一期一会

日々是好日な身辺雑記

木曽路旅行

2022年07月31日 | 旅行
28日(木) から2泊でカミさん、娘、義妹、姪と毎年恒例の夏の信州旅行に行ってきた。カミさんの先祖代々の墓参りを兼ねての旅行は40年近く続いているが、昨年は母親が入院したこともあり、私は不参加だった。昔は2台の車に三家族分乗しての旅行だったが、ここ数年はこの5人が常連メンバーとなっている。(女3人寄れば•••)と言うが、普段何かと会っている4人なので、いつものように笑いの絶えない賑やかで楽しい旅行だった。

今回の旅行は信州阿智村にある富士見台高原ヘブンスそのはらの全長2,500m、高低差600mのローブウェイに乗り、標高1,400mの地での満天の星空を見るナイトツアーと木曽路散策だった。同じ信州でも阿智村は岐阜県境で、小諸からはだいぶ遠いので、墓参りは別途行うことにした。

(妻籠宿)


(妻籠宿)

(ゑびや茶房) 



(妻籠宿)

今回はバスと現地でのレンタカーの利用にして、パスタ新宿6:55発の長野県飯田行きの高速バスで向かった。途中双葉サービスエリアで20分の休憩を挟み、11:10に飯田駅前に着いた。
いつもの関越道、上信越道のドライブと比べ、中央道は山間部を走るので、その景色を見たり(三国志)を読んだりして過ごせるので、バスでの移動は気楽なものだ。

夏休みに入り金沢、高山と廻ってきた娘と合流し、レンタカーを借り娘の運転で阿智村の昼神温泉に向かった。
初めて行く山あいの地にある昼神温泉は大型のホテルや旅館もあるが、日本一の星空と称する閑静な温泉地だった。その星空を見るナイトツアーを予約していたが、2夜連続で曇り空となった為キャンセルした。

その星空を撮る為に一眼レフカメラ、望遠レンズ、3脚まで持参した姪はガッカリ。諦めきれず旅館近くの星空が見えるスポットにカメラ持参で2夜通ったが見えなかった。
私は満天の星空は3000mの山小屋で何度も見ているし、3500円のツアー代も高いと思っていたが、そんな身も蓋もないことは言わなかった。

満天の星空と言えば、現役時代の50代の頃にカミさんとレンタカーでニュージーランドの南島を10日間で一周したことがあり、その時にマウントクックのハーミテージホテルでの夕食の後に見た星空が1番印象に残っている。街灯もない山道を星明かりを頼りに歩いて降りた。

(島崎藤村生家)

(馬籠宿)

(馬籠宿)

この旅のもう一つの目的である木曽路散策の妻籠宿、馬籠宿には姪の運転で2日目に行った。昼神温泉からは車で1時間、島崎藤村の(木曽路はすべて山の中)の通りのドライブで、普段山の自然に縁のない4人は、気持ち良いと感激の様子。

夏休みの最中だろうが、意外と観光客は少なくゆっくりと散策が出来た。コロナ禍もあり海外からの観光客がいないせいでもあるのだろう。妻籠宿の(ゑびや茶房)ではかき氷の抹茶ミルク金時を食べたが、甘いもので好きな粒あんと練乳に大満足だった。

妻籠と馬籠を比べると町並みが妻籠の方が長く、歴史がある感じである。
馬籠は島崎藤村の生誕の地で、その実家が藤村記念館となっている。島崎藤村は小諸や我が家が14、5年住んでいた川越にもゆかりのある作家だ。小諸には明治32年から6年間小諸義塾の教師をしながら執筆活動をして「千曲川スケッチ」「破戒」を書いている。

川越は藤村が56歳の時に再婚した静子夫人が川越生まれで、再婚後父親をモデルにした「夜明け前」の執筆を始め、市内の(割烹旅館 佐久間)に度々宿泊していた。
中学生の時に読んだ「破戒」を、息子の本棚にあったので何年か前に再読したが、さすがに文体は古いと感じた。
藤村記念館は展示室が3部屋あり、30分のDVDも見ながら1時間近く過ごした。




