今日22日(金)は朝ゆっくりホテルのCafeで食事を済ませ、世界遺産である古都トレドへ向け、10時半頃にホテルを出る。
トレドは「もし1日しかスペインに居られないなら、迷わずトレドに行くべきである」と言われるスペインの歴史が凝縮した町だ。
また画家エル・グレコが愛した町としても知られ、グレコの描いた「トレドの風景」も有名である。
マドリッドから南へ64kmに位置し、バスで1時間位で行ける。
そのバスのチケットを買うのに一苦労だった。Plaza Eliplicaという地下鉄の駅にあるバスターミナルの窓口に行ったら、
(ここでは売ってない、上の券売機で買って下さい)というような事をスペイン語で言われた。全く英語が駄目で単語からの推測だ。
券売機はスペイン語表示で全く分からない、多分往復券かどうか聞いているのだろうとか、ポスタルコードって何だろう、
とか二人で焦りながらやっていたら、後ろに並んでいた若い男性が英語で操作を教えてくれ、やっと買うことが出来た。
その後も我々と同じく券売機操作が分からない人が多く、券売機の前に列をなし、とうとうバス会社の人が操作の助けをしていた。
ここマドリッドでもホテルやレストラン以外は英語が通じず、言ってる事を理解するには語学力ではなく、推測力だ。
そんな苦労をしながらも、45分くらいでトレドのバスターミナルに着き、タクシーでトレドの町の全景が観れるパラドールに行く。
そこから観る町の風景は絶景で、言葉では言い表せないし、iPhoneでの写真ではその素晴らしさは伝わらないと思う。
タホ川を挟んでトレドの町の対岸の高台にあるパラドールのカフェで昼食を取りながら、しばしその絶景を楽しむ。
それからタクシーでトレドの町に行く。そこは正に(16世紀で歩みを止めた町)で、町全体が中世期のままである。
石畳の細い道を歩きながら、スペインカトリックの大本山である大聖堂や、エル・グレコの住んでいた家を観る。
ここの大聖堂の中は今まで観た中で一番凄い。勿論イタリアに行った時にバチカンには入れなかったので、そこは除いてだが。
エル・グレコの住んでいた家は現在美術館になっており、「トレドの風景」も展示されていた。4時間位トレドの町を散策し、マドリッドに戻る。
今日はそのままホテルに戻り、カルフールでパスタや野菜煮のような4種類の惣菜と苺を買い、部屋で夕食を摂る。
サン・セバスティアンでのBAR巡りでアルコール抜きが出来なかったので、マドリッドでは2度目の休肝日の部屋食だ。
これも部屋が広かったので出来た。
明日は高速鉄道AVEでコルドバに移動する。いよいよアンダルシア地方に入る。
今まではカトリックの文化・歴史の町だったが、これからはイスラム文化の薫りのする町だろう。