一期一会

日々是好日な身辺雑記

最近の関心事(安保関連法案ほか)

2015年09月23日 | 日記



昨日、今日と天気が良く二日続けて走ることができた。
昨日はいつもの航空公園の2km周回コースではなく、
花小金井からサイクリングロードを多摩湖までの10kmを走る。
まだ多摩湖一周の20kmを走る脚は出来ていない。多摩湖からはトトロの森を歩いて戻る。
家を出てから2時間半のラン&ウォークで、久しぶりにまともな運動をした気がする。
先週16日(水)には東京マラソン落選のメールが届く。なにせ10倍の倍率だから仕方ない。
横浜マラソンの抽選結果は10/23に分かるがフルマラソンの一般枠倍率は6倍と東京マラソンより低いがどうなるか。
東京圏でのフルマラソンは倍率が高く、当選は望み薄だ。
シニア枠で当選した2/21の青梅マラソン30kmでの自己記録更新を目標としよう。
何か目標がないと日々の練習に力が入らない。



先週は金曜日まで雨続きだったので、参議院での安保関連法案の審議の様子をTVで見ていた。
このブログは政治の事と、何事も否定的には書かないことをモットーとしている。
匿名で書いていることから、それが一つのルールだと思っている。
そうじゃないと2チャンネルやネットウヨのような輩と同じになってしまう。
書かないからといって政治に無関心なのではない。選挙には必ず行くし、
政治討論番組は関心を持って見ている。

そこで安保関連法案に関する中身の話ではないが、TV報道を見て思ったのは
番組の構成や意見に、各チャンネルのカラーがハッキリ出ているという事。
大雑把に言うと日テレ・フジはライトウィング、TBS・朝日はレフトウィングという位置付けだろう。
従ってグループ会社である新聞社も読売・産経はライトサイド、
毎日・朝日はレフトサイドという事だろう。
TVは各チャンネルを視れるが、新聞は日経新聞しか読んでない。
でもこのカテゴライズは外れてないだろう。
各メディアのカラーがハッキリしている事は悪い事ではなく、受け手側がその違いを認識しているかが重要だ。

政治討論番組ではBSフジの「プライムニュース」をよく見る。
この番組は月~金の20時からの2時間番組で、キャスターを務めている反町理氏の司会進行振りが好きだ。
安保関連法案審議中に櫻井よしこと萩井田補佐官がゲストで出演した時にも、
インターネット番組での安倍総理の(多くの国民が疑問を持っている村山談話・・・)との発言に対し
(これは村山談話を踏襲するという安倍総理の70年談話と矛盾しないか)との疑問を両氏に呈していた。
これが自分の政治信条とは別にしたキャスターとしての見識だろうと感心した。
ゲストの右・左、与党・野党関係なく公平な進行と、的確な突っ込みが良い。
因みによく見るTVチャンネルはNHKとテレビ東京で、どちらもノンフィクションや
情報番組に見るべきものがある。



先週16日(水)には同じ歳の二人とこんな話しをしながら呑んだ。
酒の席では政治の話しを避けるが、同じ歳でベトナム戦争の頃には朝日新聞や、
毎日新聞の大森実の記事に影響を受けた世代だから自然にこの話題も出た。
お一人は安保関連法案の国会でのデモにも参加したとの事だった。
自衛隊の海外派遣のような問題は憲法解釈で行うべきではないという点で一致した。

勿論、安保法案の話だけでなく、近況報告として今年の夏の過ごし方や、富士登山競走出場の話も出た。
2ヶ月に1回のペースで開かれているこの飲み会は、今回は越谷の(日南市じとっこ組合)という店だった。
地鶏の色々な料理も美味しかったが、飲み物に日本酒の(鳳凰美田)と、今年の夏によく飲んだモヒートがあった。
(鳳凰美田)は息子と行った大阪の小料理屋で初めて飲み、そのフルーティな味わいが気に入り、
カミさんと行った京都の小料理屋でも飲んだ。
栃木の酒だが東京ではこの鳳凰美田を置いている店は今までなかった。
ネットで買えるが、今の週一のペースと酒量からすると一升瓶だと何ヶ月もかかってしまう。
そんな事で安保関連法案話に関係なく、美味しい酒と肴で楽しい宴席だった。