ホテル近くの広場で6:00から8:00まで朝市が開かれており、朝取りの野菜が超安値で売っていた。試食で勧められた生のトウモロコシは甘かった。それにしても我が一族の女性連は朝市が好きで2日連続で通い、道の駅も見つけると寄り、安い!安い!の連発だった。

(信州料理)

(鯉の甘露煮)

(鮎の塩焼き)


旅館の夕食には信州旅行で必ず食べる鯉の甘露煮と鮎の塩焼きが出たが、鯉の洗いはなかった。
毎年夏になるとカミさんの叔父さんの家を訪れ泊めて頂き、叔父や従兄弟達が千曲川で釣った鮎をご馳走になっていた。叔父さん家族には子供達も含め良くしてもらった。

(下栗の里からの南アルプス)

(下栗の里)


3日目は前日の姪に替わり娘が運転、標高1100mの下栗の里へ。狭い山道があり対向車への対応があるので、私が運転しようと思ったが娘に任せた。老いては子に従えだ。
狭い山道なので、心配性のカミさんからは(スピードを落として!)(側溝に気をつけて!)の声がとび、無事到着したら(疲れた)とひと言。
下栗の里は(にほんの里100選)に選ばれた、南アルプスから伸びる尾根に拓かれた絶景の地だ。
75分のビューポイントコースを散策した。

そんな木曽路散策を終え、19:00にバスタ新宿に戻ってきた。
今までの小諸や軽井沢を中心にした信州旅行と違い、山深い南信州の旅は4人にも楽しめたようだ。

「上海フリータクシー」

2022年07月27日 | 日記
先月丸善オアゾに行った時に読みたい本とメモしておいて図書館にリクエストした(上海フリータクシー)が先週在庫となり手元に届き、今週読み終えた。
丸善オアゾでは平積みになっていたが、新聞の広告や書評でも見たことがないので、ほとんど知られていないのか、私が予約1番でその後予約がないようだ。
何か申し訳ないような気もするが、市民税の有効活用という事で良いかとも。

著者フランク・ラングフィットは1997年から2002年まで新聞「ボルティモア・サン」の北京特派員、2011年から2016年までNPR上海特派員として、10年以上中国報道に携わってきた。
NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)は英国のBBC、日本のNHKに相当する米国の公共放送局だ。
副題が(野望と幻想を乗せて走る新中国の旅)とあり、話を聞かせてくれたら運賃は要りませんよ、という無料タクシーを企画し、普通の人びとが何を欲しがっているのか、自分たちのこと、自分たちの国、そして外の世界をどのように見ているかに迫ったノンフィクションである。
取材対象となった乗客は、工場労働者から、農夫、退職者、銀行家、弁護士、心理カウンセラーと多様なバックグラウンドの人達で、多くの人が自分たちの家に招き入れてくれ、希望と不安を教えてくれるという形でお返しをしてくれたと言う。

そんな大勢の乗客の中で、無料タクシーへの乗車がきっかけで、河北省への正月帰省に無料タクシーで長旅同行や、パリ、ロサンゼルス、シカゴなどで取材し、この本の主要登場人物となったのが下の写真の人たちで、体制批判的な話もあるのでいづれも仮名となっている。






この多様な人物達から語られる話は、毛沢東の大躍進政策で3600万人以上の飢餓死を出した事を書いた「墓碑ー中国六十年代大飢荒紀実」が発禁になった事や、大飢餓の全貌解明は共産党支配の正統性を危うくするという、中国における毛沢東は複雑な存在だという話など。

共産党役員幹部の娘で、ノーベル平和賞を受賞した人権擁護活動家・劉暁波の著作を読み影響を受けたというアシュリー。中国社会について批判的意見を持つ彼女は、MBAを取得する為にアメリカの大学に留学する。2008年のアメリカ大統領選挙の結果を北京大学生として見ていて、黒人大統領を選び、人種は気にしないのに驚いた。その8年後の留学中にヒラリー・クリントンの勝利を当然と考えていたら、トランプが大統領に就くのをみて(こんな事が起きるんだ)と驚く。

