一期一会

日々是好日な身辺雑記

今年最後の紅葉見物

2023年11月29日 | 日記

今日も3週続いての紅葉見物に名栗の鳥居観音へ行ってきた。先週の東郷公園と同じく雲一つない快晴だった。ジムの休館日を利用した紅葉見物も今年最後になるだろうと思い、近郊の見所を検討したが、高尾山は混み合うだろうと、穴場の鳥居観音にした。

ここは先々週の棒ノ折山登山口のさわらびの湯から2つ先のバス停から歩いて5分の所にある。白雲山の頂上にある観音像まで山道を歩いて40分ほどで着く。山道を山頂に向かって歩いて行くと紅葉の木々が見えてくるが、燃えるような紅い山という感じではなかった。やはり紅葉は京都だと思うが、コロナ禍が収まって今年の外人観光客での混雑ぶりを見ると、2020年、2022年と京都の静かな紅葉見物を出来たのは幸運だった。
 














そして今朝は3時に起きて残りNISA枠全部を使ってGYRE株を買付た。アメリカ市場が日本時間23:30から翌朝6:00が取引時間で、23:30まで起きてられないというわけでもないが、東京市場もそうだが、寄り付きが高く前場の終盤11:00頃から下げる傾向があり、それが丁度3時頃になるのだ。
それと現在のGYREの売買に関わっているのは日本人が主体だろうから、爆睡の時間帯で
値動きも少し落ち着くだろうと思った。
 
そして3時に起きてiPadを見たら前日終値20.9ドルから上げての24.5ドルになっていた。そして予想通り高値は26.5ドルだった。
早速、流動性が分からなかったので余裕を持って26ドルでの指値注文を出したら、即24.7ドルで約定した。今回の買い注文は残りNISA枠を使いきることだったので、目的は達せられた。
それにしてもGYREのような浮動株数が少ない米国株をNISAで買うのは色々面倒だ。為替振替、NISA割当は取引可能に反映されるのにある日数がかかる、指値か成行かは株価が変動する中で決めないといけない。
取引時間中に注文を出したのはいつ以来だろう。いつもは売るも買いも、指値と取引期間も幅を持って注文の設定をしている。
これで今年の買い注文はなく、年末株高が実現すれば売れそうなのが1銘柄だけだ。


そして今日の日経電子版に載ったのが2023年上期の全上場企業の売上高純利益率ランキングで昨日のブログで触れたチェンジが23位にランクされた。この記事が効いたのか今日のチェンジの終値は105円高(7.03%)となった。GNIもチェンジもあまり知られてないので、日経紙面で取り上げられるのは、それなりのインパクトがあるだろう。
 
GNIは今日も325円高(10.48%)と大幅上昇の連騰となり、出来高も半分くらいになったので、外資空売り機関も少しずつ空売り残高を減らしているのか?確かにメリルリンチ、ゴールドマンサックス、と残高を減らしているがJPモルガン証券は依然として多い。
これから個人も含めて売り方は減ってくるだろうか。
 
それにしても子会社GYREの上昇率の方が凄い。浮動株の少なさか、それともNASDAQ市場の強さか。
 
 

NEXT Company

2023年11月28日 | 日記
日経新聞には毎週月曜日にNEXT Companyと題した特集記事が掲載される。これは売上高300億円以下の中堅上場企業を対象に、成長期待のある企業を様々な切り口で取り上げる内容だ。売上300億円以下というと小型株の範疇になり、昨年4月の東証市場区分再編まではマザーズ市場に上場していた企業だろう。
小型株はこのNEXT Companyの記事を参考に、売上100億円クラスの企業にその成長率に着目して投資していた。Ubicom、アステリア、北の達人、じげん、総医研、MDVなどだが、それぞれ利益確定はしたが4,5年経って売上倍増となった企業はない。成長率はあるレベルにくるとM&Aや群を抜く製品力がないと頭打ちになる。
 
そんな企業も昨年の東証再編ではマザーズからプライムへの市場変更をした。そのプライム市場1569社のうち269社が上場基準未達だという。当初からプライムと言いながら大から小まで玉石混交だと思っていた。未達企業も2026年までの猶予があるが、ぬるいなぁと思う。こんな事で本当に海外からのマネーを呼びこめるのか。
 
(予想純利益増加額ランキング)

