけっこう感動的。

いつかサルたちや早紀ちゃんに会いにいきたいなぁ。



スレンダーロリス

2007-10-01 21:20:00 | 猿系のいろいろ
NHKに

ダーウィンが来た
生きもの新伝説

という動物の興味深い生態を紹介するナイスな番組がある。

霊長類系もワオキツネサルやアイアイとかけっこうマニアックな選択が素敵。
サル系はチンパンジーやゴリラやニホンザルなんかのメジャーな方々以外の情報ってかなり少ないので貴重だ。

そんななか、今回もスレンダーロリスという珍しいサルの特集だった。

番組の紹介HPより


シリーズ スローライフ①
忍者ザルのろまの術

スリランカにすむ原始的なサル、スレンダーロリス。
サルでありながら、動く速さは、なんとカメ並。
にもかかわらず、夜の森ですばしこい昆虫を狩ります。
強靭な手足を使った信じられないようなアクロバットポーズで獲物を探索、スローな動きを逆手にとった必殺技を繰り出します。
相手に全く気づかれることなくしとめる様子は正に忍者。
見事な忍法「ノロマの術」の数々を紹介します。

http://www.nhk.or.jp/darwin/program/program071.html


当然番組は録画+永久保存版

関係ないけど”エボルーション”という言葉を最初に使ったのがたしかダーウイン。
ダーウインがいなければランサー・エボルーションはランサー・スーパーとかランサー・ウルトラとか、あまりイケテナイ名称だったかも...






京都大学霊長類研究所 東京公開講座

2007-09-02 20:11:12 | 猿系のいろいろ
平成19年度 京都大学霊長類研究所 東京公開講座 が9月15日(土)に日本科学未来館7階みらいCANホールで開催される。
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/index-j.html

去年もそうだったけど、今年も王滝と日程が重なる。

来年はどちらか日程を変えてください。
お願いします。


今年のテーマは「サルからわかること: 遺伝子から社会まで」

講演1-「DNAからわかる個体の違い・種の違い」 田中洋之

講演2-「サルモデルから学ぶ」 中村 伸

講演3-「サルの脳とヒトの脳」 三上章允

講演4-「ニホンザルの“会話”」 杉浦秀樹

メールでの申込で締め切りは2007年9月12日(水)
電子メール:tokio2007@pri.kyoto-u.ac.jp

どなたか行かれる方がいましたらレポお願いします。





ゴリラの祖先

2007-08-23 21:26:13 | 猿系のいろいろ
アフリカのエチオピアの1千万年前の地層から、ゴリラの祖先にあたる新種の類人猿の歯の化石が発見されたとニュースであった。

見つかったのは大型類人猿の犬歯1本と臼歯8本。
発見された地層の名前からチョローラピテクスと名づけられた。
臼歯にゴリラの特徴があるのでゴリラの祖先とされる。

ゴリラとヒトの分離は約800万年前といわれていたが、1000万年前には既にゴリラとして分離していたと今回の発見で分かったらしい。


発見した国際チームには日本の諏訪 元・東京大学教授もいた。

諏訪教授は古代人類学の世界では有名な人だ。
若いうちからティム・ホワイト博士のチームにも所属し、ホモ・ハビリスの発見にも貢献している。


類人猿は森の中で生活していたので化石はほとんど見つかっていない。
森の中ではすぐに骨も腐ってしまうから。
だから今回の発見はすごく貴重だ。

歯はエナメル質で覆われているので化石として残りやすい。
諏訪教授は歯のスペシャリストでバラバラになった歯の化石の復元までしてしまう。

ヒトと類人猿が分かれたとされる700万年前のころの化石はほとんど見つかっていないので、今回の発見はヒト進化のミッシングリングを解明する一つのキーになるかもしれない。




アカゲザルのHIV遺伝子治療生体試験

2007-07-18 22:55:09 | 猿系のいろいろ
今日のヤフー・ニュースでアカゲサルを使ったHIV遺伝子治療の生体試験に関するものがあった。

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タカラバイオ株式会社の細胞・遺伝子治療センターは、当社が開発したRNA分解酵素(MazF)を含有するレトロウイルスベクターを用いたエイズ遺伝子治療法の評価を、アカゲザルの細胞を用いて行ってまいりましたが、このほどサルのエイズウイルス(SHIV)に対する有効性が細胞レベルで確認できましたので、サルの生体を用いた評価試験を開始することになりました。