10年前のアシュリーはアメリカについてきわめて理想的なイメージを抱いていたが、トランプのパリ協定の離脱などをみて、アメリカの民衆主義の基本的前提に疑問を抱き始めた。
つまり教養を備えた市民が選挙で正しい選択をするという前提だ。
(人びとに権利を与える場合、愚かさに直面することも覚悟しておかなければなりません。だって大半の人は無知ですから)と彼女は言う。

トランプが大統領に選ばれたこと、そして実現しようとする政策に彼女のアメリカ観を変えつつあり、アメリカの民主主義についても疑い深くなる。(中国には戻らないけれど、アメリカではない別な場所に行くかも知れない、たぶんヨーロッパかどこか)と言う。

このアメリカへの想いは共感出来る部分がある。トランプというどうしようもない男を大統領に選び、2021年1月の議会襲撃事件を起こしても、まだ2024年の共和党大統領候補として依然トップの支持率があるというのが理解出来ない。何故リズ・チェイニーじゃないのだろうとも。
多発する銃撃事件にも銃購入規制法案も議会で成立出来ず、どうなっているんだこの国はとの想いだ。

NHK Eテレで放送のハーバード大学教授マイケル・サンデルの討論番組(白熱教室)をよく見るが、
民主主義というテーマで、ハーバード大学、東京大学、北京大学の学生による討論を見たが、中国の学生はアメリカ流の民主主義に疑問を呈し、自分の国の政治システムを肯定的に捉え、自信も持っている事が分かった。
経済的繁栄のお陰で天安門事件当時の学生とは国家に対する思いが違うのだ。

アメリカ人ジャーナリストの著書なので、習近平評価など政治的な話が多いような気もするが、農村から上海に出てきての生活の厳しさなど、多層的に書かれていて興味深い本だった。



松山旅行の帰りの機中から読み始めた吉川英治の「三国志」新装版5巻の4巻の途中から中断して、
「上海フリータクシー」を読んだ。20代の頃に読んだ「三国志」を再読しているのは、
ジョン・ウー監督の中国映画「レッドクリフ」を観たのと、現在日経夕刊で連載されている宮城谷晶光の「諸葛亮」が今ひとつピンとこないことから、昔ワクワクしながら読んだ吉川英治の「三国志」を再読している。
変わらず講談話のような展開であっさり読める。


早朝ウォーキング

2022年07月24日 | 日記
今朝は陽が昇る前にと5:30からウォーキングに出かけた。ジョギングやウォーキングのコースは幾つかあるが、今朝は緑の多い所で、八国山から多摩湖、湖畔西側を歩いて西武球場までのコースにした。
山と言っても狭山丘陵に広がるコナラ、クヌギ等の雑木林で、東西1.9kmにつらなる都県境の尾根道は幾本もの枝道があり、菖蒲園やトトロの森を巡るコースなどのバリエーションがあり、春夏秋冬その季節感を楽しめる。
今朝は蝉の鳴き声が聞かれ夏らしく気持ちの良い歩きだった。家を出て1時間ほどで着いた多摩湖は、いつもは見れる富士山が今日は雲で見えなかった。
(八国山緑地)



(西武園遊園地)

(裏側からの西武ドーム球場)

(山口観音)


多摩湖畔の堤防から西武園ゴルフ場や西武ドームを右手に見て30分ほど歩くと山口観音に着き参拝。今までは母親の健康長寿を一番に祈っていたが4月に亡くなったので、上海に単身赴任している息子の無事安全を祈っておいた。日本で渡航前にうったワクチンも1年になるし、シノパックのワクチンをうったという話も聞かない。
ロックダウンや大規模なPCR検査のニュースは聞くが、変異株に対するワクチン開発の話しや新興国へのワクチン外交の話も聞かない。まぁ、それでも中国独自の手法で抑えているということなのだろうか?