 
そんな期待値に届かなかった小型株の中で、売上を伸ばしてきたのがチェンジとGNIで、
どちらもNEXT Companyで取り上げられている。チェンジは2024年3月期の予想純利益の前期比増加額で1位となっている。
純利益予想額が72億円で増加額82%の33億円となっている。このリストの銘柄の中で注目しているのが保険組合の医療データ分析のJMDCで次の買い候補に挙げている。
前述のじげんも14位にランクされているが、一時の勢いはない。18位にはソリトンシステムズがランクされていたが、この会社も現役時代から知っていて、セキュリティ製品開発という事で、ずうっとウォッチしていたがこの5年間150億〜180億の売上げで200億円を超えられない。
 
そんなチェンジもなかなか株価上昇気流には乗れないが、ふるさと納税や地方自治体向けDX支援などが主事業なので下期偏重になってしまう。そこにつけ込まれて外資空売り機関の餌食になっている。個人の信用売買が多いことも狙われる一因だろう。特にJPモルガンの空売り残高が多い。因みにJPモルガンの給与は20代で2000万、30代で3000万の年収とか。危ない橋も渡るインセンティブ制なのだろう。
 
(売上高研究開発費比率ランキング)


そして昨日のNEXT Companyには3年平均の売上高に占める研究開発費の比率のランキングが載り、GNIが10位にランクされた。
GNIについてはこのブログで何度も触れたので省くが、このランキングで特徴的なのは、
同じ医薬品開発のラクオリア創薬とシンバイオ製薬が2位、3位にランクされているが、売上げの割に研究費負担が大きいとも言える。
創薬ベンチャーは製品として形になるまでが大変なのである。
 
GNIについては保有株数としては1番多く、今日現在で70%近い評価益になっているので、もう買い増すことはなく、F351の第3相治験終了までじっと待つだけだが、NASDAQ上場の子会社ジャイア•セラビューティクスの株を11/18にSNOWFRAKEを売り、11/21に買った。
元々北京コンチネントとNASDAQ上場のCBIOの統合話を聞いて、1月から4回に亘って買い増してきたが、10月末の統合そのものが中国当局の承認が得れるかに若干の心配もあったので、恐る恐るの買い増しだった。そして11/21の買いはSNOW FRAKEの売却分で今年のNISA枠を使うことも目的にしていた。
 
そこでNISA枠と課税口座に分けて注文設定したのだが、ここに落とし穴があってNISAの買いは1回約定すると、残りは課税口座での買いになるルールだったのだ。この辺は国内NISAと違うところだが、長くなるのでカット。要はNISAを目一杯使っての買い付けにはならず30%くらいで、残りは課税口座での買付けになってしまったという事だ。
 
その残った70%のNISA枠を使う為に、前回のブログで触れた24日に売った日本電子の売却益の中からNISA70%分を外国株取引口座に移し、円からドルへの振替、NISAへの割当などの手続きを済ませて今夜20時から注文設定が出来る。前回の落とし穴はGYREの浮動株の少なさ(GNIが85%保有)、成行で時間外取引を含めた注文、などが重なってNISA枠いっぱいでの買付けにならなかった。
 
取引時間が日本時間23:30から翌朝6:00までだが、いつもの様な注文設定はしないで明日3:30に起きて、株価状況を見ながら指値注文をしようと思っている。15:1の株式統合により0.5ドルの株価が11/1GYREとして7.5ドルのスタートだったが今日の終値が20.95ドルと3倍になっている。浮動株の少なさからNISA枠いっぱい買付られるかどうかは分からない。
残れば1日1回の約定ルールなので、また改めて翌日の注文になる。
 
因みに5750円で売り注文を出していた日本電子は24日の9:00に5790円で約定した。そのまま次の下げまで全額保有しようと思っていたが、利益の一部をNISA枠消化の為に廻したが、次の下げには来年から増額になる2人分のNISA枠を使って買い付けようと思っている。
 

「滅ぼす」/ ミシェル•ウエルベック

2023年11月26日 | 日記
図書館から借りたミシェル•ウエルベックの「滅ぼす」を昨日読み終えた。この作家は初めてだが、久しぶりに読み応えのある小説だった。

物語の舞台は次の大統領選挙の前年、2026年のフランスである。経済•財務大臣のプリュノ•ジュージュがギロチン断首されるフェイク動画がネット上に拡散され、それを調査するのがフランスの情報機関DGSI(国内治安総局)のバスチャン•ドゥトルモン、そこからこの物語が始まるので、彼が主人公のサイバーテロ集団が絡む政治ミステリーかと思ったがそんなことはなかった。
9月頃に日経書評を読み図書館にリクエストしたが、図書館の本なので帯がついてなく、カバーの折り畳みのあらすじや、登場人物紹介もないので、話の大筋を知らないままに読み進めてていく。

