goo blog サービス終了のお知らせ 

Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

マダカスカル島のキツネザルは...

2009-10-25 19:27:14 | 猿系のいろいろ
マダカスカル島のキツネザルは舌が2枚あるんだよ♪

By 煮豆しば


まめしば






えええええっっっ!!!

知らなかった...



YAYAはビッグフットハンターなのに、なんたる不覚...



で、ちょっと調べてみました。

原猿(ロリス類、キツネザル類、メガネザル類)やツパイでは、舌の裏に小さな舌状の構造が発達し、これを「下舌(Sublingua)」といいます。

京都大学霊長類研究所HPより


そうだったのかぁぁぁ...


今度、動物園いったら確認してきましょう♪




レムール  マダガスカルの不思議なサルたち

2009-10-18 15:52:07 | 猿系のいろいろ

昨日は箱根駅伝の予選会をTVで観戦♪

シードの8校以外の11校の出場が決まりましたが、1位通過の駒沢大学に続く2位が東京農業大学♪


そんな東農大からこんな本が最近出版されました。




監修 淡輪俊
編著 宗近巧
発行 東京農業大学出版会



レムールはマダカスカルにのみ生息する霊長類です。

日本では一般的にキツネザルと呼ばれてます。

有名なのは表紙のワオキツネザルですが、児童歌で有名なアイアイも仲間です。


霊長類の研究では京都大学が有名ですが、東農大も50年近いレムール研究の歴史があり、今でも学内の進化生物研究所やマダカスカルでレムールの飼育、研究をしています。


この本はその集大成ともいうべき本ですが、学術論文ばかりでなく、各種のレムールたちやマダカスカルの自然の美しい写真も豊富にあり、YAYAのようなサル好きなビッグフットハンターにも十分楽しめてステキです♪







ラミダス猿人

2009-10-02 21:35:59 | 猿系のいろいろ
人類最古の全身骨格化石=440万年前、エチオピアで発見-国際チーム(時事通信) - goo ニュース


待ちに待ったラミダス猿人の全身骨格化石のお披露目!

2006年に東大で先行公開されたラミダス猿人の歯のレプリカを見ましたが、今度は全身骨格!




ラミダスの化石は1992年に発見され、その後全身骨格が発見されましたが、正式発表はしっかりと研究をしてからになるので、いままで情報はあまり公開されてませんでした。

とうとう公開となり、猿人の研究をしているビッグフット・ハンターのYAYAとしてもうれしい限りです。

今回、論文を共同発表した諏訪元教授には講演会でお会いしたことありますが、最近はGPSなどにより化石の発掘の効率がかなり高くなっていると伺いました。

更なる発見も進んでいるのではないでしょうか♪


頭骨と骨盤の複製の臨時展示が2日、東京・本郷の東大総合研究博物館で始まったそうですので、さっそく行ってまいります♪




京都大学霊長類研究所東京公開講座

2009-08-30 20:42:21 | 猿系のいろいろ

平成21年度 京都大学霊長類研究所東京公開講座 が開催されます。

が...


日程が9月王滝とかぶります...

9月19日(土)13:00 - 17:00 なので王滝に夜着なら行けますが、ちょっとつらいですね。


京都大学の霊長類研究所は世界的に有名で、京都大学内での学外講座はけっこうあります。

東京でも定期的に年に1回してくれますが、毎年9月王滝と日程がかぶります!



今回は特に ”講演2-濱田穣「ヒトの進化とエネルギー問題-脂肪と脳と家族」” に興味があります。


濱田穣の著作 ”なぜヒトの脳だけが大きくなったのか ”を読んだことありますが、人類進化の大きな謎の一つである脳の異常な大きさについて最新の研究結果がたくさん紹介されていて、なかなか面白かったです。

講座のレジメだけでも京大HPに乗せてくれるといいのに...






つながる脳

2009-08-12 22:39:10 | 猿系のいろいろ


著者;藤井直敬
発行;NTT出版


脳科学の本です。
最近この方面の本がたくさん出版されてますが、この本の著者は日本でも最先端を走っている研究者の一人なので実に興味深い内容です。

主に脳の社会性と、ブレイン-マシン・インターフェイスについての研究の紹介がメインですが、表紙にあるように二頭のニホンザル(ウエダ君とエーサク)を使った研究はサルの社会性についての実験はかなり興味深いです。

優位なサルと下位のサルの順位付けの過程と、その後の順位の継続がサルの脳内でどのような神経細胞活動が起きているか?

彼らは前頭前野の神経活動を相手の順位によって調節し、優位なサルの理不尽な行動(エサを奪い取られるとか)に対してガマンできるよう(気にしないよう)に脳をコントロールするのです!

これなら社会的なストレスがたまったりしないでしょう。



もっと驚くのがブレイン-マシン・インターフェイスです。

昔のSFなんかで考えただけでロボットとか機械を操縦するなんてのがありましたが、もうこんな夢物語のようなことが一部現実化しているのです!

ラットやサルではロボットアームの脳による直接操作が既に実現されてるのです!
ロボットアームを考えるだけで動かしてエサを食べるとかできてるのです!

ヒトでも考えるだけで画面上のカーソルの位置を操作できた例があります。


エバァゲリオンもできたりして...