中国の医薬品開発と言えば、バイオ創薬ベンチャーGNIの中国子会社北京コンチネントの上場が中国証券監督管理委員会に承認されたという投稿が15日(金)夜にYAHOOファイナンスの掲示板にあった。
翌朝その投稿を確認したら掲示板は買い煽り、売り煽りで大賑わいだった。昨年上海市場への上場を断念し、今年2月に香港市場への上場申請していたものが中国当局から承認されたというものだ。
この投稿からか15日(金)夜のPTS(夜間時間外取引)市場でGNIの株はストップ高となった。
しかしGNIや北京コンチネントのホームページのIRニュースにもこの件は載っていなかった。
そこで中国当局の本件のページをコピーしGoogleの翻訳アプリにかけたのが上の写真だが、その文章の精度に驚いた。
中国当局の承認を受け、幾つかのプロセスを経て上場となるのだろうが、ここのIRは全くのPOORなので分からない。
最近出したIRも翌日に訂正するていたらくだ。

そして3連休明けの19日のGNIの株の終値は7.77%高の110円高で、スリーセブンという何とも縁起の良い上昇だった。上昇や利益確定売りなどで週末終値は前週末からの11.5%となった。
このGNIの売値は決めてあるので、昨年30%上昇でも売らなかった。
米国子会社のガン新薬や、中国における慢性B型肝炎による肝線維症の第3相臨床試験中などの材料があるので、日々の株価の動きに一喜一憂することなくその売値が来るまでホールドする。

(西武ドーム球場)


山口観音で参拝し西武球場駅に着いたら1時間50分になっていた。平日のジムでのヨガ、筋トレ以外に週一回の有酸素運動としてジョギングをと思っているが、この暑さでウォーキングにした。
11km1時間20分〜25分のジョギングと1時間50分のウォーキングでは、カロリー消費量はどちらが上なのだろう。
多分ジョギングの方が上なのだろうが、熱中症で倒れるより良いだろう。


囲碁大会

2022年07月21日 | 日記
昨日は囲碁サークルの大会があった。
8人のメンバーが参加し、10:00から昼食を挟んで16:00まで5回戦が行われた。
この囲碁サークルではコロナ禍前までは春と秋の年2回、秩父での一泊囲碁三昧旅行を行なってきた。ミニバスを一台貸し切り箱根まで観光を兼ねた旅行も行なってきた。
メンバーに長年の私鉄勤務で受勲された方がおり、その人の縁でバスやホテルを手配してもらった。それがコロナ禍で形を変え、段位者と級位者とに分かれ3か月毎の1日対局のこの大会となった。

通常は3ヶ月間のリーグ戦を行なっているが、それが緊急事態宣言の発令と併せて度々休止となっていた。検温、マスク着用、アクリル板の設置などをしているが、日本棋院の支部となっているので休止も止むを得ないのだろう。度々休止になっていたリーグ戦も4月〜6月はフルに開催され、結果は11勝12敗の負け越しとなったが、勝敗に関係なく週一回土曜日午後の対局を楽しみにしている。

そんな囲碁サークルもリタイアして始めた頃と比べると、高齢化で亡くなった人もおり、加えてコロナ禍で来なくなった人もいて、メンバーが少なくなった。
囲碁は置き碁というハンディーがあるので、上位者にでも勝てるチャンスはあるのだが、面白いのは置き碁がなく実力伯仲している相手との対局だ。
囲碁は定年退職後に知識ゼロから始めたので、未だに級位者である。一般的にはゼロから始めると段位者になるには10年かかると言うが、その対局して面白い級位者が大幅に減っている。
段位者は若い時からやっているので、囲碁への思い入れが違うのだろう。
級位者が減っていく中で私はヘタの横好きで、リーグ戦への参加率も高い。



囲碁といえば天才女性棋士仲邑菫(なかむらすみれ)2段13歳。
第7回扇興杯準決勝で藤沢里奈扇興杯を破り17日の決勝戦に進み、史上最年少初タイトルの期待が高まっていたが、惜しくも負けてしまった。現在の中学2年生の仲邑菫2段、叔母さんの話としてネットに載っていたのが、高校には進学しないだろうとの事。