http://www.takara-bio.co.jp/news/2007/07/17.htm 
~~~~~~~~~~~~~~~


先日の記事でサルの生体試験の本について書いた。

ヒトのかかる病気が全てのサルに影響するわけではない。
だから生体試験では病気ごとに、使えるサルと使えないサルがいる。

HIVに対してはブタオザル以外では、ほとんどその影響を受けない。
ブタオザル以外のサルは使えない。
しかしブタオザルはそんなに多くない。
類人猿のチンパンジーは遺伝子がヒトに近いので試験できるが、ブタオザルよりさらに少なく絶滅の危険があるので使えない。


今回のニュースを見ると、これらへの対策としてサルでエイズを発症するSIVと、ヒト免疫不全ウイルス(HIV-1)のキメラウイルスを作り、アカゲザルなどでの試験を可能としたようだ。

アカゲザルは丈夫で人口繁殖しやすく、霊長類の中では最も多く生体試験されているサル。
数も多く、海外から輸入しなくてもよいので試験のn数をかなり増加できる。
昔のポリオ生体試験のような多くの犠牲は、もうないだろうがHIV以外の病気についてもこの方法がどんどん使われるようになるとどうなるのだろう?
またポリオのときのような数になるのだろうか。
数の問題ではないのだろうけど...









なぜサルを殺すのか

2007-07-14 19:44:20 | 猿系のいろいろ




THE MONKEY WARS
by Deborah Blum

邦題 ”なぜサルを殺すのか  動物実験とアニマルライト”
  デボラ・ブラム著  白揚社



動物実験に使われるサルたちの本。

多くの遺伝子をヒトと共有する彼らは他の哺乳類と比べて実験の信頼性がとても大きいとされる。

例えばサリドマイドはラットへの投与では大きな副作用が見られなかったが、妊娠中のヒヒに投与したところ胎児にはヒトと同じ影響が出た。

だから彼らは医薬品の開発などで大きな役割を果たしている。

アカゲザルやカニクイザルは丈夫で数も多かったので、多くに実験に使用された。
ポリオ・ワクチンの開発にはアカゲザルなどのサルが100万頭犠牲になったと報告されている。

最近でもHIVにブタオザルが数百頭使用され、日本にも実験により肝炎にかかっているチンパンジーが多くいる。


だから実験動物を使う科学者たちと、これを阻止しようとする動物愛護団体との間には激しい戦いの歴史がある。

これは難しい。
どちら側の言い分にも納得できる。

医薬品の開発などには動物実験が不可欠であると思うが、どこまでが本当に必要な実験であるかどうかの判断は難しく、無駄に命を落としたり、病気になったりするように見えるサルたちも存在する。

YAYAもどうするのがベストなのかわからない。
この本を読むことにより、これらの問題について少し知ることができた。
このことについてはもっともっといろいろ知ることにより、自分なりの答えを得られたらと思う。








ライラの冒険

2007-06-05 22:32:35 | 猿系のいろいろ




人類進化には解明されていない謎が多い。

代表的なものでも
・なぜヒトは二足歩行なのか?
・なぜヒトの毛は少ないのか?
・なぜヒトには尻尾がないのか?
    などなど

でも最も大きな謎は
・なぜヒトだけが言葉をしゃべるようになったか?
・しかも5万年前に突然に。


ヒトが他の類人猿と分かれたのは約500万年前
二足歩行などはかなり早い時期からはじめたし、脳の大きさも200万年くらい前にはかなり大きくなっていた。
しかしここから進化の停滞期に入る。
100万年以上の長きにわたりヒトはほとんど進化しなくなった。
石器などをちょっと使ったりしたが、チンパンジーに毛の生えたようなものだ。

それが5万年ほど前に突然大変わりした。
・100万年ほど進化しなかった石器が急に数段レベルアップし、複雑な形状となった。
・居住した洞窟内に上手な壁画が描かれるようになった。
・偶像のようなものが作られるようになった。

そして
・言葉がしゃべられるようになった!
    とされている。

なぜ急にこれらの進化が突然、しかも同時期におこったのか?
先日の京大シンポジウムで講演したスベンテ・パーボ博士の見つけた特殊な遺伝子FOXp2の影響ではないかとも言われている。
現在遺伝子工学の粋を尽くして、この研究が進められている。


さて、ここに一冊のファンタジー本がある。
ライラの冒険

95年にイギリスで刊行されるや、大胆な発想と豊かな物語性で評判を呼び、数々の賞にかがやいた。
来年春に指輪物語を作ったスタッフにより映画化されるが、この本では前出のヒトの突然の進化の謎の解明が一つのテーマにもなっている。

実に興味深い。

まだシリーズの2巻を読み終わったところだけど、かなり面白い。

ハリポタも今のところシリーズ全巻を読んでいるが、ライラのほうが個人的には面白いような気がする。