ちょっとオランウータン

2009-07-11 20:52:34 | 猿系のいろいろ


著作;岩合光昭
発行;小学館


ガラパゴス、アフリカ・セレンゲティなどで野生動物や大自然の写真を撮り続けている岩合光昭さんの新しい写真集です。


ボルネオ島でオランウータンを撮影されてます。

横浜動物園にもボルネオ・オランウータンのロビン君たちがいますが、オスで100kgにもなる大型の類人猿でありながら、樹上で生活しています。
だから握力がものすごく、椰子の実を片手で握りつぶせるそうです...

そんな彼らですが、チンパンジーやゴリラたちに比べて、かなりヒトっぽい表情や仕草をします。
表紙にもあるお母さんと子供のツーショットがたくさんありますが、優しそうな表情がとても印象的です。

実際オランウータンのお母さんは霊長類屈指の深い愛情で子供を育てます。
7~8年という野生生物としては、ものすごく長い期間、大事に大事に育てます。

ステキな写真集です♪



あと気になったのが、岩合さんが使ってるカメラ。

オリンパスE-3


オリンパスのハイエンド・デジイチですが、ボディー各所にシーリングを施し、砂やホコリ、雨、水しぶきの侵入を許さない防塵・防滴構造なのです!
レンズも同じ!

ボルネオの熱帯雨林でもOKなタフな機材です。


これなら同じく雨の多いワシントン州やブリティッシュコロンビアの山の中でビッグフットを撮影するにもピッタリ!

心惹かれます...










野生ニホンザルの研究

2009-07-09 23:03:09 | 猿系のいろいろ



著者;伊沢紘生
出版;どうぶつ社


50万年前からニホンに住んでるニホンザル
実は北限のサルと呼ばれる非常にレアなサルなんです。
先進国でヒトとビッグフット以外の霊長類がいるなんてニホンだけ!

ニホンのあちこちで普通に見かけるサルですが、
この本読んで、けっこう誤解してたところが多いことに驚かされました。


例えば...

・ボスザルなんていない。
 それらしく見えても、ただ単にケンカが一番強いだけの存在で、別に群れの指導者、リーダーでもなんでもない...

・群れはメスザルが真に主要なメンバーであり、オスザルはあくまでゲスト的な扱い。
 役に立たなければ、相手にされなくなり出される...

・動物園のサルと違い、野生では集団内の順位付けは、そんなに強くない。

などなど



日本の霊長類の研究は世界の先端をいってるので、たぶんニホンザルほど研究が進んでいるサルは他にはいません。

それでも、まだまだ分からないことが多いです。

動物として、かなり特殊な集団で生きるサル

その複雑で高度な社会性はヒトに勝るともおとりません。


サルさんたちも、自分達の社会の中で人付き合いでがんばっているんですね。













みんなの進化論

2009-06-22 21:14:02 | 猿系のいろいろ


原題:Evolution for Everyone
作者:デイヴィッド・スローン・ウィルソン
発行:日本放送出版協会


今年 YAYAの住む横浜は開港150周年ですが、実はダーウィンの進化論も同じ150周年なんです♪

チャールズ・ダーウィンが”種の起源”を出版したのが150年前。
(学会発表は実は前年なんですが...)

なので今年は進化論に関する本が大量に出版されています♪

この本もその一つ

著者はアメリカでもっとも著名な進化論学者のひとり
進化論の基礎から最新の研究まで分かりやすく解説してありナイスです♪


ヒトの進化のミッシングリンクであるかもしれないビッグフットを追い求めるYAYAにとって、この手の本は実に参考になります。


ダーウィンは150年前にヒトの祖先はアフリカ出身と見破った、たぐいまれなMr.ブレインです。


当時ヒトは神によって創造されたというのが主流の学会に対して投げ込まれた爆弾は、当然大騒ぎを巻き起こし、ハクスリーら支持者とウィルバーフォース大司教ら反対者による激烈な戦いはあまりに有名。

現代でもドーキンスやマイアーらによる進化論のバージョンアップ版と、同じくバージョンアップされた創造論:アメリカ人の半数が信じているというインテリジェント・デザイン説により戦いは延々と続いており、実に興味深いです♪







テングザルに会ってきました♪ 

2009-06-08 20:20:43 | 猿系のいろいろ
横浜動物園ズーラシアのテングザル君たちが6月7日に公開になりました。

最初に来ると話し聞いてから1年半...
長かったですが、とうとう会うことができました!

インドネシアのスラバヤ動物園からやってきました。
ボルネオ島の固有種で全部で1万頭しかいません。

日本ではここズーラシアだけで会うことができます。




オス2頭、メス3頭
全員まだ若くて、テングザル固有の大きな鼻は、まだありません。
体も小さいです。



お家は前キンシコウ君たちがいたところ。
テングザル用に少しモデルチェンジしてます。




りっぱな小屋が目立ってます。




でもみんな木の上の方が好きみたいです。




テングザルがやってきた♪

2009-05-26 22:49:05 | 猿系のいろいろ
インドネシアから横浜動物園ズーラシアテングザルがやってきました

分類 霊長目 オナガザル科 コロブス亜科 テングザル属

6月7日から公開されます。

日本では唯一ここだけ!



来園する5頭のテングザル(オス2頭、メス3頭)は子供なので、テングザルの特徴である長い鼻はまだないそうです。

でも少しずつ鼻が伸びていく過程を見られるのが、とても楽しみです♪



ちなみにテングザルたちの故郷のインドネシアにはオランペンテグという小型の猿人系UMAがいます。



2003年に現地のジャングルを探検したときには残念ながら出会えませんでした。

1.5mくらいある巨大なトカゲに威嚇されたのが一番の思い出です。