波乱の1年だった東京株式市場も、昨日2016年最後の取引(大納会)を終えた。
日経平均は前年比で5年連続上昇となったが、前場が150円安という場面があり、
後場になって下げ渋るという、日銀のETF(上場投資信託)買いが下支えする
今年の官製相場を表すような大納会の展開だった。
過去何年も同じ手帳に毎日の日経平均、保有銘柄の株価、評価額を記入してある。
それを売り買いの時に見返して、相場の流れを把握する為の参考にしている。
今年の1/4の大発会は日経平均19,033円からスタートしたが、中国経済の不安からの
上海市場の急落で、東京市場もそれを受けて582円安という波乱の幕開けとなった。
その後5日間も下げ続け日経平均は1,811円安となり、急落の発信源の上海市場は
売りが売りを呼んで下落が止まらなくなり、2度サーキットブレーカーが働くという、
昨年の夏のチャイナリスクの再現となった。
その後も1/29の日銀のマイナス金利導入、6/24には英国のEU離脱決定(Brexit)と予想外の事が起きる。
今年はベトナム旅行中の2/9に918円安という歴史的な下げを経験したが、
Brexitの6/24の1286円安という史上8位の下げも、ミャンマー旅行中だった。
7/8には保有銘柄評価額は1/4から32%の評価損となっていた。
東京株式市場は6割が外国人投資家で、その内のヘッジファンドなどの短期取引筋は
コンピュータプログラムによる高速取引なので、相場が一方向に流れると凄い勢いで株価が変動する。
1/29の日銀のマイナス金利導入発表後のマーケットボードはジェットコースターのようなスピードだった。
そんな軟調な相場も、保有銘柄は徐々に上げてきて、12月上旬には1銘柄を残し利益確定売りした。
(休むも相場)の格言に従って年内は休もうと思っていたが、年内の短期売買狙いの割安株を探し、
12/5に日本水産、12/6にヤフーを買い、日本水産は12%位上がった12/21に売却した。
ヤフーは7%上げ位なので年内売却はしなかった。
また新規上場で短期売買をしようと狙っていた自動運転のベンチャー企業ZMPは、
12/9の抽選、売出し価格決定前の前日に、個人情報漏れによる内部管理体制の見直し、
という異例の理由で上場延期になってしまった。
まぁ、これは抽選に当たる事が前提だったが、12/19の上場での短期売買を考えていた。
そんな波乱の相場だった今年のパフォーマンスは15%upで、昨年の20%upより悪かった。
現在、株式運用資金の8割がMRFに待機資金となって次の下げを待っている。
今は会社四季報を見ながら来年の投資銘柄を探しており、ハイテク電機主体の投資から、
為替の影響の少ない内需株も組み入れようかとも考えている。
さて来年の相場はどうなるか?
依然として潜在的なチャイナリスクはあり、オランダ、フランス、ドイツと選挙が続き、
中東や南シナ海の 地政学リスクもあるので変動の激しい相場となるだろう。
何より一番のリスクはトランプが世界のリーダーであるアメリカ大統領になる事だろう。
今のトランプラリーと言われる相場は、トランプの大風呂敷への期待先行の、
昔グリーンスパーンが言った(根拠なき熱狂)と同じ状況だろう。
トランプ のアクセルとブレーキを同時に踏むような政策を本当に実現できるのか。
選挙中の発言はともかく、当選後の言動を見ても、本来なるべきでない人間が
何かの間違いでなってしまったという感じがより強くなった。
主要メディアとは接せず、Twitterで世界政治に関わる事を呟くというのも前代未聞だ。
その内容も一国のリーダーにあるまじき幼児性を感じるものだ。
1/20(日本時間21日)の就任演説はどんなものになるのだろう。
スピーチライターが書く名文も、彼の人間性までは隠せないだろう。
トランプの側近には、上席顧問となったスティーブン・バノンや、オバマ大統領夫妻への侮辱発言の
カール・パラディーノのような時代遅れの白人至上主義の差別主義者がいる。
(類は友を呼ぶ)という事なのだろう。
そんなトランプと世界は4年間付き合わないといけない。
共和党重鎮のポール・ライアンやジョン・マケインのトランプ捌きに期待したいが、人の意見を聞くだろうか。