続いて登場するのが、大臣執務室のスタッフのポール•レゾンで、プリュノ•ジュージュの信頼が厚く腹心的立場だ。そしてこの物語は彼が主人公の政治ドラマであり、家族ドラマだった。昔DGSIに勤めていたポールの父エドゥアールが脳梗塞で倒れ、昏睡状態だという留守電が父のパートナーのマドレーヌから届き、リヨンの病院に駆けつける。
妹のセシルと行政士で失業中の夫エルヴェ、
弟オーレリアンとその妻でジャーナリストのインディーと、血の繋がらない息子も来る。
40代後半のポールは妻ブリューダンスとの間で微妙な問題を抱えている。

ポールを中心に大統領選挙に関わるプリュノ•ジュージュとの政治中枢の物語と、ポールと妻や家族が直面する試練が平行して描かれている。この二つの物語に関わる政治コンサルタントや医師、情報機関DGSIのメンバーなど全ての人物描写が深く描かれているのが特徴的で、語られる言葉も哲学的だ。内容は闘病と家族間の問題と、暗く重いものだが読み出したら止まらないという、正にページターナー小説だった。
紅葉見物の車中、ジムから戻り就寝までの時間と集中して読めた。上下巻を5日で読んだが、一般的なオススメ本かというと微妙で、読み出したら止まらないが、面白いという言葉のニュアンスとは違う。
終盤になると口内に出来た癌について、化学療法や放射線治療、外科手術などの治療法の選択、その闘病状況について60ページにわたり詳しく語られる重い話だ。

今夜就寝前から読み始めるのは、(このミステリーがすごい)大賞を受賞した「元彼の遺言状」だ。「滅ぼす」と比べ軽く読めそうな気がする。

東郷公園紅葉見物

2023年11月23日 | 日記
昨日は雲一つない快晴で、西武秩父線の吾野から歩いて25分の所にある秩父御嶽神社へ紅葉見物に行ってきた。ここは通称東郷神社とも言われ、東郷平八郎元帥の銅像が建立されており、そのホームページも(東郷公園 秩父御嶽神社)となっている。
先週水曜日の棒ノ折山登山が紅葉見物ということでは期待外れだったので、そのリベンジとも言うべきものだ。今回は秩父御嶽神社のホームページに紅葉見頃情報が載っており、5段階の4で八分となっているのを確認してから行った。

定年後も月、水と週2日同じ医療機関で働いているカミさんに、勤労感謝の日の紅葉見物の声をかけたが、二つ返事での同意がなかったので、即ジム休館日の昨日にした。
仕事以外の3つの勉強系サークル、ピアノ、カーブスと忙しいので、休みの日はノンビリしたいと言う。そんな事で我が家は食事、掃除は平等担当、洗濯は自分の物は自分でとなっている。









8時に家を出て飯能で西武秩父線に乗り換える。この線は東京とその近郊では珍しい対面ボックス式の座席で、高麗を過ぎると車輌両脇が山の山間部を走り、車窓からに下に高麗川の渓流風景が眺められるというのどかなものだ。吾野駅からは子の権現や顔振峠などの低山ハイキングコースがあり、リュック姿10人くらいのシニアが降り立った。

昨年は涸沢カール、京都と紅葉見物したので来なかったが、東郷公園にはこの時期になるとよく来ていて、その紅葉は京都の名所にも負けない見事なものだ。そして今年は猛暑続きで寒暖差のない気候から今一つだった。
紅葉の度合いは木によって違うが、燻んだような紅い葉だった。

当初は東郷公園の後は子の権現のハイキングコースを廻ろうと思っていたが、前夜に指値での売り設定していたが、朝のドル安円高の市況を見て、この日の相場が気になり昼には戻り、状況によっては後場に指値を訂正しようと思った。
この株は40%の評価益があり売り時を探っていたが、3年間のチャートを見ると毎年1月に大きく下げているのと、上げも下げもその値幅が大きいので、一旦利益確定し次の下げを待つスイングトレードをしようと思っている。結果的に9円高となり指値まで23円となったので訂正はしなかった。
この株は20日(月)に年初来高値を付けた、

何回か取り上げているGNIは60%の評価益になっているが、この株だけは外資空売り機関が下げ仕掛けをしてもF351の第三相治験結果が出るまでは持ち続ける。
過去に2回利益確定売りをしたが、その時と状況が大きく変わり、ファイナンス状況が良くなり、子会社Cullgenの上場予定と北京コンチネントが実質的にGYREと名を変えてのNASDAQ上場と上げ材料が続いている。
何より出来高が三菱UFJに次ぐ大商いになっている。