3歳で囲碁を覚え9歳で韓国に囲碁短期留学し、2019年4月に10歳でプロ棋士になった。
1日10時間囲碁の勉強をすると言うので、プロ棋士として上り坂の時期を囲碁に集中するということなのだろう。将棋の藤井9段も高校を中退しているし、プロ棋士の世界は厳しいのだ。
彼女の1番印象的なのはその目力で、意志の強さを表しており勝負師の顔だ。
年内には初タイトルを獲得するだろうし、これから20年は第一線で活躍するだろう。

そんな天才棋士の後に私の囲碁の話をするのも恐縮だが、トップ写真は昨日の終局のものだ。
私が上手の白番で置き碁を置いてもらっての対局で、優勢に進めていたが終盤に大石を取られて負けてしまった。
写真左下を見てもらうと、取られた白石の多さが一目瞭然で、記念に写真を撮っておいた。
まぁ、仲邑菫2段の話と一緒になったが、囲碁関連話としてなので悪しからず。

「ベイビー・ブローカー」

2022年07月08日 | 日記
一昨日はカミさんと、是枝監督が韓国映画として撮った「べイビー・ブローカー」を観てきた。
主演に「パラサイト 半地下の家族」の名優ソン・ガンホを起用し、彼はカンヌ国際映画祭では最優秀男優賞を受賞した。日本では6月24日に公開されたばかりの評判作だ。

クリーニング店を営むサンヒョン(ソン・ドンホ)と、赤ちゃんポストがある施設で働く孤児院出身のドンスは、赤ちゃんポストに預けられた赤ん坊をこっそり連れ去り、子供の欲しい夫婦に高額で売るブローカーを裏家業にしている。
ある土砂降りの雨の夜、若い女性が赤ちゃんポストの施設の前に赤ちゃんを置き去るところから始まる。その様子を自動車内から監視しているのが女性刑事で、サンヒョンとドンスを人身売買の現行犯として捕まえようと追っている2人だ。

翌日思い直して戻ってきた母親のソヨンは赤ちゃんが施設に保護されていないことを知り、警察に通報しようとする。それを見たドンスは彼女を赤ちゃんの元に連れていき自分たちの裏稼業を明かす。ソヨンは呆れながらも、赤ちゃんの養父母は自分も確認したいと2人についていくことにする。そこから養父母探しに車で出発し、それを追っていき現行犯逮捕しようとする女性刑事二人。

その旅の途中でソヨンが起こした殺人事件や、サンヒョンの離婚した家族、ドンスの捨て子としての過去などが明らかになっていくというロードムービーになっている。

是枝作品は「海街Diary」「誰も知らない」「そして父になる」「万引家族」と観ているが、どの作品にも共通しているのが、血縁の有無に関わらない家族関係をテーマに描いていることだ。この「ベイビー・ブローカー」を見終わった後も正に是枝作品だと思った。捨て子とその売買という重いテーマだが、何故かほっこり感がある。下の予告編を見るとネタバレにならずこの映画の大筋が分かる。 

この映画を観に行ったのは是枝作品というより、アカデミー賞4部門を受賞した「パラサイト 半地下の家族」でのソン•ガンホの印象が強く、カミさんに勧められAmazon Primeで観た彼が主演の「弁護人」「タクシー運転手」が非常に良かったからだ。

どちらも1980年代の軍事政権下の韓国を描いた映画で、ソン•ガンホが弁護士とタクシー運転手という異なった役どころを好演していて、社会派映画にソン•ドンホの少しとぼけたようなキャラクターが加わり、味わい深かい映画になっている。

最近は「ワン•セカンド 永遠の24フレーム」、「さらば、我が愛/覇王別姫」と中国映画、そしてソン•ドンホの韓国映画と観ているが、日本映画の評判作というものは知らない。

ハリウッド映画は「トップガン」が大ヒットらしいがコロナ禍の中、出かけてまで観る気はしない。映画館の予告編で12月公開の「アバター」をやっていたが、あのCGを使った大がかりな映画は面白いのだろうか?

ヨーロッパの小作品が好みだが、今年後半そんな作品が観れるか、Bunkamuraからの案内メールをチェックしておこう。