そしてもう一つの最近の関心事は音楽だ。
音楽は色々なジャンルを聴くが、最近はYouTubeという便利なものがあるので、
何時でも何処でもiPhoneがあれば音楽を楽しむ事が出来る。
思いつくままに検索し、お気に入りに登録して何回も聴く。
そんな中で最近よく聴いているのが城南海(きずきみなみ)の歌だ。
奄美大島出身であるこの人の島唄の唱法グインがなんとも良いのである。
伸びのある歌声とこの唱法で、平井堅や井上陽水のカバー曲でも、
この人のモノにしてしまう。その歌唱力は群を抜いている。

特に良いのが(童神)で、単独で歌った標準語の歌詞のものと、
オリジナルの琉球語で本家の古謝美佐子と三線を弾きながらのバージョンがある。
下記をクリックすると聴ける。

      城南海「童神」

   古謝美佐子・城南海「童神」 

YouTubeで検索してもまだアップされていない(サンサーラ)を昨日配信サイトから
250円でダウンロードした。この曲はフジテレビで日曜日14:00から放送している
(ザ・ノンフィクション)のエンディングテーマ曲として使われている。
カミさんがこの番組をよく見ていて、それで城南海という歌手を知ったキッカケとなった曲だ。
この人の独特の唱法がよく出ている曲だ。昨日から何回も聴いている。

そしてもう一人、最近気にいって聴いている女性歌手がskimuseだ。
NHK BSの「アジアハイウェイを行く」のテーマ曲を歌う彼女の声量と歌唱力は圧倒的だ。
但しこのテーマ曲はCD発売されていないので、番組のホームページで聴くしかない。

アジアハイウェイを行く

他の曲はYouTubeにアップされている。その中でも「祈りの声」をよく聴いている。


高麗郷へ

2015年09月20日 | 日記



シルバーウィーク2日目の今日20日(日)は昨日に続いて快晴となった。
先週の日曜日からカミさんと娘はバリ島旅行に出かけ明日帰ってくる。
二人からは何回も誘われたが、5月から6月にかけてスペイン・ポルトガルを
1ヶ月間の旅行に行ってきたばかりなので、今回はパスした。
バリ島は今まで3回行き、2013年にはカミさんと、2009年には定年退職して1週間後に、
一人で3週間滞在したくらいアジアの中では1番好きな所だが、
海外旅行は半年くらい空けた方がその楽しみも大きい。

もう一つの理由が8月の奥穂高岳に続いて、9月は白馬岳にいつもの山友達と登る事になっていたから。
それが9月になってから一昨日まで、まともに登山が出来るような天候の日がなかった。
本来このシルバーウィークが絶好の登山日和だったが、相棒が8月中頃から椎間板ヘルニアになってしまった。
相棒は奥穂高岳登山の1週間後に苗場山に登り、翌週に安達太良山にと、3週連続で山登りをした。
苗場山登山には誘われたが、その日はランナー仲間との真鶴合宿と重なっていたので、一緒に行けなかった。
10月中旬頃の紅葉の時期に北アルプスに登ろうという事になっているが、
現在も治療中なのでどうなるか分からない。

そんな事で、スッキリ晴れた今日は一人で高麗郷へ行ってきた。
この時期は巾着田の曼珠沙華が見どころなので、その見物と日和田山へのハイキングに出かけた。

朝8:31発快速急行の長瀞・三峰口行きに乗ろうとホームに立っていたら、
7分後に臨時の快速急行高麗行きが来るのが分かった。
さすがに長瀞・三峰口行きはリュック姿の人達で満員だった。
それをパスして高麗行きに乗ったら座れたので、ジョン・グリシャムの「司法取引」を読みながらノンビリと行く。







高麗駅を降りて巾着田までは歩いて15分位。
そこまでの細い道の両側には野菜やアイスクリーム等の売店が並んでいる。
高麗川を蛇行している形が(きんちゃく)に似ていることから巾着田と呼ばれていて、
そこには500万本と言われる曼珠沙華が群生しており、その様は赤い絨毯のようだ。
9/19~10/4までは曼珠沙華まつりが開催され入場料が300円となっている。
広場には40店位のB級グルメの店やお土産店が出ているので昼食を取ることも出来る。