まぁ、それでも先のことが分からないのが相場だ。



シルクロード/ 仏の道をゆく

2023年11月19日 | 日記

安部龍太郎の紀行文「シルクロード/仏の道をゆく」を読み終えた。この本は2021年7月から今年の3月まで1年8ヶ月に亘って日経新聞朝刊に連載された「ふりさけ見れば」の主人公の遣唐使•阿倍仲麻呂に想いを馳せた旅と帯にあり、「ふりさけ見れば」の着想を得る為の西安から敦煌までの河西回廊の旅と、(西遊記)のモデルでもある玄奘三蔵の天竺(インド)への天山南路の敦煌、トルファン、カシュガルへの旅の2部構成になっている。

 
「ふりさけ見れば」を毎朝楽しみに読んでいたので、連載終了後にこの本を書店で目にし購入した。それが図書館予約本が続いたことから読み掛けになっていたのを、次の予約本「滅ぼす」と「イーロン•マスク」それぞれ上下巻が来る前にと今週読んでいた。
 
帯にあった(日本を花にたとえるなら、中国は根と幹であり、朝鮮半島は枝である。私のふるさとには、咲いた花を喜ぶならば、咲かせた根本の恩を知れという言葉があるが、日本の学校では日本史と世界史を分けて教えるので、我々は往々にして中国から受けた恩を忘れがちである)の通り、遣唐使の時代からの中国との交流の足跡を辿るのが第一部となっている。副題が(仏の道をゆく)という通り、仏教に関わるお寺や石窟など遺跡を巡る旅となっており、仏教が隆盛した当時が偲ばれる長安(西安)の大慈恩寺大雁塔や、敦煌の石窟•莫高窟に安置された多くの仏像や、唐の時代に経典の内容を分かりやすいように絵画化された変相図と呼ばれる壁画などが載っている。
 
敦煌からトルファン、カシュガルへの天山南路は新疆ウイグル自治区であり、河西回廊とはまた違った大自然の中の仏教遺跡や、旅行中の中国当局の検閲の厳しさなどが書かれている。ただこの本は紀行文とは言え、副題(仏の道をゆく)と、出版社が潮出版社ということもあり、仏教の深い知識がないので、あまりのめり込めなかったが、西安や敦煌には行ってみたいと思った。2010年10月にトルコ•ギリシャ一人旅を1ヶ月間したが、その翌年にでもシルクロードを旅しておけばよかった。
西安→敦煌→カシュガルへの一人旅は体力、時間、度胸が必要だと思った。
 


今月上旬にいつもの飲み友達2人と呑んだ時に上海旅行話の絡みで、中国旅行話になり、若い時からメーカー勤めの仕事で北京や天津に行っていたというSさんは、定年後に西安や成都へ旅行に行き、昔からカミさんが行きたいと言っていた九寨溝にも行ったという。
現在の政治体制から嫌中派が多い中で、中国が好きだと言う珍しい存在だ。
 
もう1人今週西安の話をしたのは、テニス仲間の女性で、30年くらい前に高校生時代の同級生グループと西安に行ったとのこと。同級生の中に中国考古学の教授がいて、その人の案内で廻ったらしい。当時の兵馬俑はあんな整然と並んでなく、倒れていたとのこと。
そして亡くなったご両親は中国の歴史が好きで、敦煌や西安へも旅行したとのこと。そんな古都長安(西安)はどうなっているのだろう。古い町が壊され高層マンションに建て替えられているのだろうか。古都長安の名残りがあるのだろうか。そんな興味と5月のパリ•プロヴァンス旅行の次の旅行先に九寨溝と雲南省を検討してみようと図書館から(地球の歩き方)を借りてきた。今回の上海旅行で言葉の壁と事前予約という移動手段に、個人旅行の壁は高いと感じたが、何とかなるだろうという気もしている。事前予約ビザ申請も20日から無くなり、当日申請でOKとなる。
 
5月のパリ•プロヴァンス旅行についても、(地球の歩き方)パリと南仏の2冊を借りて大体のスケジュールを組んだ。オススメ度三ツ星を廻るだけで実質8日半が埋まってしまう。我々の旅行はノンビリ滞在型ではなく、何でも見てやろう型なので効率よく廻らないといけない。セーヌ川を挟んで右岸と左岸を地域別に見所をリストアップした。空港から市内へのアクセスは、夜到着するので、オペラ座へのバス利用が便利なので、その近くにホテルを取ろうと、部屋の広さや口コミを確認して数軒リストアップした。まぁ旅行前にこんなプランを立てるのも楽しみの一つだ。