どちらにしても、来年は今年以上に波乱の1年となるような気がする。
日経平均は前年比で5年連続上昇となったが、前場が150円安という場面があり、
後場になって下げ渋るという、日銀のETF(上場投資信託)買いが下支えする
今年の官製相場を表すような大納会の展開だった。
過去何年も同じ手帳に毎日の日経平均、保有銘柄の株価、評価額を記入してある。
それを売り買いの時に見返して、相場の流れを把握する為の参考にしている。
今年の1/4の大発会は日経平均19,033円からスタートしたが、中国経済の不安からの
上海市場の急落で、東京市場もそれを受けて582円安という波乱の幕開けとなった。
その後5日間も下げ続け日経平均は1,811円安となり、急落の発信源の上海市場は
売りが売りを呼んで下落が止まらなくなり、2度サーキットブレーカーが働くという、
昨年の夏のチャイナリスクの再現となった。
その後も1/29の日銀のマイナス金利導入、6/24には英国のEU離脱決定(Brexit)と予想外の事が起きる。
今年はベトナム旅行中の2/9に918円安という歴史的な下げを経験したが、
Brexitの6/24の1286円安という史上8位の下げも、ミャンマー旅行中だった。
7/8には保有銘柄評価額は1/4から32%の評価損となっていた。
東京株式市場は6割が外国人投資家で、その内のヘッジファンドなどの短期取引筋は
コンピュータプログラムによる高速取引なので、相場が一方向に流れると凄い勢いで株価が変動する。
1/29の日銀のマイナス金利導入発表後のマーケットボードはジェットコースターのようなスピードだった。
そんな軟調な相場も、保有銘柄は徐々に上げてきて、12月上旬には1銘柄を残し利益確定売りした。
(休むも相場)の格言に従って年内は休もうと思っていたが、年内の短期売買狙いの割安株を探し、
12/5に日本水産、12/6にヤフーを買い、日本水産は12%位上がった12/21に売却した。
ヤフーは7%上げ位なので年内売却はしなかった。
また新規上場で短期売買をしようと狙っていた自動運転のベンチャー企業ZMPは、
12/9の抽選、売出し価格決定前の前日に、個人情報漏れによる内部管理体制の見直し、
という異例の理由で上場延期になってしまった。
まぁ、これは抽選に当たる事が前提だったが、12/19の上場での短期売買を考えていた。
そんな波乱の相場だった今年のパフォーマンスは15%upで、昨年の20%upより悪かった。
現在、株式運用資金の8割がMRFに待機資金となって次の下げを待っている。
今は会社四季報を見ながら来年の投資銘柄を探しており、ハイテク電機主体の投資から、
為替の影響の少ない内需株も組み入れようかとも考えている。
さて来年の相場はどうなるか?
依然として潜在的なチャイナリスクはあり、オランダ、フランス、ドイツと選挙が続き、
中東や南シナ海の 地政学リスクもあるので変動の激しい相場となるだろう。
何より一番のリスクはトランプが世界のリーダーであるアメリカ大統領になる事だろう。
今のトランプラリーと言われる相場は、トランプの大風呂敷への期待先行の、
昔グリーンスパーンが言った(根拠なき熱狂)と同じ状況だろう。
トランプ のアクセルとブレーキを同時に踏むような政策を本当に実現できるのか。
選挙中の発言はともかく、当選後の言動を見ても、本来なるべきでない人間が
何かの間違いでなってしまったという感じがより強くなった。
主要メディアとは接せず、Twitterで世界政治に関わる事を呟くというのも前代未聞だ。
その内容も一国のリーダーにあるまじき幼児性を感じるものだ。
1/20(日本時間21日)の就任演説はどんなものになるのだろう。
スピーチライターが書く名文も、彼の人間性までは隠せないだろう。
トランプの側近には、上席顧問となったスティーブン・バノンや、オバマ大統領夫妻への侮辱発言の
カール・パラディーノのような時代遅れの白人至上主義の差別主義者がいる。
(類は友を呼ぶ)という事なのだろう。
そんなトランプと世界は4年間付き合わないといけない。
共和党重鎮のポール・ライアンやジョン・マケインのトランプ捌きに期待したいが、人の意見を聞くだろうか。
どちらにしても、来年は今年以上に波乱の1年となるような気がする。