巾着田の後は10分位歩いて国登録有形文化財の高麗郷古民家に廻る。
ここは江戸時代末の高麗本郷村の名主や村長を務めた新井家の住宅で、無料で拝観出来る。





その後は県道を20分ほど歩き日和田山へ登る。
山と言っても高さ305mの低山なので入り口から頂上まで30分位で登れる。
途中頂上までの道が男坂、女坂と分れる。どちらもそんなにきつい事はないが、
普段山登りをすることのない人は女坂の方が楽だろうと思う。頂上からはスカイツリーが見えた。
ここで時刻も11時半になっていたので、ここで駅で買ってきたおにぎり弁当の昼食を取る。







日和田山から下山し、聖天院から高麗神社と廻る。
この地域は奈良時代に朝鮮半島の高句麗国から渡来した貴族や僧侶など1799人が移り住んだところで、
寺院である聖天院には高麗王若光のお墓があり、その入口には韓国の元首相・金鐘泌氏の揮毫で
「高句麗若光王陵」と書かれた黒御影石の大きな碑が立っている。
高麗神社は来年1300年記念祭というのが行われるらしく、境内には韓国の民族衣装の展示がされていた。
境内の隣には高麗神社の神職を代々務めてきた高麗家の旧家がある。
慶長年間(1596~1651)に建てられという茅葺きの平屋は国の重要文化財になっている。
家の中にはお月見のススキ、月見団子、栗がお供えされていた。
中秋の名月、今年の十五夜は9月27日である。

この地域ほど、朝鮮半島からの渡来した人が住み着いた所という事を明示した所は
日本でも珍しいのではないだろうか?ハングル語の表記も多い。

高麗駅→巾着田→高麗郷民家→日和田山→聖天院・高麗神社→高麗駅と廻って5時間半、
残りのシルバーウィークや秋の休日に出かける場所としておススメである。


利上げ見送り

2015年09月18日 | 日記



予想通りFOMCは利上げを見送った。
5時に起きiPhoneで日経電子版を確認したのが上の写真だ。
予想外だったのが、利上げ見送りを受けアメリカの株価は上がると思っていたが、
NYダウは65ドル安となっていた。
TVをつけ(日経CNBC )や(モーニングサテライト)を見て分かったのは、
利上げ見送りが報じられてNYダウも200ドル近く上げたらしいが、
イエレン議長の記者会見での世界景気への懸念と、利上げ時期の不透明感が残り下落に転じたという事のようだ。
利上げ見送り発表時のNY証券取引所の瞬間的熱狂の映像も報じられていた。

今回の利上げに関する事前の予測シナリオは1、9月0.25%の利上げで年内なし
2、9月利上げなしで10月の利上げ示唆 3、年内(12月)の利上げ示唆だったが、
2とも3とも読み切れない記者会見だったらしい。

日経CNBCで見た記者会見では(10月には議長の記者会見はないが、それでも利上げするか?)との
記者の質問に(利上げする時は記者会見をする)と明確に答えていた。
10月にイエレン議長の記者会見がない事でシナリオ2を言うアナリストもいたが、流石に言質は与えない。

今回のFOMCメンバーにもマイナス金利説や年内利上げ見送り説もあるらしい。
最近のインドネシアやトルコ等の通貨下落をみると、アメリカの景気指標だけで
利上げの判断が出来ないし、世界経済に与える影響が大きいのだろう。
2,3日前から世銀総裁やラガルドIMF専務理事等の利上げ反対表明が続いていたので、
9月利上げ見送りは予測されたが、次の利上げ時期が分からない。
10月に発表される主な経済指標は無いので、10月の利上げは無いのだろう。



そんな事で「終わりのない推測を終わらせたい」が叶えられず、
不透明感が拭えずこれからも値動きの荒い相場が続くのだろう。

ボラティリティー(変動率)が高いという事は、それだけチャンスもあるという事だが、
その波に乗るのが難しい。
8月末に買った(スクリーンホールディングス)(サンケン電気)や、
9/7に買った(TOWA)を利上げ見送り・上げ相場を予測し、
利益確定売りをしようと思っていたが、寄り付きからの下げ相場でそれが出来なかった。
(TOWA)は今の値動きの荒い相場を象徴するような銘柄で、この3日間の値動きが凄い。

今日の日経に載った(投資部門別売買代金差額)を見ると、
先週は外国人売越が1兆円超となっている。
空売り比率も高くなってるので、買い戻しもあるだろうから次の波を待とう。

今日の日経平均は362円安の18,070.21円となり、保有銘柄で上がったのは(アンリツ)だけ。
中国の景気問題も先が見えないので、実態経済としての影響が日本企業の上期決算にどう出るかが気がかりだ。




台風一過

2015年09月12日 | 日記



今週は台風18号の影響による雨続きで、日課のジョギングも週一のテニスも出来ず、
家で本を読んでいる事が多かった。
前回書いた「秋月記」の後は、横山秀夫の「64」「半落ち」を読んだ。
そして今週は図書館にリクエストしていた本が手元になかったので、
カミさんが買って本棚にあったカズオ・イシグロの「わたしたちが孤児だったころ」を。



横山秀夫の2作は「秋月記」と同じように面白く一気に読めた。
どちらも警察モノだが、横山作品はそんなジャンルに関係なく、登場人物の人間味で
読ませるというところがある。「64」の題名となっている昭和64年に起きた幼児誘拐事件が
時効前に解決するという、その事件解決の筋立てに無理があると感じたが、
それに関係なく警察庁が絡んでの県警組織内の対立や、県警広報官と記者クラブの対立等を
軸として展開する話と、その一人一人の人物描写が群を抜いて面白く、読ませる。
どちらの作品も出版時に評判になり、映像化もされているので特にオススメするまでもないと思うが、
横山作品の中では「クライマーズハイ」と同じレベルの力作だった。

それでも最近のように雨降りで外出できず、家で本ばかり読んでいると、
なんか引きこもりのようで精神衛生上宜しくない。
まして時々チェックする株価がジェットコースターのような状況だったので尚更だ。

そして一昨日はテレビを観ていたら茨城県常総市の鬼怒川堤防の決壊現場が報じられていた。
午後2時頃にテレビを付けたら、屋根の上に避難していた二人が家と共に濁流に流されるという、
衝撃的が映像が映し出されていた。
電信柱にしがみ付き自衛隊ヘリの救助を待つ男性とか、濁流の凄まじい勢い等、TV画面に釘付けになっていた。
3・11東日本大震災の時にはタイ・カンボジア旅行中だったので、自然災害の恐ろしさをLive映像で見たのは初めてだった。



そんな台風18号も北上し、昨日は台風一過の快晴となり、早速久し振りのジョギングに出かける。
今月は青梅マラソン、横浜マラソン、所沢マラソンとそれぞれエントリーしたが肝心の走り込みが不足していて、
目標の月間200kmには遠く及ばない。
来週は天気も良くなるので走り込めるだろうし、16日には東京マラソンの抽選結果も出る。
それにしてもマラソン大会の参加費が高くなっている。
横浜マラソンは15,000円で、青梅マラソンも7,000円に値上がりした。
まぁ幹線道路を止めて行うわけだし、大会開催に関わるコストも大変だろうから仕方ないだろう。
東京オリンピックの新国立競技場やエンブレム問題で使った無駄金を考えたらどうということもない。

そんな事を考えながら走っていたら大きな蝉の声が耳に入ってくる。
今まで何気なく聞いていた蝉の声も、もうすぐ聞き納めかと思って聞いていたら、
4種類位の声があるのが分かった。一番大きく聞こえるのはミンミンゼミなのだが、
その他にもアブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ等。
秋雨前線が覆っても、蝉が鳴いている間は夏なのだ。

そして今朝の地震にも驚いた!
いつも通り5時に起きて日経新聞を読んでいたら50分頃にグラグラと大きな揺れが来た。
我が家は10階建てマンションの8階なのだが、凄い揺れを感じた。
TVのニュース速報を見ると我が町は震度4だったらしいが、今まで体験した中では一番大きな揺れだった。
起きてきたカミさん曰く(3・11の時はこんなものじゃなかった)と。
今週は21年振りの1,343円高という日経平均の上げ幅があったり、
大雨洪水と地震があったりと、色々な事が起きた週だった。

来週はいよいよ17日(日本時間18日午前3時)にFOMCの結果が分かる。
ここで利上げが決定されるという読みの方が少ないようだが分からない。
不透明感解消の為にさっさと利上げしてほしいという気と,
9月利上げを見送られ、上期決算が出る10月末に売り逃げたいという気もする。

いづれにしても18日の朝には日経速報メールでFOMCの決定を知らせてくるだろう。